2024年8月19日(月)
とっても長い夏季休業をさせていだきました。
というのも弊社は8月10日(土)~18日(日)まで9連休!!
本日は、お久しぶりの出社でした。
朝礼で皆さん少しだけ、まだ休み明けで本調子でない方も見受けられます。
少しずつ調子をあげて、早く本来の動きに戻れるよう体調管理に気を付けて頑張りましょう!
さて、私ごとですが、8月8日(木)のブログで体調不良とコロナに対してもセルフジャッジ で『大丈夫だろう!』と勝手に決めつけていました。
その日の夕方、どうにも体がだるく病院で受診したところ、熱はないのですが、病院の先生から
『念のためにコロナを疑って検査をした方がよい』
との事で、私としては、
『大丈夫!ただの風邪だから・・・でも念の為、検査だけはしてみようかな』
程度の軽い気持ちで検査をしました。
約15分後、検査の結果が出ました
『陽性!!!』
との事で一瞬、気が遠くなりましたが、気を取り直し、先生の説明を聞く事に。
最近のコロナはあまり熱や倦怠感などの症状がひどくなく、皆、コロナの疑いをもたないとの事。
そんな事だから皆、外出し、知らないうちに、感染者を増加させているらしい。
皆様方、少しでも体調不良を感じるようであれば、なるべく早めに検査を受ける事をお勧めします。
それはさておき、8月8日(木)の17:00前頃に通院中に院内で、緊急地震速報が発動!
私は安佐南区にいたのですが、少しだけ揺れました。
後に『南海トラフ地震臨時情報』が発表され、緊張が走りました。
翌週の15日(木)には呼びかけが一旦、終了されましたが、
これは『もう大丈夫!』と判断できる発表ではございません。
引き続き、普段からの地震への備えを進めておきましょう。 という事で、今日は、私たちの暮らしにとって非常に重要な「耐震診断」についてお話しします。
そして、特に心配されている南海トラフ地震に備えるために、どのように耐震診断が役立つのかも見ていきましょう。
耐震診断とは?
耐震診断は、建物が地震に対してどれだけ強いかを評価するための検査です。
地震の多い日本では、自宅や職場が地震に耐えられるかどうかを確認することが非常に重要です。
耐震診断では、建物の構造、材質、築年数、地盤の状況などを専門家が詳細にチェックし、必要な耐震補強の提案を行います。
なぜ耐震診断が必要なのか?
地震はいつどこで発生するかわかりません。
特に日本は地震大国として知られており、過去には多くの大地震が発生しています。
建物が地震に耐えられない場合、大きな被害を受けるリスクがあります。
耐震診断を受けることで、地震発生時の被害を最小限に抑えるための具体的な対策を講じることができます。
南海トラフ地震に備える
南海トラフ地震は、将来的に発生が予測されている大規模な地震です。
南海トラフ地震は、東海地方から九州地方にかけての広い範囲に影響を及ぼす可能性があり、多くの専門家が警戒しています。
このような大規模地震に対して、耐震診断とその結果に基づく耐震補強は、私たちの命と財産を守るための最も効果的な手段です。
今年のお正月に発生した能登半島地震以降、耐震診断の相談が非常に増加しています。
弊社では、一般診断法と動的耐震診断法の2通りの耐震診断を組み合わせ、お客様に分かり易い報告ができるよう努めております。
一般診断法とは?
一般診断法は、耐震診断の中でも最も基本的な方法で、主に簡易的な評価を行うことが目的です。この診断法は、特に耐震基準が改正された1981年以前に建てられた建物を対象としています。建物の全体的な構造や強度、老朽化の状況を専門家が評価し、大きな問題がないかを確認します。
一般診断法の流れ
・事前調査: まず、建物の設計図や過去の改修履歴などの資料を収集し、建物の基本的な情報を確認します。
・現地調査: 次に、専門家が実際に建物を訪れ、外観や内部、特に耐力壁や基礎部分などを目視で調査します。現地調査では、建物の老朽化の程度やひび割れ、傾きなどの有無もチェックします。
・耐震評価: 現地調査の結果をもとに、建物の耐震性能を評価します。この評価は、建物がどの程度の地震に耐えられるかを判断するためのもので、具体的な数値として表されることが多いです。
・報告書作成: 診断結果は報告書にまとめられ、建物の耐震性能や補強の必要性について詳細に記載されます。この報告書は、今後の耐震補強計画の基礎となります。
動的耐震診断法とは?
動的耐震診断法は、建物が実際に地震の揺れにどう反応するかをシミュレーションすることで、耐震性能を評価する方法です。この診断法は、建物に起震装置を据え、人工的に振動を与え、その応答を計測することで、構造の強度や揺れ方、ダメージの発生状況などを詳しく解析します。
動的耐震診断法の特徴
動的耐震診断法は、建物の耐震性能をより正確に把握するための高度な手法です。以下に、その特徴をいくつか挙げてみます。
・実際の振動を再現: この診断法では、地震波を模倣した人工的な振動を建物に与えます。これにより、建物が実際に地震に直面したときにどのように揺れ、どの部分が弱点となるのかをリアルタイムで把握できます。
・精密なデータ収集: 振動に対する建物の応答を高精度のセンサーで計測し、得られたデータをもとに詳細な解析が行われます。このデータには、揺れの強度、周期、振動モードなどが含まれます。
・多様なシミュレーション: 動的耐震診断法では、さまざまな規模やタイプの地震をシミュレーションすることが可能です。これにより、建物がどのような地震に対して特に脆弱であるかを特定できます。
動的耐震診断法の流れ
動的耐震診断法は、以下のようなプロセスで実施されます。
・事前準備: まず、建物の詳細な設計情報や過去の調査データを収集し、診断の基礎資料とします。
・センサーの設置: 建物の要所にセンサーを設置し、振動に対する応答をリアルタイムで測定できるように準備します。
・振動試験: 建物に人工的な振動を与え、その応答を測定します。振動のパターンや強度は、シミュレーションする地震に応じて調整されます。
・データ解析: 得られたデータを解析し、建物の耐震性能を評価します。解析結果は、建物の揺れ方、応力の集中部分、潜在的な損傷箇所などを明らかにします。
・報告書作成: 診断結果を報告書としてまとめ、必要な補強や対策について提案します。
まとめ
耐震診断は、私たちの安全を守るための重要なステップです。特に南海トラフ地震のような大規模地震に備えるためには、今すぐにでも耐震診断を受けておくことが賢明です。皆さんのお住まいが地震に強いかどうか、一度しっかりと確認してみてはいかがでしょうか?
それでは、また次回のブログでお会いしましょう。 安全で安心な生活をお祈りしています!