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Yearly Archives: 2025

床下に広がる カビ の恐怖…これが現実です

住宅の床下に発生する カビ 、見たことありますか?

湿気がこもりやすい床下空間は、条件が揃えばカビが一気に繁殖します。

今回は、実際の現場で撮影した衝撃的なカビの写真をご紹介します。

※この先に不快に感じる可能性がある写真があります。

気分が悪くなる可能性もありますので、自己責任でご覧ください。

衝撃の写真を見る

床下に カビ が生える原因とは?

  • 換気不足による湿気のこもり
  • 断熱不良による結露
  • 雨漏りや配管からの水漏れ

カビ の放置がもたらす影響

  • 構造木材の腐朽(家の耐久性低下)
  • シロアリを呼び寄せるリスク
  • アレルギーや健康被害の懸念

早めの対策が重要です

もし床下のカビが気になったら、専門業者による点検をおすすめします。

弊社では床下の無料点検を実施中。気になる方はぜひお気軽にご相談ください。

【におい・音・湿気】そのサイン、雨漏りかも?見逃さないためのチェックポイント

雨の日、「あれ、変な音…?」「ちょっとカビ臭い?」

その違和感、雨漏りの初期サインかもしれません。

目に見えるシミや天井の剥がれが起こる頃には、被害はかなり進行していることも。

今回は、雨漏りの“見えない初期症状”に気づくためのポイントを解説します。

雨漏りと聞くと「天井から水がポタポタ落ちる」状態を思い浮かべがちですが、実際にはもっと静かに進行していきます。

特に梅雨や台風後のこの時期、小屋裏や壁内で発生する以下のようなサインに注意が必要です。

  • 雨天時に「どこからか水音が聞こえる」
  • 天井裏や壁内からポタポタという水滴の音
  • 晴れている日はしない場合、雨水の侵入を疑うべきです

これらは屋根材や外壁から侵入した雨水が木部に落ちている可能性があります。

雨漏りによる湿気は、室内の空気にも変化をもたらします。

このような不快なにおいの多くは、カビや腐朽菌の繁殖が原因です。

  • クローゼット・押入れからのカビ臭
  • 土や泥のようなにおい
  • ドブのような刺激臭(腐朽菌が原因のケースも)

こうしたにおいは、湿気と温度(25〜30℃)が揃ってカビや菌が繁殖している証拠です。

梅雨〜夏に特に注意しましょう。

  • 天井や壁紙の微妙な変色
  • クロスの継ぎ目が浮いたり、剥がれたりしている
  • 窓際の木部にカビが出始めた
天井に水シミがある
 水漏れによる天井のシミ

これらは目に見える初期の変化。

表面上は軽度でも、内部で断熱材や下地木材が傷んでいるケースが多くあります。

  1. 木材の腐朽・断熱材のカビ
  2. 電気配線への悪影響 → 感電・漏電のリスク
  3. 壁内の空気環境悪化 → 健康被害(喘息・アレルギー)
  4. 内装全体の補修が必要 → 数十万円以上の工事費用に発展するケースも
腐朽菌が発生した床下の木材
床下の木材に腐朽菌が発生
雨漏れで畳にカビが発生
雨漏りにより 畳にカビが発生

市販の消臭剤や炭などで応急対応する方法もありますが、においの元となる雨漏り自体が解決しなければ根本改善にはなりません

以下のような場合は、早めの専門点検をおすすめします:

  • 雨の日だけ音・においがする
  • 押入れやクローゼットがジメジメしている
  • 他社で原因不明と診断されたが症状が続く

当社では、一般的な目視確認だけでなく、必要に応じて床下・小屋裏に実際に潜って確認する検査も対応可能。

以下のような点も含めて、建物全体の健康診断を行います:

  • 雨漏り・湿気・カビ・シロアリ
  • 断熱不良・通気不良
  • 耐震状態や基礎の劣化

目に見えない場所だからこそ、「音」「におい」といった体感的なサインに気づくことが早期対応への第一歩になります。

被害が広がる前に、気になる点があればお気軽にご相談ください。

📩 点検予約・ご相談はこちらから → [お問い合わせフォームへ]

点検のプロが教える 床下点検 ガイド[ 道具紹介 編]

「床下が気になる」「自分で点検してみたい」――そんな方が増えています。

しかし、床下は狭く暗く危険も多いエリア

最低限の道具と知識を備えておくことが、自分を守る第一歩です。

今回は、現場のプロが「これだけは持っておいてほしい!」と感じる、初心者向け床下点検道具ベスト5を紹介します。

これがないと始まらない!初心者向け 点検道具 ベスト5

第5位: 差し棒 (指し棒・ドライバーなど)

手を突っ込まず“触る代わり”に使う道具

構造材や配管の状態確認時に便利。長めのドライバーや棒状工具で、直接触れずにシロアリの食害の“スカスカ音”確認にも使えます。

シロアリの被害がある木材にはドライバーが刺さります。

シロアリ被害のある木材にドライバーを刺している画像

プロの一言:
「気になる箇所をみつけたけど手が届かない・・そんなことがおきた時に役立ちます」

第4位:カメラ or スマホ(ライト付き)

記録を残すことで“見直し”と“相談”ができる

見つけた異常を写真で記録しておくと、プロへの相談時もスムーズです。

床下の奥まで届く自撮り棒があるとさらに便利。

プロの一言:
「“見たつもり”が一番危ない。後から確認できるよう必ず記録を」

第3位:マスク(防塵・防臭対応)

カビ・ホコリ・虫のフン…呼吸器を守ろう

見えない粉塵やカビの胞子が漂っていることもあります。

防塵マスク があると安心。

プロの一言:
「床下のホコリを吸い込むと体調崩します あと鼻毛がすごい伸びます」

第2位:作業用ツナギ

服装で快適さと安全性が決まる

床下はホコリ・クモの巣・湿気・場合によっては害虫がいます。

動きやすく汚れてもOKなつなぎタイプ がベスト。

いつも FIELD さんでツナギを選んでおります。

社員同士間違えないよう刺繍入り。

手袋も必須です。

プロの一言:
「服に引っかかった虫を家に持ち込まないよう、点検後は着替えと洗濯を」

第1位:LEDライト

明るさ確保が命!

床下はとにかく真っ暗。明かりがないと何もできません。

電池式より充電式が便利で、明るさ300lm以上が理想です。

電池切れや接触不良によって真っ暗になってしまうのは怖いのでしっかりした物を選びましょう。

色々なライトを使用しましたが現在は GENTOS (ジェントス)製品を利用しています。
閃シリーズを愛用しております。

プロの一言:
「明るさ不足でシロアリの蟻道を見逃したケースも。ケチらず良いものを選んで!」

おまけ: コンドルマスク

たまに思わぬ虫と遭遇したとき、これがあるのとないのとで安心感が全然違います。

価格も比較的リーズナブルなので、ぜひ一度試してみてください。

“備えあれば憂いなし”を実感できるアイテムです。

最後に

床下点検は、最低限の装備が揃ってこそ安全・正確に行える作業です。

道具を揃えることは、「自分を守る意識の第一歩」。

無理な姿勢や見落としによる二次被害を避けるためにも、

不安がある場合はプロの点検を活用するのも重要です。

今こそ見直す!梅雨を快適に乗り切る断熱・換気リフォーム

梅雨時期は、湿気・カビ・結露・室内のジメジメ感など、住まいにとって多くのストレスがかかる季節です。

「部屋がなんとなくカビ臭い」
「エアコンの効きが悪い」
「押入れの中がジメジメする」
…そんなお悩みはありませんか?

こうした不快な症状の原因は、
「断熱」と「換気」がうまく機能していないことに起因するケースが多く見受けられます。

今回は、梅雨を快適に乗り切るための断熱・換気リフォームのポイントをご紹介します。


◆ 湿気・結露・カビの
原因は“断熱不良”にあり!

断熱性能が低いと、屋外の湿気や温度変化が室内に伝わりやすくなり、次のような問題が発生します。

  • 外気と室内の温度差により結露が発生
  • 壁・床・天井の内部に湿気がたまり、カビ・腐朽菌の温床に
  • 湿度が上昇し、ダニ・シロアリの繁殖環境になりやすい

これらは、ただ不快というだけでなく、住まいの寿命や家族の健康にも悪影響を及ぼします。

断熱材があっても効果を発揮できていないことも・・


◆ リフォームで改善できる断熱対策

リフォームによる断熱改善には、以下のような方法があります。

◎ 壁・床下・天井への断熱材の追加施工

既存住宅でも、天井裏や床下に断熱材を追加することで、外気の影響を大幅に減らすことができます。

とくに床下断熱は、足元の冷え・湿気にも有効です。

◎ 内窓(二重窓)・断熱サッシの設置

古いアルミサッシから、断熱性の高い複層ガラスサッシや内窓への変更で、結露の抑制と冷暖房効率の向上が図れます。

補助金制度も活用可能な場合があります。

◆ “換気”も快適さの鍵!空気がこもらない住まいに

湿気がこもる原因のひとつが換気不足です。
最近では気密性の高い住宅が多くなった反面、適切な換気がされていないと空気がよどみ、カビやアレルゲンの発生リスクが高まります。

◎ 換気設備の見直しポイント

24時間換気システムのメンテナンスはできていますか?

フィルターの汚れやモーターの不具合は換気効率を落とします。

湿気がたまりやすい場所(脱衣所・トイレ・押入れなど)に局所換気を設置

必要に応じて換気扇や通気口の追加を検討しましょう。

床下換気・小屋裏換気の改善

シロアリ・カビ対策として、床下の自然換気や強制換気の設置も有効です。

◆ 今こそ梅雨前の住まい点検・見直しを!

特に以下のような症状が見られる場合、リフォームによる改善が必要かもしれません。

  • 室内にカビ臭さを感じる
  • 窓まわりや壁が結露しやすい
  • 雨の日に部屋の湿度が高く、冷房の効きが悪い
  • 押入れや収納の中が湿っぽい
  • 床下の湿気やシロアリが心配

こうした状態を放置すると、建材の腐食やシロアリ被害などにもつながり、後々大きな補修が必要になるケースも少なくありません。

◆ まとめ:快適な住まいは「断熱×換気」でつくる

梅雨は、住まいの“弱点”が顕著に現れる時期です。

暑さ・湿気・カビ・空気のよどみ…これらを根本から改善するには、断熱性能の強化と適切な換気計画がカギとなります。

「梅雨のジメジメがつらい…」

「築年数が経っているので断熱性が心配…」

「カビや結露に悩まされている…」

そんな時は、ぜひ私たちにご相談ください。

専門スタッフが現地調査を行い、住宅の状態に合わせた最適なリフォームプランをご提案いたします。

快適で健康的な住まいを、梅雨の今こそ実現しませんか?

【住宅の 雨漏り にお困りの方へ】白い跡は 雨漏り のサイン?早期発見が建物を守ります!

白い跡は 雨漏り のサイン?早期発見が建物を守ります!

「最近、天井に白っぽい跡が出てきた」「なんとなく部屋がジメジメしている気がする」――
そんなお悩みをお持ちの方、それは 雨漏り の前兆かもしれません。

雨漏り は一度発生してしまうと、建物の構造材の劣化やカビの発生、シロアリ被害につながることもあり、早期発見・早期対応が非常に重要です

今回は、意外と知られていない「雨漏りのサイン」や「調査の重要性」について、詳しく解説します。

■ 雨漏り のサインとは?

一般的に「 雨漏り 」と聞くと、ポタポタと天井から水が垂れてくるような状態をイメージされる方が多いかもしれません。しかし、実際にはもっと早い段階で目に見えないサインが現れています。

例えば…

  • 天井や壁に白っぽいシミがある
  • 屋上やベランダに水が溜まりやすい
  • 雨の後、カビのようなにおいがする
  • クロスや壁紙が浮いている、剥がれかけている
  • 屋根裏の木材やコンクリートに白い粉状の跡が出ている

この中でも、特に注意したいのが白い粉や筋状の跡=白華(はっか)現象です。

■ 白華(エフロレッセンス)は 雨水侵入 のサイン

白華とは、コンクリートの表面に現れる白っぽい結晶や粉のようなものです。

これは、雨水などがコンクリート内部に侵入し、水に溶けた成分(カルシウムなど)が表面に出てくることで発生します。

この現象が起きるということは、外部の水が内部へ入り込んでいる証拠。つまり、雨漏りがすでに始まっている、もしくはその一歩手前の状態と考えられます。

特に鉄筋コンクリート造(RC造)の住宅では、屋上の防水層や排水設備の劣化が原因で雨水が滞留し、知らないうちに建物内部へ浸水してしまうことがあります。

■ 広島県内 で多い相談事例

私たちが広島県内で対応している雨漏り調査では、以下のようなケースが多く見られます。

  • 築15年以上経過した RC造の住宅 で、屋上の 排水口 に 土砂 が溜まり、白華が発生
  • 木造住宅で、天井裏の木材にカビや変色が確認され、実際にクロス裏に水の侵入跡があった
  • ベランダの防水層が劣化し、1階の天井にうっすらとシミが浮き出てきた

これらはすべて、「目に見える被害が出る前に気づけた」ケースです。

雨漏りは、「水が落ちてから」では遅いことが多く、構造部の劣化や補修費用が高額になる前に、定期的な点検と早期調査が大切です。

■ 雨漏り 調査って何をするの?

弊社では、以下のような流れで調査を行っています。

事前ヒアリング・建物外観のチェック

気になる症状や過去の履歴を確認し、外壁・屋根・屋上・ベランダなどの状態を調べます。

必要に応じて屋根裏や天井裏の点検

シミや白華の発生場所を重点的に調査。必要に応じて散水試験を実施することもあります。

調査報告書の作成・ご説明

写真付きの報告書を提出し、雨漏りの原因と対策をご提案します。

調査のみのご依頼も可能で、無理な工事の押し付けなどは一切ありません。

「念のためチェックしてほしい」というご相談でも歓迎しております。

■ 広島県内全域対応中!お気軽にご相談を

弊社では、広島市・呉市・東広島市・廿日市市・福山市など広島県内全域に対応しています。

建築士や専門スタッフが丁寧に調査いたしますので、安心してお任せください。

特にこれから梅雨や台風シーズンに入るこの時期は、雨漏りのご相談が増えてまいります。

少しでも「おかしいな?」と感じたら、早めのご連絡が被害拡大を防ぐ第一歩です。

検査のお申込みはコチラから

廿日市市で基礎 クラック 補修工事|エポキシ樹脂 を用いたひび割れ修繕

廿日市 市内の住宅にて、 基礎コンクリート に発生した クラック (ひび割れ)の補修工事を行いました。

今回は、構造的に影響のある可能性のある クラック に対し、 エポキシ樹脂 による注入処理を実施しています。

現場の状況【施工前】

基礎クラックを発見した

「基礎の立ち上がり部分にひび割れが確認できました。放置すると、水の侵入や鉄筋の腐食につながる可能性があります。」

🛠 施工内容【 エポキシ樹脂 注入】

基礎クラック 補修をしている様子
基礎クラックにエポキシ樹脂注入後

「 クラック 部分に専用ノズルを取り付け、低圧で エポキシ樹脂 を注入していきます。樹脂が クラック の奥までしっかりと充填されるよう、時間をかけて作業を行いました。」

基礎クラック 補修後

「注入が完了したら、表面を整えて仕上げます。 クラック が再発しにくくなるだけでなく、構造の補強効果も期待できます。」

✅ 工事の詳細

  • 場所: 廿日市市 ( 木造2階建て 住宅 )
  • 施工内容: 基礎クラック補修
  • 作業時間:約3時間
  • クラックの深さ・幅:深さ15mm程度、幅0.3~0.5mm

🧱 エポキシ樹脂 注入の効果とは?

  • 微細な クラック にも深く浸透し、強力に接着・補強
  • 水の侵入を防ぎ、基礎の耐久性を維持
  • 長期的な 構造トラブル の予防につながる

コンクリートに 白い粉 ?それ、白華 現象かもしれません!

今回は、あまり知られていないけれど意外と多い現象――「床下の 白華 (はっか)現象」についてお話しします。

「最近、床下の点検口を開けたら、束石に白い粉のようなものが付いていた」

「白い毛が出ているけど、カビ?それとも劣化?」

このようなケース、実は 広島県 内でもよく見られる症状で、その正体は「 白華 現象 (エフロレッセンス)」である可能性が高いのです。

白華 とは、コンクリート や モルタル に含まれる水溶性の成分が、表面に浮き出てくる現象です。

主に、コンクリート 内部に侵入した水分が成分を溶かし、蒸発する過程で 白い結晶(主に炭酸カルシウムや硫酸塩)として表面に現れます。

つまり、白華 が起きているということは、「水がコンクリートに触れて内部を通過した」という証拠

特に住宅の床下に使われている「束石(つかいし)」で発生することが多く、見落とされがちな雨漏り・湿気被害のサインです。

束石は、住宅の床を支える「床束(ゆかづか)」の基礎となる構造物で、コンクリート製が一般的です。
この部分に白華が発生する主な原因は、以下のようなものが考えられます。

  • 地面からの湿気上昇(地中の水分が束石に吸い上げられる)
  • 周辺の通気不足により結露が起こっている
  • 雨水や排水の侵入(外部から水が回り込んでいる)
  • 基礎内部 の 防湿処理 の不備や経年劣化

束石の表面に 白華 が見られる場合、その周囲の湿度が高い状態になっている可能性が高く、木材腐朽やシロアリ被害の温床にもなりかねません。

白華 現象 自体は、構造的な強度には直ちに影響するわけではありません

しかし問題なのは、白華が出ているということは、すでに水分の経路ができている=湿気が溜まりやすい環境にあるという点です。

湿気がこもることで、以下のようなリスクが高まります:

  • 木材のカビ・腐朽
  • シロアリの発生
  • 床鳴り・床の沈み
  • 断熱性能の低下
  • 室内の結露やカビ臭の発生

特に広島のように梅雨・台風シーズンの降雨が多い地域では、床下の湿気対策が住まいの耐久性に直結します。

私たちは、住宅の床下調査・シロアリ点検・湿気診断などを広島県内全域で対応しております。

調査では次のような点をチェックします:

  • 束石や基礎コンクリートの白華・ひび割れ状況
  • 床下の湿度・気流の通り具合
  • 木材の含水率(腐朽リスク)
  • シロアリの侵入経路の有無
  • 防湿シートや換気口の状態

点検には、建築士や防蟻施工士など専門資格を持つスタッフが対応し、写真付きの報告書とともに原因・対策をご提案いたします。

白華現象 そのものは見た目の問題が大きいですが、その背後にある「水分の動き」は見逃せません。

以下のような対応が推奨されます:

  • 床下の通気改善(換気口・強制換気など)
  • 防湿シートの敷設床下調湿材の導入
  • 束石周辺の再防蟻処理や断熱補強
  • 必要に応じた白華のクリーニング処置

また、白華がひどくなったり広がってきた場合には、雨漏りや配管の水漏れの疑いもありますので、早めの点検をおすすめします。

私たちは、 広島市 ・ 東広島市 ・ 呉市 ・ 廿日市市 ・ 三原市 など、広島県全域で建物調査・床下点検を行っております。
地域密着で豊富な実績があり、住宅の状況に合わせて最適な改善策をご提案します。

調査の相談やお申込みはこちら↓ 

中古住宅の見分け方|購入前に確認したいチェックポイント


←close     もくじ

1、外観のチェックポイント

2,室内のチェックポイント

3,設備・インフラのチェックポイント

4,書類・法的なチェックポイント

補足アドバイス:失敗しないためのポイント


中古住宅を購入する際には、見た目だけでは判断できない重要なチェックポイントが数多くあります。

本記事では「外観」「室内」「設備」「法的書類」などのカテゴリに分けて、確認すべきポイントをわかりやすくご紹介します。

また、専門業者によるインスペクション(建物状況調査)や、購入後に必要となるリフォーム・保険・耐震基準についても補足していますので、ぜひ最後までご覧ください。


1、外観のチェックポイント

● 外壁塗装 の劣化

・ひび割れ、塗装の剥がれ、コーキングの劣化

・手で触ると白い粉(チョーキング)が付着する場合は塗膜が劣化しています

※外壁塗装 の耐用年数は一般的に約15年が目安です。
特に窓まわりのコーキングに切れや浮きがないか確認しましょう。

● 屋根の状態

・ズレ、割れ、色あせ

・特に「化粧スレート屋根(カラーベストなど)」は劣化が進んでいる可能性があります

● 基礎のひび割れ(クラック)

・細かいヘアクラックは問題ありませんが、横方向のひび割れや幅が広いものは要注意です。

● 排水・雨樋

・雨樋の詰まり、傾き、割れ、外れがないか

・劣化すると屋根や外壁にも悪影響が出る可能性があります

→過去の関連記事
【雨樋の点検と水漏れメンテナンスについて】

● 敷地・地盤

・建物の傾きや沈下の有無

・周囲にひび割れや水たまり跡がある場合は、地盤沈下の可能性も

● シロアリ被害の兆候

・基礎周辺や床下の木部に「蟻道(ぎどう)」や腐朽の跡がないか確認

・可能であれば、専門業者による床下点検をおすすめします

      ↓基礎周辺の蟻道


2,室内のチェックポイント

中古住宅では、室内の状態からも劣化や不具合のサインを見つけることができます。

● 床の状態

・歩くと沈む、傾いている(ビー玉を転がして傾きを確認)

・特に水回り(洗面所・トイレ)は床が弱くなっていることがあります

● 壁・天井のシミやカビ

・雨漏り跡がないかを確認(窓上や天井の角に要注意)

・カビや湿気 が原因の場合、断熱や換気の問題も考えられます

→過去の関連記事
【天井に“怪しいシミ”?雨漏れ発見の瞬間とインスペクションの重要性見逃していたらどうなっていたか?】

● ドア・窓の開閉チェック

・スムーズに開閉できるか、引っかかりやゆがみがないか

・建物の歪みが開口部に現れることがあります

● 畳・フローリングの劣化

・傷み、沈み、浮き、日焼け、隙間など

・フローリングの隙間や浮きは、下地の劣化や湿気が原因の場合もあります

● 室内のニオイ

・カビ臭、ペット臭、異臭など

・臭いの発生源(排水溝、クロス、床下など)を確認することで、隠れた劣化要因が見つかることもあります


3,設備・インフラのチェックポイント

住宅の内部設備 は、交換や修繕に大きなコストがかかる部分です。年式や使用状況を事前に確認しましょう。

● 給排水設備

・配管からの水漏れやサビの有無

・特に鉄管が使用されている場合は、老朽化している可能性が高く注意が必要です

● 電気系統

・コンセントの数や配置、分電盤の容量に余裕があるか

・電気容量が少ないと、エアコン・IHなどの機器が使用できないケースもあります

● ガス・給湯器の状態

・給湯器の年式と動作確認(15年以上経過していれば取替え検討)

・異音や異臭がある場合は劣化のサイン

・古い給湯器は光熱費が高くなる傾向があるため、国の補助金制度を活用して交換するのもおすすめです

● 換気設備

・換気扇の動作確認、風量、ダクトの汚れ

・新築時から交換されていない場合は、
リフォーム前提での確認が必要です


4,書類・法的なチェックポイント

建物の法的状態や権利関係についても確認しておくことが重要です。

● 登記簿 の確認

・所有者の名義、抵当権の有無、他人の権利が残っていないか

● 建築確認済証 ・ 検査済証 の有無

・適法に建築された物件かを判断する重要な書類

・特に昭和期(昭和56年以前)に建築された建物は、現行の耐震基準を満たしていない可能性があります

● 境界確認

・隣地との境界が明確かどうか(トラブル防止のためにも重要)

● 増改築の履歴

・無許可の増築や未登記部分がないか

・ローンや保険に影響を及ぼすことがあるため、事前に確認を

原則10㎡以上の増築は建築確認申請が必要です。

平面図と実際の間取りが一致しているか確認してください。

※安全性の問題や住宅ローン等が受けられない場合があります。


補足アドバイス:
失敗しないためのポイント

◆ インスペクション ( 建物状況調査 )の活用

中古住宅の購入時は、第三者による インスペクション を依頼するのがおすすめです。

見えない部分の劣化状況や不具合が明確になり、「購入判断の基準」や「リフォーム計画」の材料になります。

→過去の関連記事
【ちょっと待って!後悔しないための「建物状況調査(インスペクション)」とは?】

◆ リフォーム 前提なら予算把握が重要

劣化箇所を事前に把握しておくことで、リフォーム の予算感や優先順位をつかむことができます。

◆ 住宅ローン減税・瑕疵保険の適用条件

ローン減税 や「 既存住宅売買瑕疵保険 」の加入には以下の条件が必要です。

・昭和57年1月1日以降に建築された住宅 もしくは

・耐震基準適合証明書の取得

・瑕疵保険( インスペクション とセット)に加入すること

これらの条件を満たすことで、購入後の補助制度を活用しやすくなります。


最後に

中古住宅の購入は、新築とは異なり「状態の見極め」が非常に重要です。

外観・室内・設備・書類など、あらゆる視点からチェックし、必要に応じて専門業者のアドバイスや点検を活用することで、失敗のない物件選びが可能になります。

「見た目はキレイ」でも「内部は劣化していた」というケースは少なくありません。

大切な マイホーム購入 を成功させるために、ぜひ本記事のチェックポイントを参考にしてみてください。

擁壁 のコンクリート剥落は見逃し厳禁!現場から学ぶ定期検査の重要性

住宅の安全性を保つうえで、 擁壁 の状態チェックはとても重要です。
特に、コンクリートの剥落が見られる場合、目に見えない部分で劣化や構造的な問題が進行している可能性があります。

実際に、実施した住宅検査においても、擁壁のコンクリート剥落を発見しました。
今回はその事例を通じて、見過ごされがちな擁壁の検査や調査の必要性についてお話します。


剥落の発見から見えた問題点

広島市内の該当の住宅は敷地が道路より高くなっており、それを支える 擁壁 はコンクリート製でした。
検査中、 擁壁 の一部に明らかな剥落が見つかり、写真で確認できるほどでした。

剥落 の原因として想定されたのは、内部の 鉄筋 が錆びて膨張し、それによりコンクリート表面を押し出した現象です。
このような 鉄筋 の腐食による剥落は、放置するとさらなる劣化を招き、場合によっては構造の安全性に影響を与えることもあります。


剥落 は「住まいの外」で起きているからこそ危険

多くの方が気づいていないのが、擁壁の剥落や劣化が居住空間の外で起きるため、日常生活では気づきにくいという点です。
床下のシロアリ被害や土台の腐食と同様、気づかずに放置されやすい場所でもあります。

しかし、 擁壁 は敷地全体の安全性に関わる重要な構造物。
剥落を放置すれば、それがきっかけで倒壊リスクが高まる可能性もゼロではありません。


剥落 を見逃さないためにできること

弊社では、住宅全体を対象とした 建物状況調査 (インスペクション)に加え、 擁壁 や 外構 の状態までしっかり確認する対応が可能です。

特に「古い擁壁がある」「鉄筋コンクリート製で見た目に不安がある」といった場合は、一度調査をご検討ください。

今回の事例紹介記事はこちらからご覧いただけます

▶【擁壁のコンクリート剥落発見 検査や調査の必要性を痛感


剥落 は劣化のサイン、早期発見がカギ

コンクリートの 剥落 は、単なる見た目の問題ではなく、内部構造 の異常を知らせる重要なサインです。
特に擁壁のように日常で意識しにくい部分ほど、専門的な目での 定期チェック が求められます。

「最近、 擁壁 の表面に変化したと感じる」「以前よりひびが目立ってきた」
など、少しでも不安に感じることがあれば、お気軽にご相談ください。
早めの対応が、住まいの安全を守る第一歩です。

DIY 好き必見!中古住宅の「見えないリスク」を自分でチェックする3つのポイント

中古住宅 を購入するとき、プロに頼むのはもちろん安心ですが、実は自分で簡単にチェックできるポイントもたくさんあります。

ちょっとしたコツを知っておけば、見えにくい断熱や湿気、シロアリの問題を早めに発見できて、後々のトラブル防止につながりますよ。

今回は DIY 好きのあなたにぴったり、自分でできる「見ないリスク」のセルフチェック法をご紹介します。

断熱のチェックはここを見てみよう!

壁や窓の結露はないか?カーテンを開けた時の冷気の入り方は?

天井や壁に触ってみて冷たく感じる場所はないか?

床下や屋根裏を覗けるなら、断熱材の有無や状態を確認してみよう。
 

湿気のチェックポイント

床下収納や押入れの中を開けて、カビ臭さや湿り気がないか確認。

換気口や通気口が塞がれていないか?通気が悪いと湿気が溜まりやすいよ。

浴室やキッチンの水回りは漏水跡がないかチェック!水滴やシミがあれば要注意。

シロアリのセルフチェック法

木部(柱や床の角など)を軽くたたいてみて、空洞音がしないか?

お家の周辺にある木材に異変がないかチェック!。

羽アリの抜け殻が落ちていないか、特に春先は注意して見てみて。

↓シロアリの生態について詳しくはここをクリック

まとめ

プロに頼む前に、まずは自分でチェックできるポイントを知っておくと安心感が違います。
少しの手間で大きなトラブルを未然に防げるかもしれません。

もし気になることがあれば、専門業者のホームインスペクションや防蟻処理の相談もおすすめです。