■ 建物状況調査での“床下確認”とは?
建物状況調査(インスペクション)では、床下点検口からライトで照らしてのぞき込み、目視で状態を確認する工程があります。

この方法は「覗き込み調査」とも呼ばれ、基礎部分や床下の構造材の状態を確認するのに有効ですが、確認できる範囲は限られています。
■ 覗き込みでは限界があるケースも
床下全体をくまなく見られるわけではないため、例えば以下のような場合は発見が難しいこともあります。
- 床下の奥や隅にあるシロアリ被害や湿気
- 見えない範囲で進行している腐朽やカビ
- 床下中央部にある動物の死骸やフン
- 配管まわりの微細な漏水
また、無人期間が長い住宅では、ネズミやハクビシンなどの小動物が入り込んだ形跡や、スズメバチの巣ができていた事例もあります。
■ 「床下点検(潜って調査)」との違い
より詳しい調査が必要な場合は、調査員が床下に実際に潜って行う「床下点検」をご案内しています。
比較項目 | 覗き込み調査 | 床下点検(潜行調査) |
---|---|---|
調査方法 | 点検口から目視 | 調査員が実際に床下に入る |
調査範囲 | 点検口周辺の視認できる範囲 | 床下全体(奥や隅まで確認可能) |
確認精度 | 限られる | 詳細に確認可能 |
対象 | 通常の建物状況調査 | 状況に応じて別途実施(追加費用) |
■ こんなときは床下点検もおすすめ
以下のような場合には、覗き込みだけでは不十分な可能性があるため、床下点検をご検討ください。
- シロアリ被害の有無をしっかり確認したい
- 長期間空き家だった住宅を購入予定
- カビ臭や床鳴り、湿気などの違和感がある
- 調査結果をもとに補修や駆除の判断をしたい方
■ 当社の強み:床下点検(潜行調査)にも対応可能!
当社では、オプションで「床下点検(潜行調査)」にも対応しています。
調査員が実際に床下へ潜り込み、全体をくまなく目視・手触りで確認することで、見えにくいリスクも的確に把握できます。
比較項目 | 覗き込み調査(標準) | 床下点検(オプション) |
---|---|---|
調査方法 | 点検口からの目視のみ | 床下に潜って全体を調査 |
確認範囲 | 点検口周辺の限られた視野 | 床下全体(隅・配管まわりも) |
対応内容 | 建物状況調査の基本項目 | 状況に応じて追加対応 |
他社では「覗き込みのみ」で完結する調査も多い中、当社では現場の状況に応じて柔軟に対応可能なのが強みです。
■ 調査は「リスクの見える化」の第一歩
床下の状況は、暮らし始めてからでは気づきにくく、気づいた時には大きな修繕が必要になるケースもあります。
建物状況調査では、まずは覗き込みでの目視確認を行い、必要に応じて床下点検をご案内することで、将来的なトラブルの回避や安心材料としての情報提供を行っています。
まとめ
床下は、普段目にしないからこそ、トラブルが進行していても気づきにくい場所です。
当社の建物状況調査では、標準の覗き込み調査に加え、必要に応じて床下に潜っての本格点検にも対応可能。
「せっかく調査するなら、しっかり見てほしい」
そんな方には、プロの目と手で徹底的に確認できる当社の床下点検付きプランをおすすめします。