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Monthly Archives: 3月 2022

レベル測定実施

前回は鉄筋探査を実施した時の鉄筋の有無等の確認についてお話しをさせて頂きましたが、今回は広島での住宅検査の一つになりますレベル測定についてお話します。 今回は住宅の購入者様から「床等の傾きを測定して欲しい」とご依頼を頂き、レーザーレベルで測定した写真がこちらです。今回の建物では一部に傾きが確認されました


ここで、少し難しいかもしれませんが平成29年国土交通省告示第82号で既存住宅状況調査方法というのがあります。その中には6/1,000以上の傾斜があった場合にはその建物の劣化事象として報告する事となっています。この6/1,000とは1,000㎜の水平方向距離で6㎜の垂直方向距離があるという事になります。

弊社では、デジタル傾斜計とレーザーレベルを状況に応じて使い分けながら測定等の検査を実施しますが、各種条件等によりすべての傾きが分かるという訳ではありません。ですがある程度は分かる為、一つの安心材料にはなるでしょう。

弊社では、通常の検査に該当する建物状況調査だけでなく様々な検査にも対応しています。何か不安に思われる事がありましたらお気軽にお電話等お待ちしております。

営業部 不動産係 伊東

シロアリが!3

さて、今回は中古住宅の検査へ行った時にシロアリがいる痕跡発見についてお話しをさせて頂きます。画像は、庭に放置されていた木材をシロアリが食べた跡の可能性が高い為写真に撮ってきたものです。

 

皆様の中でシロアリを見られた方は少ないと思います。その為、そもそもシロアリなんているの?いてもレアな生き物じゃないの?とお考えの方も多いと思います。でも、私たち検査員や床下調査員が現場に行くと実は結構見かける事があります。

シロアリってしっけた柔らかい木材と暗くて静かなところが大好き。なので、念願のマイホームにシロアリがいて柱や土台がたべられていたら大変です。よって新築住宅では防蟻(シロアリ対策)工事も念入りに施工されています。

でも防蟻工事に使われる薬剤の効果は永久ではなく、一般的には5年でその効果が薄れてくると言われている商品が多い為、そのタイミングで防蟻工事の再施工をされる事をおすすめします。

弊社では新築以外に中古住宅の防蟻工事も実施します。大切なマイホームの購入前に一度ご相談下さい。シロアリがいないか確認する床下調査と建物状況調査(ホームインスペクション)を同時に実施する事で、安心して住む事が出来ると思います。

 

営業部 不動産係 伊東

住宅だけが検査の対象ではないのです2

おかげさまで検査業務も忙しいなか、定期的にブログを更新しております!さて、今回は検査の対象についてお話しをさせて頂きます。皆さん住宅の検査と聞くと建物だけがその対象と思われるかもしれませんが、それだけではありません。その建物の周辺状況を見ながら、建物検査時確認する着眼点は変わってきます。また、それにより検査の対象も変わったりしてきます。

先日、築年数のある程度経った住宅の検査に行った時の事です。いつも通り外部廻りの検査から始めていました。その時には道路を歩いたりもしますので、通行車両等にも注意しながら検査を実施します。

その時いきなり目に飛び込んできたのは、道路側にはねだした床版に発生しているコンクリートの浮き。「え?何このコンクリートの浮き!少し触るだけで落ちそう・・・」

別の角度から確認すると何カ所か同じ状態にある所が確認されました。

何かが衝突したわけでもなく、恐らくコンクリートの中性化による鉄筋の錆びで表面のコンクリートが押し出されている影響かなと想像しましたが、現状では何時落ちてきてもおかしくない状況の為危険と判断し検査報告の対象に入れました。

弊社では、経験豊かな建築士やコンクリート診断士等の有資格者が検査を実施します。一般のエンドユーザー様に限らず、デベロッパー様やゼネコン様にも各種ご相談や作業のご依頼を頂いております。第三者検査機関として公平な立場から検査を実施しますので、何かお困りの時はご連絡お待ちしております。

 

営業部 営業2課東

鉄筋探査実施

前回は赤外線調査を実施した時の外壁の浮き等有無の確認についてお話しをさせて頂きましたが、今回は広島での住宅検査の一つになります鉄筋探査についてお話します。

今回も住宅の所有者様から「建物調査を実施して欲しい」とご依頼を頂き、建物状況調査と併せて鉄筋探査で撮影した写真がこちらです。

 

今回の建物ではコンクリート基礎に所定の間隔で鉄筋が入っている事が確認されました。

ここで、少し難しいかもしれませんが鉄筋探査器による鉄筋の位置等を検出する原理についてお話します。鉄筋探査器は、電磁波を使って鉄筋の位置や機械から鉄筋までの距離を機械に表示します。電磁波レーダー法と電磁誘導法の2種類がありますが、主流は電磁波レーダー法という印象があります。

これにより鉄筋の有無やその位置を判断しますが、各種外部条件等によりすべての鉄筋が分かるという訳ではありません。ですがある程度は分かる為、一つの安心材料にはなるでしょう。

弊社では、通常の検査に該当する建物状況調査だけでなく様々な検査にも対応しています。何か不安に思われる事がありましたらお気軽にお電話等お待ちしております。

 

営業部 不動産係 伊東