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コンクリートとは

さて、本日はコンクリートについてお話しをさせて頂きます。皆さんコンクリートというと知らない方はおられないと思いますが、コンクリートって何なのと聞かれると答えられる方は少ないかもしれません。

コンクリートとは、粗骨材(砂利)、細骨材(砂)、セメント、水、空気(一部には混和剤)で構成されているものです。因みにここから粗骨材を抜くとモルタルに。粗骨材と細骨材を抜くとセメントペーストになります。

またコンクリートには鉄筋コンクリート、鉄骨鉄筋コンクリート、無筋コンクリートが主にあります。名前の通り鉄筋コンクリートには鉄筋が、鉄骨鉄筋コンクリートには鉄骨と鉄筋がコンクリートに入っていますが、無筋コンクリートには何も入っていません。

では、一般的に多い鉄筋コンクリートには何故コンクリートに鉄筋を入れるのでしょうか。それは、主にコンクリートと鉄筋の材料強度特性の為です。コンクリートは圧縮強度が高いですが、引張強度はその1/10程度と言われています。これに対して、鉄筋は引張強度が高く圧縮させようとするとすぐに座屈してしまいます(下敷きを両側から押すと面外へ飛び出すイメージです)。

その他互いの線膨張係数が同じ等々、理想的な相性の材料同士で昔は半永久的な構造物とまで言われていましたが、今はそうではありません。鉄筋のかぶり深さ(鉄筋の表面からコンクリート表面までの距離)が確保されずに施工された為、鉄筋の腐食によりコンクリートが剥落したりもします。

弊社では、建築士やコンクリート診断士等の有資格者が鉄筋探査器を用いてそのかぶり深さや鉄筋の間隔を計測したりする事で、図面通りの施工がされているかも確認します。一戸建てであればその基礎を、共同住宅であればその躯体面を調査します。新築や中古物件購入時に不安を払拭したい時等、宜しければご相談からでご連絡お待ちしております。

営業部 不動産係 伊東