Author Archives: yanita

中古住宅の購入を検討している方、ちょっと待って!後悔しないための「建物状況調査(インスペクション)」とは?


←close      もくじ

1,売主側の不安・悩み

2,買主側の不安・悩み

3,日米の既存住宅流通を比較してみましょう

4,建物状況調査(インスペクション)の流れ

5,建物状況調査(インスペクション)のタイミング

6,建物状況調査(インスペクション)を実施するメリット


中古住宅の購入を検討中の方、
ちょっと待ってください!

「価格」「立地」「間取り」…確かに大事なポイントですが、それだけで決めていませんか?

実は多くの【中古住宅の売主・買主】が、
こんな悩みや不安を抱えています。
 

何を購入の評価基準にされていますか?

  • 価格設定が難しい
    • 高すぎると売れないし、安すぎると損をする。
    • 信頼できる「価格の根拠」がない
  • 築年数が気になる
    • 古い住宅は売れにくいのでは?
    • 修繕やリフォームが必要かも・・・
  • 建物の状態が分からない
    • インスペクション(建物状況調査)をするべき?
    • 引渡し後のクレームは避けたい・・。
  • 不動産会社の選び方がわからない
    • 誰に相談すればいいの?ごまかされない?
  • 家の状態が分からない
    • 築年数が古いと劣化が心配・・・。
    • シロアリや雨漏りなど、見えない不具合が不安。
    • 売主に検査をお願いしづらい。
  • 購入後の想定外の出費が怖い
    • 修繕やリフォームにいくら
      かかるか分からない。
  • 資金計画に不安
    • 住宅ローンの借り入れや返済に
      自信がない
  • 周辺環境の不安
    • 騒音、治安、通勤通学の
      利便性が気になる。

■ 共通の課題:「建物の状態」が分からない!

◆買主側はある程度の劣化は納得なれど
何処を修繕すればよいのか知りたい!

買主側の入手できる情報は、売主さんと不動産会社の簡単な説明と、後は見える範囲で自己評価す ることしかありません。

これでは中古住宅の売買は拡大しないですよね。結果日本では建物全体の中古住宅の構成がたったの14.5%ほどで後は新築です。ところがアメリカでは逆転して81%が中古住宅なのです。


 

その背景には、日本とアメリカでの「情報開示」と「建物検査」の普及率の差があります。

海外とのインスペクション比較画像
国土交通省 第3章 既存住宅流通市場の客観的評価

流通の体制は日本とは大きく違い、安心して中古住宅が流通するシステムが構築されており、評価基準などは、アメリカでは建物・土地が一体的に評価されるに対し、日本では土地と建物は別々に評価され、特に建物評価は築年数で評価されます。 いずれは日本でも評価基準等も法改正がなされ、もっと安心して売買できる体制が整ってくると思います。

特に気になるのは以下の2つです。

売主からの情報開示について
アメリカでは売買時に売主は「居住用不動産に関する情報開示義務」が定められています。
日本では売主は「買主に対して告知書を提出することが望ましい」となっています。

建物検査(インスペクション)の活用状況について
アメリカでは買主が「80%以上利用していますが、日本では、なんと「10%未満」しか利用していないのです!

「建物状況調査」について不動産会社から紹介されていないのか?

 売主・買主ともに、この制度の認知度が低いのか?

※宅建業者への調査では、「顧客が希望した場合のみ対応」が49%、 「顧客が希望しないのであっせんしない」が20%となっています。

(令和6年4月(公社)全国宅地建物取引業協会連合会アンケート調査よ))
【建物状況調査(インスペクション)】

この制度は国の登録を受けた機関が開催する講習会を終了した建築士が「構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分」について目視や計測、非破壊検査を行ない、建物の状況を把握し、適切な維持管理やメンテナンスの参考にするために行ないます。

※売主・買主のいずれかが依頼してかまいません。(買主が依頼するケースが多い)

しかし、この制度が周知徹底されないことから、2018年4月より宅地建物取引業法が改正され不動産取引の際に建物状況調査(インスペクション)という制度があることを売主・買主に説明することが義務化されました。

さらに利用されない場合はその理由も記載することになっています。

不動産会社から説明を受けましたか?・・・わずかな費用で検査できますのでご活用ください。

インスペクション事業者に依頼・契約

  • 不動産会社からのあっせん・紹介やネットの口コミ等で探し、依頼します。
  • ・依頼内容の確認(調査範囲及びオプション調査等)や費用、スケジュールを打ち合わせ
  • ・インスペクション業者と契約を締結

※買主がインスペクションを依頼する場合は、不動産会社を通じて売主さんの同意を得ましょう。

事前準備

  • 必要書類(建築図面や過去の修理、リフォーム履歴など)を準備し、インスペクターに提出してください。
  • 立ち合いの調整
  • 買主が調査依頼をする場合は、不動産会社を通じて売主さんとのスケジュール調整を行なってください。
  • 本人が立ち会うことがベターですが、難しい場合は親族等関係のある方に立ち会ってもらってください。

建物状況調査当日

建物の調査箇所

現地調査は主に以下の箇所を調査します。

外観:外壁、屋根、基礎部分のひび割れや劣化

内装:壁、天井、床の状態

設備:給排水設備、電気工事、換気システム

構造:柱や梁の歪み、シロアリ被害の有無

・写真撮影(調査個所をカメラで撮影)

調査結果の報告
(調査報告書の作成内容)

・建物の状況(良好な箇所、修繕が必要な箇所等)

※建物の良し悪しを判断するものではありません(あくまでも状況の報告です)

・劣化の問題の原因と推定

・修繕やメンテナンスのアドバイス

・調査の報告の際、ご不明な点があれば積極的に質問しましょう。

今後の対応

・報告書をもとに、修繕が必要な箇所を
判断及び必要に応じて見積り依頼します。

・調査結果を踏まえて価格交渉や購入判断を行ないます。

・保険の活用

購入後の安心のための「既存住宅売買瑕疵保険」加入することをおすすめします。

費用と掛かる時間の目安

・調査費用は5.5万円程度~(延べ床面積125㎡未満)なお、オプション調査は別途必要です。大きな買い物だけに、わずかな費用で安心が買えれば納得ですよね。

・所要時間は~約3時程度

▶ 【検査内容・料金表を一覧で比較できる記事はこちら】

このように
建物状況調査(インスペクション)は、
不動産取引の透明性を高める重要な調査です。
購入前の不安を解消し、
納得して購入できる制度を積極的に利用しましょう。

契約前が一番のタイミングですが、遅くとも「入居前」までに実施しましょう。

1、契約前
  ↓
2,契約後、引っ越し前
  ↓
3,契約後、かつ引渡し後(入居前)
  ↓
4,入居後

売り手側のメリット

▯物件の信頼性(安心感)向上

・事前に建物の状態を把握し、必要な修理を行なうことで、買い手に安心感を与えられる。

・診断結果を買い手に情報開示することで、誠実さと納得が得られる。

▯売却期間の短縮

 ・状態が明確であれば、交渉のスピードアップに期待できる。

 ・状況に応じて「即入居可能」などの売却条件をアピールできる。

▯価格交渉の回避

・事前に問題点を明確化し修繕を行なうことで、買い手からの値引き交渉を減らせる。

▯トラブルの回避

・後々の「瑕疵(かし)担保責任」に関わるトラブルを予防でき、売却後も安心です。

買い手側のメリット

 ▯購入の安心感

・インスペクション結果により、建物の状態を事前に把握でき「購入後のリスク」が軽減できる。

 ・特に見えない箇所(床下や屋根)の状態も確認可能です。

▯修繕費用の計画が立てやすい

・修繕箇所が事前にわかるので、リフォームやメンテナンス費用をあらかじめ予算化できる。

▯価格交渉の材料に

・問題箇所が検査に基づき確認されている場合は、その部分の修繕費を価格交渉で反映させることが可能です。

▯長期的な満足度向上

・状態を納得して購入したので、後悔を減らせる。

 双方の共通メリット

透明性の向上

・建物の状態が第三者によって調査されるため、取引全体の透明性が高まります。

 ・双方の信頼関係が構築され、スムーズな交渉となります。

法的トラブルの防止

・建物の状態が明確になることで、売却後の責任問題や契約後のトラブルを防げます。

取引の円滑化

・双方が建物の状態を共有できるため、無駄なやり取りが減り、スピーディな取引が可能です。


このように透明性と信頼性が重要視される不動産取引において、第三者による建物状況調査(インスペクション)は非常に有益なツールと言えます!

中古住宅の売買をお考えの方は、弊社にお気軽にご相談ください。

また弊社ではリフォーム前の点検から住まいのメンテナンスまで、社員による一貫体制でお客リフォーム前の点検から住まいのメンテナンスまで、お客様の暮らしをサポートします。


▶過去の関連記事 紹介

築30年超の実家、大丈夫?古くなった家の点検ポイントと劣化のサイン

築30年を超えた実家の状態に不安を感じた筆者が、床鳴りや雨漏りの兆候から「点検の必要性」に気づいた実体験を紹介。見えない劣化やシロアリ被害を早めに知るために大切なポイントとは?


【建物状況調査】軒天に「クモの巣?」実は塗膜の浮きと微細なヒビ割れ

中古住宅購入時に見逃しやすい軒天の劣化も、建物状況調査でしっかり確認。安心して購入するための調査事例です。 必要に応じて調整・複数選定もできますので、お気軽にお知らせください。


【梅雨時期の注意点】雨樋の点検と水漏れメンテナンスについて

梅雨の時期になると、雨漏りや水漏れに関するご相談を多くいただきます。
中でも特に多いのが「雨樋の劣化」や「詰まり」によるトラブルです。雨樋の不具合は、そのままにしておくと外壁や基礎部分にダメージを与える原因にもなりかねません。

今回は、雨樋の点検とメンテナンス方法について、ポイントをまとめてご紹介します。

◆ 雨樋の役割と重要性

雨樋は、屋根に降った雨水を地面まで安全に排水するための大切な設備です。
もし雨樋が詰まったり破損したりすると、雨水がうまく流れず、外壁を伝って水がしみ込んだり、建物の基礎周りに水たまりができてしまいます。

こうした水のトラブルを防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスがとても重要です。

◆ 雨樋の点検ポイント

以下の点をチェックすることで、雨樋トラブルを未然に防ぐことができます。

①【目視チェック】

屋根や地上から雨樋を確認し、葉っぱやゴミが溜まっていないかをチェックします。
詰まりがあると、水が正常に流れず、雨樋からあふれてしまいます。

特に落ち葉が溜まりやすい軒先や、近くに樹木がある住宅では詰まりが発生しやすくなります。
定期的な掃除や、落ち葉除けネットの設置も効果的です。

高いところで見えない場合は、棒付きミラー、アームミラーと呼ばれる鏡を利用してみると安全に確認することができます。

雨どいつまりをチェックしてる絵
雨どい 棒付きミラーで詰まりを確認している

②【水漏れの確認】

ホースなどで実際に水を流してみて、接合部やコーナー部分に水漏れがないか確認しましょう。

接合部や継ぎ目からのわずかな水漏れも、時間が経つと大きな被害につながる恐れがあります。
補修テープで一時対応することも可能ですが、根本的な修理が必要なケースもあります。

高いところの場合は、雨の日に確認してみると水漏れを発見できるかもしれません。

③【破損・劣化のチェック】

雨樋にひび割れ・歪み・錆びがないかを確認します。破損が見つかった場合は早急に修理・交換が必要です。

雨樋の素材によって耐久年数は異なりますが、塩ビ製の場合は10~15年が交換の目安とされています。
特に強風や積雪の多い地域では、定期的な確認がより重要です。

④【傾斜の確認】

雨樋はわずかに傾斜をつけて取り付けられています。傾斜がずれていると、水がスムーズに流れずに溢れる原因になります。

傾斜のズレは、金具のゆるみや経年劣化によって徐々に生じることがあります。
水の流れが悪いと感じたら、専門業者に勾配の再調整を依頼しましょう。

⑤【固定金具の状態確認】

雨樋を支える金具が緩んでいたり、腐食していたりしないかも要チェック。劣化している場合は交換が必要です。

サビや腐食がある場合は、雨樋全体を支えきれず、最悪の場合落下の危険性も。
安全のためにも、早めの交換をおすすめします。

◆ 点検は定期的に、そして安全第一で

特に集中豪雨が予想される時期には、雨樋がしっかり機能するかどうかを事前に確認することが大切です。

雨樋の詰まりや破損を放置すると、建物全体に悪影響を与える可能性があります。
ただし、雨樋の点検や修理は高所での作業となるため、無理に行うと転落などの危険も伴います。

◆ ご不安な場合はお気軽にご相談ください

「点検したいけど、高い場所での作業は不安…」
「どう点検すればいいのか分からない…」

そんな時は、ぜひ私たちにお任せください!
専門スタッフが安全・確実に点検・修理を行い、住まいを雨から守ります。

お気軽にご相談ください!

ホームインスペクション とリフォーム 見積もり、どっちが先?迷ったらこれを読んで!

中古住宅の購入やリフォーム を考えていると、よく聞くのが「 ホームインスペクション 」と「 リフォーム 見積もり」。
でも、「どっちを先にやればいいの?」と迷う方も多いはず。

今回はその疑問にズバリ答えます!

まずは ホームインスペクション を受けるのがおすすめ!

ホームインスペクション (住宅診断)は、住宅の状態を専門家がチェックして、どこに問題があるか・どこを直したほうがいいかを教えてくれるサービスです。

これを先にやることで、家の状態がはっきりわかり、無駄なリフォームを避けられます。
例えば「ここはまだ大丈夫」「ここはすぐ直したほうがいい」と優先順位がつけられるので、見積もりも具体的に依頼しやすくなりますよ。

ホームインスペクション 後にリフォーム見積もりを依頼

ホームインスペクション の結果をもとに、実際にリフォームすべき箇所やその範囲が決まります。
その後にリフォーム業者へ見積もりを出してもらうことで、より正確な費用計算が可能に。

いきなり見積もりだけ依頼しても、何をどう直せばいいかが不明瞭なので、後で費用がかさんだり、工事内容があいまいになりやすいです。

まとめ:賢くムダなく家づくりを進めよう!

ホームインスペクション は「 家の健康診断 」。
まずここで家の状態を正しく知ってから、リフォームの計画や見積もりを進めると安心です。

当社では ホームインスペクション もリフォーム見積もりも両方対応可能。
中古住宅の購入や リフォーム で迷ったら、ぜひお気軽にご相談ください!

【現場レポート】天井に“怪しいシミ”?雨漏れ発見の瞬間とインスペクションの重要性見逃していたらどうなっていたか?

2025年5月26日

さて、今回は実際に検査でお伺いした中古住宅での出来事をご紹介します。
家選びをするうえで「やっておいてよかった」と思えるリアルな気づきがありました。

「あれ?このシミ……雨漏れじゃないか?」

ある日、いつものように住宅の事前インスペクションを行っていたときのこと。
ふと天井を見上げると、一部にくっきりと残った不自然なシミが目に入りました。

「これはもしかして……漏水(雨漏れ)の跡では?」

さっそく天井裏を確認してみると、やはり内部にも雨水の侵入跡が。
木材の一部には、かすかに黒ずみや劣化の兆候も見られました。

雨が降った日はこんなことに・・・

雨漏れが起こって天井が濡れている写真
雨漏れが起こり天井が濡れている 拡大写真

見逃していたらどうなっていたか?

今回のケースは、購入前のタイミングで見つけられたのが幸いでした。
雨漏れは放置すればカビや腐朽、さらには構造材の劣化にもつながります。

しかも、室内から見える範囲はごくわずか。
屋根裏や壁内といった「見えない部分」の診断がなければ、購入後に発覚していた可能性も高いでしょう。

非破壊検査で“見えない不安”をあぶり出す

当社では、赤外線カメラや鉄筋探査器といった非破壊検査機器を活用し、目視だけでは確認できない内部の異常やリスクも丁寧に調査しています。

  • 天井・壁内の水分の偏り(雨漏れの兆候)
  • コンクリート内部の鉄筋状況
  • 床下の湿気・シロアリ被害の兆候 など

こうした設備と、経験豊富な建築士の目を組み合わせることで、安心できる住まい選びをサポートしています

鉄筋探査機と赤外線カメラの実物の写真

中古住宅を購入する前に、ぜひご相談を

「中古住宅って安くて魅力的だけど、どこを見ればいいかわからない」
「買ってから雨漏れやシロアリ被害が見つかったら…」
そんな不安がある方は、ぜひ一度、当社の住宅診断をご利用ください。

ちょっとした違和感が、大きなトラブルのサインかもしれません。

📞 「これ大丈夫?」と思ったら、まずはお気軽にご相談ください。
資格を持つ建築士が、最新機器と豊富な現場経験を活かして、あなたの住まい選びを全力でサポートします。

✅ 中古住宅インスペクションの問い合わせはこちら → [検査申し込み | 広島住宅検査(広島のホームインスペクション)]

広島県で中古住宅購入 後悔しないために|インスペクションと瑕疵保険の重要性とは

中古住宅 瑕疵保険

2025年5月23日

中古住宅の購入を検討している方にとって、もっとも気になるのが「この家、本当に大丈夫?」という不安ではないでしょうか。
特に、購入後に見えない欠陥が発覚した場合、思わぬ修繕費やトラブルにつながることも。

そんな不安を減らし、安心して中古住宅を購入するために欠かせないのが「ホームインスペクション(住宅診断)」と「瑕疵保険」です。
本記事では、この2つのポイントについてわかりやすく解説します。

ホームインスペクション(住宅診断)とは?

ホームインスペクションとは、建築士や専門資格を持つ第三者が、中古住宅の状態を客観的に調査・診断するサービスです。

🔍 主なチェックポイント:

  • 建物の基礎や構造の劣化
  • 屋根・外壁のひび割れや劣化
  • 給排水設備の状態(漏水・劣化)
  • 電気・ガス設備の不具合の有無
  • 床下・天井裏の湿気やシロアリ被害の兆候

診断結果をもとに、「どこに不具合があるか」「どの程度の修繕が必要か」が明確になります。
また、リフォームの優先順位や予算の検討にも役立ちます

瑕疵保険とは?中古住宅に必要な理由

瑕疵(かし)保険とは、住宅の構造上の欠陥や見えない不具合が後から発覚した場合に、修理費用をカバーしてくれる保険制度です。
特に中古住宅は、経年劣化や目に見えないトラブルのリスクが高いため、加入することで大きな安心につながります。

✅ 主な保険の対象例:

  • 雨漏りや構造の不具合
  • シロアリによる損傷
  • 給排水管の破損など

保険料は契約期間や補償内容により異なりますが、加入には事前のインスペクションが必要なケースも多くあります。

中古住宅 瑕疵保険

インスペクション+瑕疵保険で、安心の中古住宅購入を

この2つを組み合わせることで、中古住宅の購入リスクを最小限に抑えることができます。

  1. インスペクションで住宅の状態を明確に把握し、必要な修繕を検討
  2. 瑕疵保険に加入して、万が一の不具合にも備える

このステップを踏むことで、後から発覚する修繕リスクを防ぎ、安心してマイホーム生活を始めることができます。
 

インスペクションと瑕疵保険は、中古住宅購入の“安心材料”

中古住宅の購入は、新築に比べてコスト面でのメリットがある一方で、建物の状態によっては大きなリスクを抱えることにもなりかねません

だからこそ、事前にしっかりとプロの診断を受け、必要に応じて瑕疵保険に加入することが、後悔しないための大切なポイントです。

当社では、中古住宅購入前のインスペクションから瑕疵保険申請のサポートまで、一貫して対応可能です。
「どこに相談すればいいか分からない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。

【相談受付中】中古住宅の購入前診断申込はこちら → [検査申し込み | 広島住宅検査(広島のホームインスペクション)]

中古住宅の「断熱・湿気・シロアリ」3大トラブル対策とは?

こんにちは!中古住宅を買うとき、「見えない問題」に悩まされたくないですよね?
特に断熱・湿気・シロアリは、住み始めてから「あれ?」と困ることが多いトラブルの代表格。

今回は、そんな3大トラブルの予防と対策について、わかりやすくお話しします。

断熱が甘いと、暮らしにこんな影響が!

中古住宅は築年数が経っていることが多く、断熱がしっかりしていないケースがよくあります。
結果、冬は部屋が寒くてストーブやエアコンの効きも悪くなったり、夏は暑くてぐったり…なんてことに。

対策は、断熱材のチェックと追加リフォーム。
断熱材が劣化していたり足りない場所には、新しい断熱材を入れてあげると、快適になります。

断熱材の補修だけでも快適さはぐっと上がりますが、もし余裕があれば、内窓の設置まで合わせて行うとさらに効果的。外気の影響をしっかり遮ってくれるので、冷暖房の効きも良くなり、暮らしやすさがぐっとアップしますよ。

湿気は家の大敵!見逃すとカビや腐食の原因に

湿気が多いと、床下や壁の中にカビが発生しやすくなります。カビは健康にも悪影響があるので要注意。
さらに湿気が続くと木材が腐って、建物の強度にも影響が出てしまうことも。

そこで、湿気対策としては通気をよくしたり、防湿シートを敷くことが効果的。
当社では気密測定や床下の環境改善も行っているので、気になる方はぜひ相談してくださいね。

シロアリは早期発見・早期対策がカギ!

シロアリの被害箇所
シロアリの通り道
シロアリの蟻道

シロアリは気づかないうちに家の木材を食べてしまう厄介者。
被害が広がると、修理費用がかなり高額になることもあるので油断大敵です。

中古住宅購入の際は、専門業者によるシロアリ点検を必ず受けてください。
もしシロアリがいたら、駆除はもちろん、再発防止のための防蟻処理もセットで行うのが基本です。

まとめ:安心して長く住むために、まずはチェック!

中古住宅は魅力的だけど、断熱・湿気・シロアリの問題は見えにくいところで進行しやすいもの。
「ちょっと気になるな…」と思ったら、ぜひ専門家に相談して、早めの対策をしましょう。

当社は防蟻工事はもちろん、断熱リフォームや気密・湿気対策までトータルでサポートしています。
快適で安全な暮らしのために、一緒に家を守っていきましょう!

【住宅購入者必見】今注目されている「ホームインスペクション」(住宅診断)とは?

これから住宅の購入を考えている方にとって、失敗しないために知っておくべきポイントのひとつが「ホームインスペクション(住宅診断)」です。
住宅は一生に一度の大きな買い物。不安や疑問を抱えたまま契約してしまうと、後々大きなトラブルに発展する可能性もあります。

今回は、ホームインスペクションとは何か、なぜ必要なのか、どんな流れで実施されるのか、費用の目安や依頼のポイントなどをわかりやすく解説します。
これから住宅購入を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

■ ホームインスペクションとは?

ホームインスペクションとは、建築や住宅に関する専門知識を持った技術者が、第三者の立場で住宅の状態をチェックするサービスです。
中古住宅や新築建売住宅などの購入前に、建物の劣化状況や施工状態、不具合の有無を「見える化」することが目的です。

主な診断内容は以下の通りです:

  • 建物の傾きや不陸があるか
  • 雨漏りや漏水の兆候がないか
  • 床や柱の傾き、たわみはないか
  • 外壁や基礎にひび割れや劣化がないか
  • 床下の湿気やカビ、シロアリの有無

これらを目視・打診・計測機器などを使って総合的に診断します。

■ なぜ今、ホームインスペクションが注目されているのか?

住宅は一生に一度の高い買い物。
ですが、買う側のほとんどは建物の専門知識がない「初心者」です。

中古住宅や建売住宅を購入するとき、「この家、本当に大丈夫かな…?」と不安に思うのは当然のことです。

そこで役立つのが、ホームインスペクション。

アメリカなどでは不動産取引の約7割で利用されており、日本でも近年、住宅購入前の「当たり前の確認」として利用が広がってきています。

■ インスペクションを依頼するには?

ホームインスペクションは、住宅の構造や劣化の知識をもつ専門家に依頼することが大切です。

当社では、一級建築士などの有資格者が診断を担当。

建築・リフォーム・防蟻施工など幅広い知識と実績を活かし、購入前の住宅に対して公平・中立な立場でしっかりと診断を行います。

■ 将来を見据えた住宅購入には「診断」が必須!

これから住宅を買おうと考えている方にとって、ホームインスペクションは今や「選択肢」ではなく「スタンダード」になりつつあります。

・中古住宅を検討している方
・建売住宅を買う前に専門家の目でチェックしたい方
・長く安心して住みたいと考えている方

このような方に、ホームインスペクションは非常におすすめです。
 

■ 診断結果をどう活かす?ホームインスペクションの“その後”

ホームインスペクションを実施して終わり、ではありません。

診断の結果をどう活かすかによって、住宅購入の成功度合いが大きく変わってきます。

たとえば……

  • 軽微な劣化の場合:将来のメンテナンス時期の参考になります。
  • 重大な不具合が見つかった場合:購入の見直しや価格交渉の材料になります。
  • リフォーム前提で購入する場合:どの部分を優先的に改修すべきか明確になります。

診断報告書には、劣化箇所の写真や、技術者によるコメントも記載されているため、売主との交渉やリフォーム業者への説明資料としても活用できます。

さらに、インスペクションを受けたことで「安心して購入できた」という精神的な安心感も得られます。

■ インスペクションは誰にでも必要?こんな人にもおすすめ!

ホームインスペクションは「中古住宅を買う人のためのもの」と思われがちですが、実は以下のような方にもおすすめです。

建売住宅の購入を検討している方

建売住宅は完成済みの状態で販売されるため、購入前に構造内部を確認することができません。
インスペクションで基礎や外壁、床下などの劣化や施工不良を事前にチェックしておけば、「買ってから後悔」を防げます。

築年数が経過した実家を相続・住み替える方

相続した実家に住もうと考えている方も、事前に劣化状況を診断することで、必要な補修内容や費用が明確になります。
今後のリフォーム計画や耐震補強の判断材料にもなるため、長く安心して住むためには欠かせません。

投資用物件・賃貸物件を所有する大家さん

賃貸住宅の入居者募集において、「建物診断済み」というのは大きな信頼材料になります。

定期的な点検で建物価値を維持し、空室リスクを抑える効果も期待できます。

■ ご相談・お見積もりはお気軽に!

当社では、住宅診断に関するご相談や見積もり依頼を随時受け付けています。

お電話・メール・お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

検査の申込はコチラ → 検査申し込み | 広島住宅検査(広島のホームインスペクション)

「購入前にわかってよかった」
そう思っていただけるよう、誠実にご対応いたします。

DIYでも挑戦できる!外壁塗装の色選びと失敗しない方法【 カラーシミュレーション 】

「DIYで外壁塗装に挑戦してみたい!」と考える方は増えています。塗装道具や塗料も手軽に手に入るようになり、自分の手で家を塗り替える達成感を味わいたいという声も多いです。

しかし、外壁塗装は大がかりな作業です。準備や施工に思った以上に時間がかかることもあり、「DIYでやってみたけれど、やっぱり難しい…」という方も少なくありません。

この記事では、DIYで外壁塗装をする際の色選びのコツ準備方法を解説します。さらに、DIYが難しいと感じた場合でも安心な、当社のプロ施工サービスをご紹介します!


1. 外壁塗装をDIYで行うメリットと注意点

DIYで外壁塗装するメリット

  • コストを抑えられる
    外壁塗装の大きなコストは人件費です。DIYで作業することで、コストを大幅に削減できるのが最大の魅力です。
  • 自由に色選びができる
    塗料やデザインにこだわりたい場合、自分のペースで進められるのもメリットです。

DIYで注意すべきポイント

  • 施工の手間と時間
    高所作業や広範囲の塗装には、相当な体力と時間が必要です。特に下地処理や養生作業が雑になると、塗装の仕上がりに影響します。
  • 専門的な知識が必要
    適切な塗料の選び方、下地処理、塗り方の技術など、経験がないとムラが出たり、耐久性が低下することがあります。
  • トラブルのリスク
    高所作業では安全対策が欠かせません。足場の設置が不十分だと転倒事故のリスクが高まります。

「DIYでやってみたいけど、自分にできるか不安…」という方は、まずは以下の準備から始めてみましょう。


2. DIYで外壁塗装を始める前に知っておきたいこと

① 色選びは失敗しないための第一歩

色選びは、外壁塗装の仕上がりを大きく左右します。失敗を防ぐためのポイントは以下の通りです:

  • 色見本だけで決めない
    小さな色見本では、家全体に塗った時の印象を正確に掴むことは難しいです。
    当社の カラーシミュレーション サービスを使えば、お住まいの写真を使ってリアルに完成イメージを確認できます。
  • 全体のバランスを考える
    屋根や窓枠、玄関ドアなど、外壁以外の色との調和を意識しましょう。プロならではの視点で配色の提案も可能です。

② 塗料や道具を正しく選ぶ

塗料には「耐久性が高い」「防水性に優れる」「汚れが付きにくい」など様々な種類があります。さらに、以下の道具が必要です:

  • ローラーやハケ
  • マスキングテープや養生シート
  • 足場や安全用具

プロ施工では、耐久性の高い塗料と適切な道具を使い、長持ちする仕上がりを実現します。


3. 「DIYで挑戦したいけど…」そんな方へのアドバイス

STEP1: 小さな部分からDIYに挑戦

まずは塀や物置、門柱など、小規模な箇所で練習してみるのもおすすめです。外壁の本格的な塗装に挑戦する前に、塗装の感覚を掴むことができます。

STEP2: 色選びやデザインだけDIYでプロに施工を依頼する

色選びやデザインをDIYで楽しみ、施工そのものはプロに任せる方法です。
当社の カラーシミュレーション サービスを使えば、自分でデザインした外壁をそのままプロが施工することも可能です。

STEP3: プロとDIYのハイブリッド施工

例えば、足場の設置や高所作業はプロに依頼し、塗り作業だけを自分で行うなど、プロの力を部分的に借りる方法もあります。


4. プロに依頼するメリット|安心して理想の外壁を実現

  • 高品質な仕上がり
    経験豊富な職人が施工することで、ムラのない美しい仕上がりが実現します。
  • 耐久性が長持ちする塗料を使用
    DIYで使える塗料は耐久性に限界があることも。プロ施工なら、長期にわたって家を守る高品質な塗料を使用します。
  • 安全対策も万全
    足場の設置や高所作業の安全対策を徹底して行います。DIYでは難しい部分も安心してお任せください。

5. まとめ|DIYとプロの力をうまく活用しよう!

外壁塗装をDIYで挑戦するのは、コストを抑えたり、達成感を得られる魅力的な選択肢です。しかし、準備や技術、安全性の面で不安がある場合はプロに任せるのも一つの方法です。

  • 色選びやデザインはDIYで楽しむ
  • 施工や高所作業はプロにお任せする

当社では、 カラーシミュレーション サービスで事前にイメージを確認いただけるだけでなく、部分的な施工依頼にも柔軟に対応可能です。

「DIYでやってみたいけど、少し不安がある」「プロに依頼するか迷っている」という方は、まずはお気軽にご相談ください!

▼お問い合わせ・ カラーシミュレーション のお申し込みはこちら▼

[お問い合わせフォームリンク] または [お電話番号] までお気軽にご連絡ください!

内窓の設置 で断熱・防音・省エネの三拍子揃った 快適な住まい へ

住宅の快適性を左右する要素は数多くありますが、中でも「窓」は住環境の質に直結する重要なポイントです。
夏は熱気が、冬は冷気が入りやすく、結露や騒音の原因にもなりやすい窓は、リフォームで改善する価値が非常に高い箇所の一つです。
今回は、実際に当社が対応した内窓の設置 工事の事例をもとに、補助金の活用方法や施工後の効果について詳しくご紹介いたします。


広島市にお住まいの方から「リビングの窓ガラスにヒビが入ってしまった」とのお問い合わせをいただきました。
拝見すると、外的な衝撃によるものではなく、長年の温度差や経年劣化によるものと思われる状態でした。

これを機に、「せっかく交換するなら、断熱や防音にも配慮した工事にしたい」というご要望を受け、内窓設置のご提案を行いました。
内窓は、既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付けることで二重構造となり、断熱性・気密性・防音性の大幅な向上が期待できます。

ご提案にあたっては、以下の点をお客様に丁寧にご説明しました。

  • 断熱効果:室内の熱が外に逃げにくくなり、冷暖房の効率が向上。光熱費の削減にもつながります。
  • 防音効果:外部の騒音(車の通行音・電車・公園の遊び声など)を軽減。静かな住環境を実現。
  • 結露軽減:外気との接触が減るため、ガラス表面の結露が発生しにくくなります。
  • 防犯性の向上:二重の施錠構造となるため、防犯面でもプラス効果。

さらに、国が実施する 断熱改修 に対する補助金制度(例: こどもエコすまい支援事業 や 先進的窓リノベ事業 )を活用することで、設置費用の最大50%相当が補助される旨をご案内しました。

お客様は「 補助金 が出るなら、ぜひ前向きに考えたい」とのことで、申請から施工まで当社にて一括サポートする形で内窓設置が決定しました。

対象となったのはリビングの掃き出し窓と、寝室の引き違い窓の2か所。
既存の窓枠を活かしながら、YKK AP 製の樹脂製内窓「 プラマードU 」を設置しました。

施工は1日で完了。
内窓は室内側から取り付けるため、大掛かりな工事は不要で、騒音や埃の発生も最小限。居住中でもストレスなく進行できます。

寝室に内窓を付けた写真
付ける前と後
リビングに内窓を付けた写真
付ける前と後

【補助金申請の流れ】

お客様のケースでは、
「 先進的窓リノベ事業 」の制度を利用しました。補助金申請 の主な流れは以下のとおりです。

  • 補助対象 となる 内窓 の仕様・サイズ確認
  • 登録事業者(当社)による事前申請
  • 工事完了後に必要書類を揃えて本申請
  • 審査通過後、お客様の口座に補助金が直接振込

当社ではこれらの手続きをすべて代行し、お客様には最小限の手間で補助金を活用いただける体制を整えております。

施工から1週間後、お客様よりご感想をいただきました。

「以前は公園の子どもの声や近くを走る電車の音がかなり響いていたのですが、今はほとんど気になりません。
エアコンの効きも良くなり、設定温度を下げても快適です。もっと早くやれば良かったです。」

内窓の効果は、数字よりも体感に直結します。
特に防音効果に関しては、想像以上に違いが出るため、多くのお客様から高評価をいただいています。

今回の工事費用は、リビングと寝室あわせておよそ30万円。補助金として約15万円が交付され、実質負担額は15万円弱となりました。

今後の冷暖房費の削減や、住環境の向上による快適性の変化を考えると、非常に高いコストパフォーマンスです。

昨今、エネルギー価格の高騰や地球温暖化対策の一環として、国も住宅の省エネ化に力を入れています。
そのため、断熱性能を高める改修工事に対する補助金は年々充実してきています。

内窓は以下のような方に特におすすめです。

  • 窓からの冷気・暑さに悩まされている
  • 結露がひどく、カビや湿気が気になる
  • 外の騒音で眠れない、集中できない
  • 冷暖房費を少しでも節約したい
  • 防犯性を高めたい
  • 古い住宅でリフォームを検討している

広島住宅検査 では、現地調査・お見積もり・補助金申請代行まですべて対応しております。窓リフォームをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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