雨樋は何のためにあるのでしょうか？
降った雨を一箇所に集めて流しているだけのように見える雨樋ですが、実は家を守るとても重要な役割を果たしています。
１．地面に穴を開けるのを防ぐ
雨樋がなければ、同じ場所にばかり雨が落ち、やがてはそこに大きな穴を掘ってしまいます。そのような穴があちこちにできてしまうのを防いでいます。
２．建物の外壁を守る
雨樋が大量の雨水を誘導することで、雨水が外壁に当たったり染みたりするのを軽減しています。雨水が同じ場所に繰り返し当たると外壁が痛むし、木は雨水を染みこみます。雨樋は木にしみこむ水の量も軽減しているわけです。
３．家の基礎周りを不安定にする
雨樋で特定の場所に水を流さなければ、自然に水が流れる道を作ってしまい、ついには基礎の周りに水が流れだし、基礎を弱くしてしまいます。基礎は家を支える最も重要な部分。安心して長く暮らせる家を守るためにも雨樋はとても大切です。
雨樋のメンテナンス
雨樋は、落ち葉や風で飛ばされてきたごみが溜まりやすい場所です。定期的に雨樋のつまりがないかをチェックするようにしましょう。雨の日に雨樋の途中部分から水がこぼれていると要注意です。雨樋がゆがんでしまう前につまりを確認しごみを取り除いてあげましょう。
