「新築」「未入居」「築浅」
って似ているようで、実は全然違う――
住宅購入を考えている人なら、必ず目にする言葉ですが、正確な意味を知らないと後悔につながることも。
「新築」とはいつまでの物件を指すのか、法律的な定義や「未入居物件」との違いを、
わかりやすくご紹介します。
新築の定義とは?
新築住宅の定義は、法律(住宅の品質確保の促進等に関する法律 第2条第2項)にしっかり記載されています。
新築住宅=建築後1年未満 + 未入居
(人が住んだことがない)
この2つを満たしていないと、「新築」とは名乗れません。


「建築後1年」の起点はどこ?
建物の完成日は「検査済証」に書かれた日付で判断します。
つまり、その日から数えて1年以内の未入居住宅だけが「新築」と表記できるのです。

「未入居物件」とは何が違うの?
「未入居物件」は、建物が完成してから1年以上経過しているけど、まだ誰も住んでいない家のこと。
見た目はピカピカでも、法律上は新築ではありません。

築浅ってなに?
新築とどう違う?
「築浅物件」は、すでに入居歴がある家のうち、比較的新しいものを指す不動産用語です。
✅ 一般的に「築1年~5年程度」
✅ 見た目が新しくても「中古住宅」扱い
「新築」とは明確に区別されています。

「新築」の定義は
1年未満・未入居の2つがカギ!
✅ 「新築」と呼べるのは
→ 検査済証から1年以内 + 誰も住んでない物件
✅ 「未入居物件」は
→ 誰も住んでないけど1年以上経過した家
✅ 「築浅物件」は
→ すでに誰かが住んだあとの、築年数が浅い中古住宅
不動産広告の表現に惑わされず、制度や税制、保証までしっかり見極めて住宅を選びましょう。

✅ さらに知っておきたいポイント
税制や保証の違い
新築住宅は「住宅ローン控除」や「新築住宅保証制度」が適用される場合がありますが、未入居や築浅では条件が異なることがあります。
広告表記の注意点
「新築風」「リノベ済み」などの表現は法律上の「新築」ではないので要注意。
よくある質問
Q1. 新築と未入居で税制や保証はどう違う?
- 新築住宅は住宅ローン控除や新築住宅保証制度(10年保証)が適用されるケースが多い。
- 未入居物件は「新築」扱いではないため、保証や税制の条件が異なる場合あり。購入前に必ず確認。
Q2. 「新築風」「リノベ済み」ってどういう意味?
- 「新築風」は見た目が新築に近いだけで、法律上は中古住宅。
- 「リノベ済み」は内装や設備を新しくしているが、構造や築年数は変わらない。
Q3. 新築と築浅で資産価値はどれくらい違う?
- 新築は購入直後に価格が下がりやすい(初期減価)。
- 築浅は価格が安定しやすいが、保証や税制の優遇は少ない。
Q4. 「検査済証」ってどこで確認できる?
- 建築確認検査を終えた証明書で、建築会社や不動産会社が保管。
- 購入前に必ず確認することで「新築」かどうか判断可能。
📌 あわせて読みたい記事






