住宅の快適性を左右する要素は数多くありますが、中でも「窓」は住環境の質に直結する重要なポイントです。
夏は熱気が、冬は冷気が入りやすく、結露や騒音の原因にもなりやすい窓は、リフォームで改善する価値が非常に高い箇所の一つです。
今回は、実際に当社が対応した内窓の設置 工事の事例をもとに、補助金の活用方法や施工後の効果について詳しくご紹介いたします。
【相談内容】
リビング窓 の ガラス破損 がきっかけ
広島市にお住まいの方から「リビングの窓ガラスにヒビが入ってしまった」とのお問い合わせをいただきました。
拝見すると、外的な衝撃によるものではなく、長年の温度差や経年劣化によるものと思われる状態でした。
これを機に、「せっかく交換するなら、断熱や防音にも配慮した工事にしたい」というご要望を受け、内窓設置のご提案を行いました。
内窓は、既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付けることで二重構造となり、断熱性・気密性・防音性の大幅な向上が期待できます。
【ご提案内容】
内窓の設置 +補助金制度の活用
ご提案にあたっては、以下の点をお客様に丁寧にご説明しました。
- 断熱効果:室内の熱が外に逃げにくくなり、冷暖房の効率が向上。光熱費の削減にもつながります。
- 防音効果:外部の騒音(車の通行音・電車・公園の遊び声など)を軽減。静かな住環境を実現。
- 結露軽減:外気との接触が減るため、ガラス表面の結露が発生しにくくなります。
- 防犯性の向上:二重の施錠構造となるため、防犯面でもプラス効果。
さらに、国が実施する 断熱改修 に対する補助金制度(例: こどもエコすまい支援事業 や 先進的窓リノベ事業 )を活用することで、設置費用の最大50%相当が補助される旨をご案内しました。
お客様は「 補助金 が出るなら、ぜひ前向きに考えたい」とのことで、申請から施工まで当社にて一括サポートする形で内窓設置が決定しました。
【施工内容】
リビングと寝室の内窓を設置
対象となったのはリビングの掃き出し窓と、寝室の引き違い窓の2か所。
既存の窓枠を活かしながら、YKK AP 製の樹脂製内窓「 プラマードU 」を設置しました。
施工は1日で完了。
内窓は室内側から取り付けるため、大掛かりな工事は不要で、騒音や埃の発生も最小限。居住中でもストレスなく進行できます。


【補助金申請の流れ】
お客様のケースでは、
「 先進的窓リノベ事業 」の制度を利用しました。補助金申請 の主な流れは以下のとおりです。
- 補助対象 となる 内窓 の仕様・サイズ確認
- 登録事業者(当社)による事前申請
- 工事完了後に必要書類を揃えて本申請
- 審査通過後、お客様の口座に補助金が直接振込
当社ではこれらの手続きをすべて代行し、お客様には最小限の手間で補助金を活用いただける体制を整えております。
【施工後のご感想】
外の音が気にならなくなった!
施工から1週間後、お客様よりご感想をいただきました。
「以前は公園の子どもの声や近くを走る電車の音がかなり響いていたのですが、今はほとんど気になりません。
エアコンの効きも良くなり、設定温度を下げても快適です。もっと早くやれば良かったです。」
内窓の効果は、数字よりも体感に直結します。
特に防音効果に関しては、想像以上に違いが出るため、多くのお客様から高評価をいただいています。
【費用対効果】
実質的な負担は半額以下
今回の工事費用は、リビングと寝室あわせておよそ30万円。補助金として約15万円が交付され、実質負担額は15万円弱となりました。
今後の冷暖房費の削減や、住環境の向上による快適性の変化を考えると、非常に高いコストパフォーマンスです。
内窓の設置 は
「今がチャンス」
昨今、エネルギー価格の高騰や地球温暖化対策の一環として、国も住宅の省エネ化に力を入れています。
そのため、断熱性能を高める改修工事に対する補助金は年々充実してきています。
内窓は以下のような方に特におすすめです。
- 窓からの冷気・暑さに悩まされている
- 結露がひどく、カビや湿気が気になる
- 外の騒音で眠れない、集中できない
- 冷暖房費を少しでも節約したい
- 防犯性を高めたい
- 古い住宅でリフォームを検討している
広島住宅検査 では、現地調査・お見積もり・補助金申請代行まですべて対応しております。窓リフォームをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。