更新情報とお知らせ

屋根の コケ/屋根の“静かなサイン”見逃してませんか?

スレート瓦の コケ は、ただの見た目の問題じゃない!

住宅検査で屋根の確認をしていると、

スレート瓦にうっすら緑の コケ が付着している家にしばしば出会います。

一見「見た目だけの問題でしょ?」と思われがちですが、実はこのコケ、

屋根材の劣化を進行させる“静かなサイン”でもあるんです。

■ コケの原因は「水分と日当たり」

スレート瓦は表面に防水塗装がされていますが、年数が経つと徐々に塗膜が劣化していきます。

その状態で北側や日陰部分など、乾きにくい箇所に湿気がたまると、 コケ や藻が発生しやすくなります。

コケがついている=「塗膜が弱っているサイン」と捉えることもできます。

■ 放置するとどうなる?

  • 水分を含みやすくなり、屋根材自体の吸水・凍害につながる
  • 雨水が溜まりやすくなり、下地材の腐朽リスクが高まる
  • コケが根を張ることで、塗膜の劣化がさらに進行
  • 最終的に、屋根材のひび割れや欠けにつながることも

見た目だけでは済まされない、屋根の寿命に関わる問題になることもあるんです。

■ 検査時にどう見るか?

住宅検査では、目視・写真・ドローンなどで屋根の状態を確認しますが、

スレート瓦に コケ がある場合、下記のポイントを重点的にチェックします:

  • コケ の範囲(局所か、全面か)
  • 屋根材の浮き・ヒビ割れ
  • 棟板金や水切りの劣化状況
  • 防水塗装の状態(ツヤ・色ムラ)

屋根の見た目だけでなく、劣化の“兆候”として評価する視点が重要です。

■ 対処法とアドバイス

軽度の場合は 高圧洗浄 + 再塗装 で対応可能。

ただし、劣化が進んでいる場合や、既に割れ・反りが見られる場合は、屋根材の張り替え(カバー工法等)を検討する必要もあります。

屋根は「普段見えないからこそ、劣化に気づきにくい」場所。

だからこそ、定期的な検査・診断が非常に重要です。

■ まとめ:小さな コケ 、大きな劣化のはじまり

スレート瓦に小さなコケが生えてる

屋根の コケ は、「今すぐ雨漏り!」というような緊急性はないかもしれません。

でも、それを放置すると5年後・10年後に大きな修繕費として跳ね返ってきます。

「ちょっと気になるな」と思ったら、まずは状態を正確に把握するところから始めましょう。

私たちの住宅検査では、こうした劣化の兆候も見逃さずチェックしています。

現場で見た“小さなびっくり”シリーズ【 キクイムシ 】

~シロアリと思ったら…まさかのアイツ!?~

「床に小さな穴がたくさん空いているんです。これってシロアリじゃないですか?」

そんなご相談を受けて、築15年の木造住宅へ調査に伺いました。

現地で床を確認してみると、確かにフローリングの表面に小さな穴がポツポツ。

「これはシロアリかも」と思いながら、念のため詳しく見てみると……

実は キクイムシ による被害でした。

■ キクイムシ ってどんな虫?

キクイムシ は「木を食う虫」。

フローリングや家具などの乾いた木材の中に卵を産みつけ、

幼虫が木材内部を食べながら成長し、やがて成虫となって外に出るときに小さな穴(穿孔穴)を開けます。

つまりこの穴は、“ キクイムシ が出ていった痕跡”なんです。

キクイムシが出てきた穿孔穴

■ 穿孔穴に注意!「出たあとの穴=安全」じゃない

現場でよくあるのが、

「もう虫はいないなら大丈夫ですよね?」というお声。

でも実は、この穿孔穴は次世代の キクイムシ の“再侵入ポイント”になる可能性が高いんです。

成虫が戻ってきて、その小さな穴から再び卵を産みつけることもあります。

■ どう対処する? 再発防止の処理が重要!

そのため、当社では穿孔穴を見つけた場合、

専用の木材用殺虫・防虫剤をピンポイントで塗布します。

木の表面だけでなく、穴の中にまでしっかり浸透する薬剤を使うことで、

「今後の産卵・侵入を防ぐ予防処置」を行っています。

被害が広がっている場合は、状況に応じて床材の交換や部分補修もご提案します。

■ 早めの判断・適切な処置が大切です!

木材に空いた小さな穴。

それが「 キクイムシ 」なのか「シロアリ」なのか、あるいは別の木材害虫なのか。

見た目だけでは判断が難しいことも多く、

確かな調査と、それぞれに適した処置が必要になります。

「もしかして?」と思ったときは、放置せずに早めにご相談ください。

被害を最小限に抑えるために、現場でしっかりと診断・対応いたします!

コンクリート って何?

今回は、建築に欠かせない「 コンクリート 」について簡単にご紹介します。

よく耳にする言葉ですが、いざ「何でできてるの?」と聞かれると、意外と答えにくいかもしれません。

■ コンクリート の材料

コンクリート は、
砂利(粗骨材)、砂(細骨材)、セメント、水、空気、混和剤
などでできています。
ちなみに、砂利を抜いたものがモルタル、砂と砂利を両方抜くとセメントペーストになります。

■ コンクリート の種類

主に下記の3つがあります。

  • 鉄筋コンクリート (RC):鉄筋が入った一般的なタイプ
  • 鉄骨鉄筋コンクリート (SRC):鉄骨+鉄筋入りの強度重視型
  • 無筋コンクリート :補強材なしのもの

中でも鉄筋コンクリートが多く使われますが、これは コンクリート と鉄筋の特性をうまく組み合わせているからです。

コンクリートは圧縮に強く、鉄筋は引張に強い。お互いの弱点を補い合える、相性のいい組み合わせなんです。

■ 劣化の原因と診断

ただし、「半永久的」と言われた時代も今は昔。

鉄筋のかぶり厚(表面から鉄筋までの距離)が不十分だと、鉄筋が錆びて コンクリート が剥がれてしまうこともあります。

弊社では、建築士や コンクリート診断士鉄筋探査機を使い、鉄筋の位置やかぶり厚を調査しています。

戸建ての基礎や、マンション・アパートの躯体など、新築・中古問わず対応可能です。

「購入前にチェックしたい」など、お気軽にご相談ください。

プロが教える 床下点検 ガイド[チェックポイント・危険サイン編]

〜自分で点検したい人向けの基礎知識〜

「床下って気になるけど、どう見ればいいの?」

そんな方のために、シロアリ・湿気対策の
プロが“自分でできる 床下点検 ”のポイントを解説します。

※ただし、点検は危険が伴う作業でもあるため、「ここまでは自分でOK」「ここから先はプロへ依頼」という境界もきちんとお伝えします。

まず知っておきたい:
     床下点検 の重要性

床下は家の土台。湿気や害虫が入りやすく、木材が腐ったりシロアリが発生したりすると、家の寿命に直結します。

とくに水回りや玄関下は要注意。
普段見えない場所だからこそ、早期発見が大切です。

▼ 自分で点検する前に:道具を準備しよう!

点検を安全かつ効率的に行うためには、最低限の道具があると安心です。

以下の記事では、実際の現場でも使っている「 床下点検 にあると便利な道具5選」を紹介しています。

👉点検のプロが教える床下点検ガイド[道具紹介編] | 広島住宅検査(広島のホームインスペクション)

■ 自分で点検できる主な
     チェックポイント

床下の通気口(外から確認OK)

家の外周にある「床下換気口」。
ここが塞がっていないか・通気できているかをチェックしましょう。

チェックポイント

  • 落ち葉や物で塞がっていないか?
  • 通気口の中が湿気で白っぽくなっていないか?

床下収納庫や点検口からのぞく
        (無理に入らない)

キッチンや廊下にある点検口を開けて、懐中電灯でのぞいてみましょう。
無理に床下へ入らないでください。

※湿気やホコリが多く、慣れていないと危険です。

チェックポイント

  • 水回り下に水たまり・湿った土がないか?
  • 木材に変色・カビ・腐りがないか?
  • 配管に水漏れの形跡(白いカルキ跡、湿りなど)
  • 断熱材が落ちていないか?

基礎の外側を確認(蟻道がないか)

外周の基礎をぐるっと回って、シロアリの蟻道(ぎどう)がないかチェック。

蟻道とは?

土を盛り上げたような、細い“土の筋”。

玄関周り・水回り近くの基礎立ち上がりに多く見られます。

■ 危険サイン!見つけたらプロに依頼すべき症状

次のような症状があれば、迷わずプロに相談してください。

  • 木材が変色・ボロボロ・柔らかくなっている
  • 蟻道や羽アリを見つけた
  • カビ臭や強い湿気を感じる
  • 床がフワつく・沈む
  • シロアリの糞のような木くずがある

■ 注意:こんな時は絶対に自分でやらない!

  • 点検口から中に入ろうとする(転倒・閉じ込め・吸引リスクあり)
  • シロアリを見つけて市販薬で対応しようとする(逆効果になる場合あり)
  • 電気配線やガス管周りをいじる(火災・漏電の危険)

最後に:プロの点検で
「見えない安心」を手に入れる

自分で点検することで「異常のサイン」に気づけるのは大事なことです。

ただし、床下の本格的な調査や処置はプロでなければ難しいのが現実。

  • 狭所での確認・撮影
  • 木部の内部確認(打診や器具による診断)
  • 湿気対策や防蟻処理

こういった作業は、私たちのような専門の資格と経験を持つ業者にお任せください。

今回の記事 まとめ

  • 水回りや玄関ホール下は特に要注意
  • 通気・湿気・木部の変色に注目してチェック
  • 蟻道や羽アリ、カビ臭はプロへ早急相談
  • 安心・安全のためには、年1回のプロ点検がおすすめ!

「ちょっと気になる」「床下が心配かも」と思ったら、ぜひ一度ご相談ください。

見えない場所こそ、プロの目でしっかり確認します。

【梅雨前にチェック!】外壁に白い粉が…それ、「 チョーキング 現象」かもしれません

梅雨時期を迎える前に、ぜひ一度ご自宅の外壁をチェックしてみてください。

手で触ったときに白い粉が付着するようであれば、それは「 チョーキング 現象(白亜化現象)」が起きているサインです。

■ チョーキング 現象とは?

チョーキング 現象とは、外壁塗装に使われている塗料の樹脂が紫外線や雨風などの経年劣化によって分解され、顔料(色の成分)が粉状になって表面に出てくる現象です。

白い粉や色の粉が手に付くことから「 チョーク の粉」に似ているため、この名がついています。

■ 梅雨時期に チョーキング を放置するリスク

梅雨は湿気が多く、雨が続く季節です。
この時期に チョーキング が起きている外壁を放置すると、以下のようなリスクが高まります。

  • 防水性能の低下
     塗膜が劣化している証拠のため、雨水が染み込みやすくなります。
    放っておくと外壁材の腐食や雨漏りの原因にも。
  • カビ・苔の発生
     湿度の高い梅雨時期は、表面に水分が残りやすく、カビや苔が発生しやすくなります。
    見た目も悪く、健康被害にもつながることも。
  • 劣化の加速
     一度劣化が始まると、梅雨時期の湿気や雨で進行が早まります。
    夏場の強い日差しでさらに劣化が進み、秋冬には深刻なダメージに。

■ チョーキング が出たらどうすればいい?

チョーキング が確認された場合は、早めの外壁診断とメンテナンスをおすすめします。

専門業者による点検

まずは劣化の程度を正確に判断するために、外壁診断を受けましょう。 チョーキング 以外にもヒビ割れや浮きなどがないかを確認します。

必要に応じて塗り替えを検討

 軽度であれば洗浄や防水処理だけで済む場合もありますが、塗膜が完全に劣化している場合は塗り替えが必要です。

■ まとめ:梅雨前の点検が、家を守る第一歩

外壁 の チョーキング 現象は、「そろそろメンテナンスの時期ですよ」という建物からのサインです。

梅雨を迎える前に点検しておくことで、雨によるダメージや余分な修繕コストを防ぐことができます。

当社では、外壁の無料診断や梅雨前のチェックも承っております。

気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

見えない床下が危ない!梅雨時期の湿気・結露に要注意

梅雨の時期、外気の湿度が高くなると、床下などの気流が滞りやすい場所では結露が発生することがあります。

⬇こちらの2枚の写真をご覧ください。

どちらも実際に住宅点検の際に撮影された床下の断熱材の結露の様子です。

【写真①】袋入りグラスウールの断熱材に付いた結露

床下のグラスウール断熱材の表面に水滴が付いている様子(結露)

透明のフィルム状になっている袋の内側や表面に、びっしりと水滴が付着しています。

この状態が続くと中の断熱材が湿気を吸い込み、カビや腐朽菌の温床になってしまいます。

【写真②】発泡スチロール系の床下断熱材にも水滴が…

床下の発泡スチロール系断熱材の表面に結露による水滴が付着している様子

こちらは発泡スチロール系の断熱材で、一見水に強そうな素材ですが、表面に温度差が生じることで結露が発生しています。

放置すると水滴が周囲の木材に移り、木材腐朽やシロアリ被害の誘発リスクにつながります。

床下の湿気・結露対策として最も効果的なのが、「床下換気扇」の設置による強制換気です。

自然換気だけでは空気が滞留しがちな床下も、電動の換気扇を設置することで通気をコントロールし、湿気を効率よく排出できます。

床下換気扇のメリット

  • 換気が安定するため、湿度が高い梅雨時期でも結露しにくくなる
  • カビや腐朽菌の繁殖を抑制
  • シロアリが好む環境を作りにくくする
  • 長期的に見て構造材の劣化を防ぎ、家の寿命を延ばせる

当社では、点検結果に応じて最適な換気扇の機種・台数・設置位置をご提案しています。

最近の高気密・高断熱住宅では、床下に通風孔が設けられていない構造が増えており、「床下換気扇が設置できない」とお困りの方もいらっしゃいます。

そんな場合でも、対応策はあります!

基礎内断熱+床下空間を室内環境として管理する

・床下を室内同様に空調管理する方式(いわゆる床下エアコン方式
・エアコンや除湿器の吹き出し口を床下に設け、湿度をコントロールする工法

点検口や床下収納を活用して「調湿材+除湿器」で対応

・床下へのアクセス可能な開口部から調湿材を敷設
一時的な除湿器の設置で湿度を抑制し、カビ・結露を予防

床下全体に「防湿シート+調湿材」を施工する

・地面からの湿気上昇を遮断し、空気中の湿度の蓄積を防ぐ
・特に地盤面が土のままの家では非常に効果的です

床下の状態は住んでいる方自身ではなかなか確認できません。

だからこそ、私たちのような床下環境のプロに点検をご依頼いただくことが一番の早道です。

梅雨本番を迎える今こそ、湿気と結露の対策を!

快適で長持ちする住まいを守りましょう。

床下に広がる カビ の恐怖…これが現実です

住宅の床下に発生する カビ 、見たことありますか?

湿気がこもりやすい床下空間は、条件が揃えばカビが一気に繁殖します。

今回は、実際の現場で撮影した衝撃的なカビの写真をご紹介します。

※この先に不快に感じる可能性がある写真があります。

気分が悪くなる可能性もありますので、自己責任でご覧ください。

衝撃の写真を見る
床下の湿気が多いところの木材にカビが生えてる画像
気持ち悪い画像なので注意が必要

床下に カビ が生える原因とは?

  • 換気不足による湿気のこもり
  • 断熱不良による結露
  • 雨漏りや配管からの水漏れ

カビ の放置がもたらす影響

  • 構造木材の腐朽(家の耐久性低下)
  • シロアリを呼び寄せるリスク
  • アレルギーや健康被害の懸念

早めの対策が重要です

もし床下のカビが気になったら、専門業者による点検をおすすめします。

弊社では床下の無料点検を実施中。気になる方はぜひお気軽にご相談ください。

【におい・音・湿気】そのサイン、雨漏りかも?見逃さないためのチェックポイント

雨の日、「あれ、変な音…?」「ちょっとカビ臭い?」

その違和感、雨漏りの初期サインかもしれません。

目に見えるシミや天井の剥がれが起こる頃には、被害はかなり進行していることも。

今回は、雨漏りの“見えない初期症状”に気づくためのポイントを解説します。

雨漏りと聞くと「天井から水がポタポタ落ちる」状態を思い浮かべがちですが、実際にはもっと静かに進行していきます。

特に梅雨や台風後のこの時期、小屋裏や壁内で発生する以下のようなサインに注意が必要です。

  • 雨天時に「どこからか水音が聞こえる」
  • 天井裏や壁内からポタポタという水滴の音
  • 晴れている日はしない場合、雨水の侵入を疑うべきです

これらは屋根材や外壁から侵入した雨水が木部に落ちている可能性があります。

雨漏りによる湿気は、室内の空気にも変化をもたらします。

このような不快なにおいの多くは、カビや腐朽菌の繁殖が原因です。

  • クローゼット・押入れからのカビ臭
  • 土や泥のようなにおい
  • ドブのような刺激臭(腐朽菌が原因のケースも)

こうしたにおいは、湿気と温度(25〜30℃)が揃ってカビや菌が繁殖している証拠です。

梅雨〜夏に特に注意しましょう。

  • 天井や壁紙の微妙な変色
  • クロスの継ぎ目が浮いたり、剥がれたりしている
  • 窓際の木部にカビが出始めた
天井に水シミがある
 水漏れによる天井のシミ

これらは目に見える初期の変化。

表面上は軽度でも、内部で断熱材や下地木材が傷んでいるケースが多くあります。

  1. 木材の腐朽・断熱材のカビ
  2. 電気配線への悪影響 → 感電・漏電のリスク
  3. 壁内の空気環境悪化 → 健康被害(喘息・アレルギー)
  4. 内装全体の補修が必要 → 数十万円以上の工事費用に発展するケースも
腐朽菌が発生した床下の木材
床下の木材に腐朽菌が発生
雨漏れで畳にカビが発生
雨漏りにより 畳にカビが発生

市販の消臭剤や炭などで応急対応する方法もありますが、においの元となる雨漏り自体が解決しなければ根本改善にはなりません

以下のような場合は、早めの専門点検をおすすめします:

  • 雨の日だけ音・においがする
  • 押入れやクローゼットがジメジメしている
  • 他社で原因不明と診断されたが症状が続く

当社では、一般的な目視確認だけでなく、必要に応じて床下・小屋裏に実際に潜って確認する検査も対応可能。

以下のような点も含めて、建物全体の健康診断を行います:

  • 雨漏り・湿気・カビ・シロアリ
  • 断熱不良・通気不良
  • 耐震状態や基礎の劣化

目に見えない場所だからこそ、「音」「におい」といった体感的なサインに気づくことが早期対応への第一歩になります。

被害が広がる前に、気になる点があればお気軽にご相談ください。

📩 点検予約・ご相談はこちらから → [お問い合わせフォームへ]

点検のプロが教える 床下点検 ガイド[ 道具紹介 編]

「床下が気になる」「自分で点検してみたい」――そんな方が増えています。

しかし、床下は狭く暗く危険も多いエリア

最低限の道具と知識を備えておくことが、自分を守る第一歩です。

今回は、現場のプロが「これだけは持っておいてほしい!」と感じる、初心者向け床下点検道具ベスト5を紹介します。

これがないと始まらない!初心者向け 点検道具 ベスト5

第5位: 差し棒 (指し棒・ドライバーなど)

手を突っ込まず“触る代わり”に使う道具

構造材や配管の状態確認時に便利。長めのドライバーや棒状工具で、直接触れずにシロアリの食害の“スカスカ音”確認にも使えます。

シロアリの被害がある木材にはドライバーが刺さります。

シロアリ被害のある木材にドライバーを刺している画像

プロの一言:
「気になる箇所をみつけたけど手が届かない・・そんなことがおきた時に役立ちます」

第4位:カメラ or スマホ(ライト付き)

記録を残すことで“見直し”と“相談”ができる

見つけた異常を写真で記録しておくと、プロへの相談時もスムーズです。

床下の奥まで届く自撮り棒があるとさらに便利。

プロの一言:
「“見たつもり”が一番危ない。後から確認できるよう必ず記録を」

第3位:マスク(防塵・防臭対応)

カビ・ホコリ・虫のフン…呼吸器を守ろう

見えない粉塵やカビの胞子が漂っていることもあります。

防塵マスク があると安心。

プロの一言:
「床下のホコリを吸い込むと体調崩します あと鼻毛がすごい伸びます」

第2位:作業用ツナギ

服装で快適さと安全性が決まる

床下はホコリ・クモの巣・湿気・場合によっては害虫がいます。

動きやすく汚れてもOKなつなぎタイプ がベスト。

いつも FIELD さんでツナギを選んでおります。

社員同士間違えないよう刺繍入り。

手袋も必須です。

プロの一言:
「服に引っかかった虫を家に持ち込まないよう、点検後は着替えと洗濯を」

第1位:LEDライト

明るさ確保が命!

床下はとにかく真っ暗。明かりがないと何もできません。

電池式より充電式が便利で、明るさ300lm以上が理想です。

電池切れや接触不良によって真っ暗になってしまうのは怖いのでしっかりした物を選びましょう。

色々なライトを使用しましたが現在は GENTOS (ジェントス)製品を利用しています。
閃シリーズを愛用しております。

プロの一言:
「明るさ不足でシロアリの蟻道を見逃したケースも。ケチらず良いものを選んで!」

おまけ: コンドルマスク

たまに思わぬ虫と遭遇したとき、これがあるのとないのとで安心感が全然違います。

価格も比較的リーズナブルなので、ぜひ一度試してみてください。

“備えあれば憂いなし”を実感できるアイテムです。

最後に

床下点検は、最低限の装備が揃ってこそ安全・正確に行える作業です。

道具を揃えることは、「自分を守る意識の第一歩」。

無理な姿勢や見落としによる二次被害を避けるためにも、

不安がある場合はプロの点検を活用するのも重要です。

今こそ見直す!梅雨を快適に乗り切る断熱・換気リフォーム

梅雨時期は、湿気・カビ・結露・室内のジメジメ感など、住まいにとって多くのストレスがかかる季節です。

「部屋がなんとなくカビ臭い」
「エアコンの効きが悪い」
「押入れの中がジメジメする」
…そんなお悩みはありませんか?

こうした不快な症状の原因は、
「断熱」と「換気」がうまく機能していないことに起因するケースが多く見受けられます。

今回は、梅雨を快適に乗り切るための断熱・換気リフォームのポイントをご紹介します。


◆ 湿気・結露・カビの
原因は“断熱不良”にあり!

断熱性能が低いと、屋外の湿気や温度変化が室内に伝わりやすくなり、次のような問題が発生します。

  • 外気と室内の温度差により結露が発生
  • 壁・床・天井の内部に湿気がたまり、カビ・腐朽菌の温床に
  • 湿度が上昇し、ダニ・シロアリの繁殖環境になりやすい

これらは、ただ不快というだけでなく、住まいの寿命や家族の健康にも悪影響を及ぼします。

断熱材があっても効果を発揮できていないことも・・


◆ リフォームで改善できる断熱対策

リフォームによる断熱改善には、以下のような方法があります。

◎ 壁・床下・天井への断熱材の追加施工

既存住宅でも、天井裏や床下に断熱材を追加することで、外気の影響を大幅に減らすことができます。

とくに床下断熱は、足元の冷え・湿気にも有効です。

◎ 内窓(二重窓)・断熱サッシの設置

古いアルミサッシから、断熱性の高い複層ガラスサッシや内窓への変更で、結露の抑制と冷暖房効率の向上が図れます。

補助金制度も活用可能な場合があります。

◆ “換気”も快適さの鍵!空気がこもらない住まいに

湿気がこもる原因のひとつが換気不足です。
最近では気密性の高い住宅が多くなった反面、適切な換気がされていないと空気がよどみ、カビやアレルゲンの発生リスクが高まります。

◎ 換気設備の見直しポイント

24時間換気システムのメンテナンスはできていますか?

フィルターの汚れやモーターの不具合は換気効率を落とします。

湿気がたまりやすい場所(脱衣所・トイレ・押入れなど)に局所換気を設置

必要に応じて換気扇や通気口の追加を検討しましょう。

床下換気・小屋裏換気の改善

シロアリ・カビ対策として、床下の自然換気や強制換気の設置も有効です。

◆ 今こそ梅雨前の住まい点検・見直しを!

特に以下のような症状が見られる場合、リフォームによる改善が必要かもしれません。

  • 室内にカビ臭さを感じる
  • 窓まわりや壁が結露しやすい
  • 雨の日に部屋の湿度が高く、冷房の効きが悪い
  • 押入れや収納の中が湿っぽい
  • 床下の湿気やシロアリが心配

こうした状態を放置すると、建材の腐食やシロアリ被害などにもつながり、後々大きな補修が必要になるケースも少なくありません。

◆ まとめ:快適な住まいは「断熱×換気」でつくる

梅雨は、住まいの“弱点”が顕著に現れる時期です。

暑さ・湿気・カビ・空気のよどみ…これらを根本から改善するには、断熱性能の強化と適切な換気計画がカギとなります。

「梅雨のジメジメがつらい…」

「築年数が経っているので断熱性が心配…」

「カビや結露に悩まされている…」

そんな時は、ぜひ私たちにご相談ください。

専門スタッフが現地調査を行い、住宅の状態に合わせた最適なリフォームプランをご提案いたします。

快適で健康的な住まいを、梅雨の今こそ実現しませんか?