こんな事はありませんか
夜中天井裏から響く、激しく走り回っている何かの足音。ギシギシ軋む音。天井に奇妙なシミが浮かんで、なんだか変なニオイまでしてくる。もしかして、この家に何かいる?!
ただし、これは怪談話ではありません。その音やニオイの正体は、幽霊ではなく、れっきとした動物なんです!
近年、野生化してしまった外来種が屋根裏に住み着き、家屋や住民に被害を広げるケースが後を絶ちません。
屋根裏に住み着いてしまうのは、ねずみに限りません。大きいものはアライグマから小さいものはコウモリやリスまで、こんなのが一体どうやって家に住み着いたんだと驚く動物もいます。
共通して言えるのは、そのまま放っておけば家も住んでいる人も、深刻なダメージを受けてしまうということです。
一体何が住み着いたのか調べるポイントから、どういう動物が住み着くのか。天井裏の害獣の正体と被害の実例をご紹介すると共に、効果的な駆除方法などを探っていきましょう。
害獣を駆除するだけでなく、家の構造を見直し、少し手を加えるだけでも、第二第三の被害は防げます。天井裏から聞こえる足音に不安を感じないですむよう、安心を取り戻しましょう!
ひょっとしたらこんな事に・・・
臭い、騒音、配線切断 こんなときには
屋根裏に動物が住み着いて起きる最も大きな被害は、この3つです。
害獣が屋根裏に撒き散らす糞尿の臭いは体調を崩すほど激しく、対処が遅れたせいで駆除したあとも残ってしまい、結局建て替えを余儀なくされた例もあります。
ペットを飼っていないのに動物の排泄物の臭いがした時は、すでに屋根裏に巣を作られています。
天井にシミができていないかを確認し、すぐに駆除会社と工務店に連絡しましょう。シミが大きく広がるほど被害が進んでいると、駆除と清掃のあとに糞害のあった天井部分や断熱材など、補修が必要な場合があります。
臭いがしたと思ったら、気のせいと思わず、業者に確認してもらいましょう。
また、騒音は家鳴りとは全く違います。屋根裏から動物の足音する場合は、臭い同様にすぐに業者を呼んで確認し、対処しないと、瞬く間に騒音以外の被害が広がってしまいます。
そして、一番深刻な被害をもたらすのが、配線の切断です。ネズミなどに齧られて屋根裏や壁の中の配線が切れ、そこから漏電して引火し火災につながるケースが少なくありません。またインターネットケーブルを噛み切られたり、ガスの配管を食い破られて爆発事故になったケースもあります。
天井裏から足音がしているとき、突然電気がつかなくなってしまったら、ブレーカーを落としてすみやかに最寄りの電気工事店に相談した方が良いでしょう。
防鼠ケーブルなど、ネズミに齧られにくいケーブルもありますので、害獣に気付いたら切られる前に対処しておきたいものです。
こんな動物が多いです。
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イタチ
主として夜行性であるが、昼間も活動する。主食はネズミ、カエル、昆虫などで、小鳥や魚も捕食する。また、果実などの植物も食べる。繁殖期以外は単独で生活し、昼間は穴、樹洞などにいることが多い。水泳も木登りも巧みで、餌(えさ)の多い地域ならかなりの山地から海岸までどこでも生活し、人家にも侵入する。都市でもしばしば姿をみかける。春から夏にかけて交尾し、約37日の妊娠期間で、1~7子を産む。子は晩秋には成長して親から離れる。肛門(こうもん)付近に1対の肛門腺(せん)があり、危険時に悪臭を発する分泌物を出す。これが「イタチの最後っ屁(ぺ)」であるが、この分泌物は性的にも意義があるとされる。また、移動するときに、急に立ち止まって周囲を見回すことがある。この動作が、イタチは人を見るときに目の上に手をさしかざすという俗信を生み、疑わしげに人を見ることを「イタチの目陰(まかげ)」というようになった。さらにイタチは同じ通路を二度と使わないといわれ、一度しかこないことを「イタチの道」といい、「イタチの道切り」といって、往来、交際や音信の絶えることを忌む風習もあるが、実際には同じ通路を何度も利用する。
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ネズミ
最も身近な害獣で、同時に大きさによらず家に大きな被害をもたらす動物でもあります。屋根裏を走り回る軽い足音は、ハクビシンではなくネズミである可能性があります。天井裏の他、冷蔵庫やタンスの裏などにも住み着き、断熱材を破壊して巣を作る他、餌を貯めこんで腐敗させたり、配線やブレーカーを齧って被害を出します。非常に運動能力が高く繁殖力が強いため、対策が遅れると大量に繁殖してしまいます。
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ハクビシン
体長約60cm前後の、ジャコウネコ科の外来種です。夜中に屋根裏を走り回る眠れないほどうるさい足音の正体は、大概このハクビシンです。民家に住み着く害獣といえば真っ先にあがるハクビシンの被害は、特定の場所に繰り返し排泄される糞尿によって天井が腐り落ちるほか、ダニやノミ、カビの繁殖、そして病原菌の持ち込みです。
木登りが非常に上手く、雨樋などを伝って容易に進入し、建物内部の断熱材を巣材にするために破壊します。
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コウモリ
民家の屋根裏に集団で進入して騒音を立てるほか、糞をまき散らして害を与えます。群れの数が多いため、一度住み着かれてしまうと駆除が難しく、また空飛ぶドブネズミと言われるほど不衛生な動物でもあるため、ダニの他さまざまな病原菌を持ち込むことが懸念されます。
害獣はとても危険!近寄らずに駆除専門業者にすぐ相談しましょう。
ハクビシン・イタチといった害獣はた目とは裏腹にとても凶暴で危険です。発見しても近づかないようにしましょう。これらの種類の生き物はみな鋭い牙や爪を持っており、繁殖期や警戒時には攻撃的で近づくものに咬みついたり引っかいたりしてきます。引っかかれたりしてできた傷から害獣が持つ菌が入り感染症も起こす可能性もありますし、咬みつかれた場合狂犬病を発症してしまう可能性もあるのです。 また、これらの害獣にはノミやダニが寄生しているので近寄るべきではありません。小さなお子さんがいるご家庭や食品などを扱う倉庫や工場などでの被害が多発しており、かわいそうだからと放っておいた結果被害が大きくなってしまったという例が多くあります。
これらの害獣は一度ねぐらと決めた場所には定住してしまい、対策をしない限り出ていくことはありません。そのねぐらで繁殖を繰り返し、糞も同じ場所にする修正があるためどんどん糞の被害が広がり匂いや菌などの被害がひどくなります。 一見かわいらしく見える生き物でも実は恐ろしい害を持っているハクビシン・アライグマ・イタチといった害獣は気配を感じたらすぐに害獣駆除の専門業者に相談することをお勧めします。
対策について
実は動物を取り巻く法律は、簡単に挙げるだけでも鳥獣保護法、狩猟法、動物愛護法、外来動物法など、他にもたくさんの法律や条例があり、害があるからといって許可なく勝手に自分で駆除することはできないのです。自分の家なのに害獣を追い払えないのは理不尽ですが、動物愛護の観点から厳しく規制されているため、許可から駆除までをすべてこなしてくれる専門の駆除業者がいるほどです。
例えば屋根裏に住み着く害獣でも、最も大きな以外をもたらすハクビシンも、駆除してはいけない害獣なんです。というのも、ハクビシンは外来種ですが、一体いつ日本に移入したのか確定できないため、特定外来生物指定を受けていないので、駆除対象になっていないのです。
そのため駆除するにはまず、実害があることを理由にした、鳥獣保護法に基づく許可が必要になってしまうのです。
ハクビシン以外にも鳥獣保護法は有効で、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ以外は駆除をする前に実際に被害があることを確かめ、許可を得なければいけません。
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モニタリング
まずは、モニタカメラを配置し、動物の種類、進入箇所、時間帯などの詳しい活動状況を調査致します。
センサーを用いて動きのある時のみ撮影をして・・・・
画像を見ながら客様と一緒に対策を検討できます。