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【住宅の 雨漏り にお困りの方へ】白い跡は 雨漏り のサイン?早期発見が建物を守ります!

白い跡は 雨漏り のサイン?早期発見が建物を守ります!

「最近、天井に白っぽい跡が出てきた」「なんとなく部屋がジメジメしている気がする」――
そんなお悩みをお持ちの方、それは 雨漏り の前兆かもしれません。

雨漏り は一度発生してしまうと、建物の構造材の劣化やカビの発生、シロアリ被害につながることもあり、早期発見・早期対応が非常に重要です

今回は、意外と知られていない「雨漏りのサイン」や「調査の重要性」について、詳しく解説します。

■ 雨漏り のサインとは?

一般的に「 雨漏り 」と聞くと、ポタポタと天井から水が垂れてくるような状態をイメージされる方が多いかもしれません。しかし、実際にはもっと早い段階で目に見えないサインが現れています。

例えば…

  • 天井や壁に白っぽいシミがある
  • 屋上やベランダに水が溜まりやすい
  • 雨の後、カビのようなにおいがする
  • クロスや壁紙が浮いている、剥がれかけている
  • 屋根裏の木材やコンクリートに白い粉状の跡が出ている

この中でも、特に注意したいのが白い粉や筋状の跡=白華(はっか)現象です。

■ 白華(エフロレッセンス)は 雨水侵入 のサイン

白華とは、コンクリートの表面に現れる白っぽい結晶や粉のようなものです。

これは、雨水などがコンクリート内部に侵入し、水に溶けた成分(カルシウムなど)が表面に出てくることで発生します。

この現象が起きるということは、外部の水が内部へ入り込んでいる証拠。つまり、雨漏りがすでに始まっている、もしくはその一歩手前の状態と考えられます。

特に鉄筋コンクリート造(RC造)の住宅では、屋上の防水層や排水設備の劣化が原因で雨水が滞留し、知らないうちに建物内部へ浸水してしまうことがあります。

■ 広島県内 で多い相談事例

私たちが広島県内で対応している雨漏り調査では、以下のようなケースが多く見られます。

  • 築15年以上経過した RC造の住宅 で、屋上の 排水口 に 土砂 が溜まり、白華が発生
  • 木造住宅で、天井裏の木材にカビや変色が確認され、実際にクロス裏に水の侵入跡があった
  • ベランダの防水層が劣化し、1階の天井にうっすらとシミが浮き出てきた

これらはすべて、「目に見える被害が出る前に気づけた」ケースです。

雨漏りは、「水が落ちてから」では遅いことが多く、構造部の劣化や補修費用が高額になる前に、定期的な点検と早期調査が大切です。

■ 雨漏り 調査って何をするの?

弊社では、以下のような流れで調査を行っています。

事前ヒアリング・建物外観のチェック

気になる症状や過去の履歴を確認し、外壁・屋根・屋上・ベランダなどの状態を調べます。

必要に応じて屋根裏や天井裏の点検

シミや白華の発生場所を重点的に調査。必要に応じて散水試験を実施することもあります。

調査報告書の作成・ご説明

写真付きの報告書を提出し、雨漏りの原因と対策をご提案します。

調査のみのご依頼も可能で、無理な工事の押し付けなどは一切ありません。

「念のためチェックしてほしい」というご相談でも歓迎しております。

■ 広島県内全域対応中!お気軽にご相談を

弊社では、広島市・呉市・東広島市・廿日市市・福山市など広島県内全域に対応しています。

建築士や専門スタッフが丁寧に調査いたしますので、安心してお任せください。

特にこれから梅雨や台風シーズンに入るこの時期は、雨漏りのご相談が増えてまいります。

少しでも「おかしいな?」と感じたら、早めのご連絡が被害拡大を防ぐ第一歩です。

検査のお申込みはコチラから

廿日市市で基礎 クラック 補修工事|エポキシ樹脂 を用いたひび割れ修繕

廿日市 市内の住宅にて、 基礎コンクリート に発生した クラック (ひび割れ)の補修工事を行いました。

今回は、構造的に影響のある可能性のある クラック に対し、 エポキシ樹脂 による注入処理を実施しています。

現場の状況【施工前】

基礎クラックを発見した

「基礎の立ち上がり部分にひび割れが確認できました。放置すると、水の侵入や鉄筋の腐食につながる可能性があります。」

🛠 施工内容【 エポキシ樹脂 注入】

基礎クラック 補修をしている様子
基礎クラックにエポキシ樹脂注入後

「 クラック 部分に専用ノズルを取り付け、低圧で エポキシ樹脂 を注入していきます。樹脂が クラック の奥までしっかりと充填されるよう、時間をかけて作業を行いました。」

基礎クラック 補修後

「注入が完了したら、表面を整えて仕上げます。 クラック が再発しにくくなるだけでなく、構造の補強効果も期待できます。」

✅ 工事の詳細

  • 場所: 廿日市市 ( 木造2階建て 住宅 )
  • 施工内容: 基礎クラック補修
  • 作業時間:約3時間
  • クラックの深さ・幅:深さ15mm程度、幅0.3~0.5mm

🧱 エポキシ樹脂 注入の効果とは?

  • 微細な クラック にも深く浸透し、強力に接着・補強
  • 水の侵入を防ぎ、基礎の耐久性を維持
  • 長期的な 構造トラブル の予防につながる

コンクリートに 白い粉 ?それ、白華 現象かもしれません!

今回は、あまり知られていないけれど意外と多い現象――「床下の 白華 (はっか)現象」についてお話しします。

「最近、床下の点検口を開けたら、束石に白い粉のようなものが付いていた」

「白い毛が出ているけど、カビ?それとも劣化?」

このようなケース、実は 広島県 内でもよく見られる症状で、その正体は「 白華 現象 (エフロレッセンス)」である可能性が高いのです。

白華 とは、コンクリート や モルタル に含まれる水溶性の成分が、表面に浮き出てくる現象です。

主に、コンクリート 内部に侵入した水分が成分を溶かし、蒸発する過程で 白い結晶(主に炭酸カルシウムや硫酸塩)として表面に現れます。

つまり、白華 が起きているということは、「水がコンクリートに触れて内部を通過した」という証拠

特に住宅の床下に使われている「束石(つかいし)」で発生することが多く、見落とされがちな雨漏り・湿気被害のサインです。

束石は、住宅の床を支える「床束(ゆかづか)」の基礎となる構造物で、コンクリート製が一般的です。
この部分に白華が発生する主な原因は、以下のようなものが考えられます。

  • 地面からの湿気上昇(地中の水分が束石に吸い上げられる)
  • 周辺の通気不足により結露が起こっている
  • 雨水や排水の侵入(外部から水が回り込んでいる)
  • 基礎内部 の 防湿処理 の不備や経年劣化

束石の表面に 白華 が見られる場合、その周囲の湿度が高い状態になっている可能性が高く、木材腐朽やシロアリ被害の温床にもなりかねません。

白華 現象 自体は、構造的な強度には直ちに影響するわけではありません

しかし問題なのは、白華が出ているということは、すでに水分の経路ができている=湿気が溜まりやすい環境にあるという点です。

湿気がこもることで、以下のようなリスクが高まります:

  • 木材のカビ・腐朽
  • シロアリの発生
  • 床鳴り・床の沈み
  • 断熱性能の低下
  • 室内の結露やカビ臭の発生

特に広島のように梅雨・台風シーズンの降雨が多い地域では、床下の湿気対策が住まいの耐久性に直結します。

私たちは、住宅の床下調査・シロアリ点検・湿気診断などを広島県内全域で対応しております。

調査では次のような点をチェックします:

  • 束石や基礎コンクリートの白華・ひび割れ状況
  • 床下の湿度・気流の通り具合
  • 木材の含水率(腐朽リスク)
  • シロアリの侵入経路の有無
  • 防湿シートや換気口の状態

点検には、建築士や防蟻施工士など専門資格を持つスタッフが対応し、写真付きの報告書とともに原因・対策をご提案いたします。

白華現象 そのものは見た目の問題が大きいですが、その背後にある「水分の動き」は見逃せません。

以下のような対応が推奨されます:

  • 床下の通気改善(換気口・強制換気など)
  • 防湿シートの敷設床下調湿材の導入
  • 束石周辺の再防蟻処理や断熱補強
  • 必要に応じた白華のクリーニング処置

また、白華がひどくなったり広がってきた場合には、雨漏りや配管の水漏れの疑いもありますので、早めの点検をおすすめします。

私たちは、 広島市 ・ 東広島市 ・ 呉市 ・ 廿日市市 ・ 三原市 など、広島県全域で建物調査・床下点検を行っております。
地域密着で豊富な実績があり、住宅の状況に合わせて最適な改善策をご提案します。

調査の相談やお申込みはこちら↓ 

中古住宅の見分け方|購入前に確認したいチェックポイント


←close     もくじ

1、外観のチェックポイント

2,室内のチェックポイント

3,設備・インフラのチェックポイント

4,書類・法的なチェックポイント

補足アドバイス:失敗しないためのポイント


中古住宅を購入する際には、見た目だけでは判断できない重要なチェックポイントが数多くあります。

本記事では「外観」「室内」「設備」「法的書類」などのカテゴリに分けて、確認すべきポイントをわかりやすくご紹介します。

また、専門業者によるインスペクション(建物状況調査)や、購入後に必要となるリフォーム・保険・耐震基準についても補足していますので、ぜひ最後までご覧ください。


1、外観のチェックポイント

● 外壁塗装 の劣化

・ひび割れ、塗装の剥がれ、コーキングの劣化

・手で触ると白い粉(チョーキング)が付着する場合は塗膜が劣化しています

※外壁塗装 の耐用年数は一般的に約15年が目安です。
特に窓まわりのコーキングに切れや浮きがないか確認しましょう。

● 屋根の状態

・ズレ、割れ、色あせ

・特に「化粧スレート屋根(カラーベストなど)」は劣化が進んでいる可能性があります

● 基礎のひび割れ(クラック)

・細かいヘアクラックは問題ありませんが、横方向のひび割れや幅が広いものは要注意です。

● 排水・雨樋

・雨樋の詰まり、傾き、割れ、外れがないか

・劣化すると屋根や外壁にも悪影響が出る可能性があります

→過去の関連記事
【雨樋の点検と水漏れメンテナンスについて】

● 敷地・地盤

・建物の傾きや沈下の有無

・周囲にひび割れや水たまり跡がある場合は、地盤沈下の可能性も

● シロアリ被害の兆候

・基礎周辺や床下の木部に「蟻道(ぎどう)」や腐朽の跡がないか確認

・可能であれば、専門業者による床下点検をおすすめします

      ↓基礎周辺の蟻道


2,室内のチェックポイント

中古住宅では、室内の状態からも劣化や不具合のサインを見つけることができます。

● 床の状態

・歩くと沈む、傾いている(ビー玉を転がして傾きを確認)

・特に水回り(洗面所・トイレ)は床が弱くなっていることがあります

● 壁・天井のシミやカビ

・雨漏り跡がないかを確認(窓上や天井の角に要注意)

・カビや湿気 が原因の場合、断熱や換気の問題も考えられます

→過去の関連記事
【天井に“怪しいシミ”?雨漏れ発見の瞬間とインスペクションの重要性見逃していたらどうなっていたか?】

● ドア・窓の開閉チェック

・スムーズに開閉できるか、引っかかりやゆがみがないか

・建物の歪みが開口部に現れることがあります

● 畳・フローリングの劣化

・傷み、沈み、浮き、日焼け、隙間など

・フローリングの隙間や浮きは、下地の劣化や湿気が原因の場合もあります

● 室内のニオイ

・カビ臭、ペット臭、異臭など

・臭いの発生源(排水溝、クロス、床下など)を確認することで、隠れた劣化要因が見つかることもあります


3,設備・インフラのチェックポイント

住宅の内部設備 は、交換や修繕に大きなコストがかかる部分です。年式や使用状況を事前に確認しましょう。

● 給排水設備

・配管からの水漏れやサビの有無

・特に鉄管が使用されている場合は、老朽化している可能性が高く注意が必要です

● 電気系統

・コンセントの数や配置、分電盤の容量に余裕があるか

・電気容量が少ないと、エアコン・IHなどの機器が使用できないケースもあります

● ガス・給湯器の状態

・給湯器の年式と動作確認(15年以上経過していれば取替え検討)

・異音や異臭がある場合は劣化のサイン

・古い給湯器は光熱費が高くなる傾向があるため、国の補助金制度を活用して交換するのもおすすめです

● 換気設備

・換気扇の動作確認、風量、ダクトの汚れ

・新築時から交換されていない場合は、
リフォーム前提での確認が必要です


4,書類・法的なチェックポイント

建物の法的状態や権利関係についても確認しておくことが重要です。

● 登記簿 の確認

・所有者の名義、抵当権の有無、他人の権利が残っていないか

● 建築確認済証 ・ 検査済証 の有無

・適法に建築された物件かを判断する重要な書類

・特に昭和期(昭和56年以前)に建築された建物は、現行の耐震基準を満たしていない可能性があります

● 境界確認

・隣地との境界が明確かどうか(トラブル防止のためにも重要)

● 増改築の履歴

・無許可の増築や未登記部分がないか

・ローンや保険に影響を及ぼすことがあるため、事前に確認を

原則10㎡以上の増築は建築確認申請が必要です。

平面図と実際の間取りが一致しているか確認してください。

※安全性の問題や住宅ローン等が受けられない場合があります。


補足アドバイス:
失敗しないためのポイント

◆ インスペクション ( 建物状況調査 )の活用

中古住宅の購入時は、第三者による インスペクション を依頼するのがおすすめです。

見えない部分の劣化状況や不具合が明確になり、「購入判断の基準」や「リフォーム計画」の材料になります。

→過去の関連記事
【ちょっと待って!後悔しないための「建物状況調査(インスペクション)」とは?】

◆ リフォーム 前提なら予算把握が重要

劣化箇所を事前に把握しておくことで、リフォーム の予算感や優先順位をつかむことができます。

◆ 住宅ローン減税・瑕疵保険の適用条件

ローン減税 や「 既存住宅売買瑕疵保険 」の加入には以下の条件が必要です。

・昭和57年1月1日以降に建築された住宅 もしくは

・耐震基準適合証明書の取得

・瑕疵保険( インスペクション とセット)に加入すること

これらの条件を満たすことで、購入後の補助制度を活用しやすくなります。


最後に

中古住宅の購入は、新築とは異なり「状態の見極め」が非常に重要です。

外観・室内・設備・書類など、あらゆる視点からチェックし、必要に応じて専門業者のアドバイスや点検を活用することで、失敗のない物件選びが可能になります。

「見た目はキレイ」でも「内部は劣化していた」というケースは少なくありません。

大切な マイホーム購入 を成功させるために、ぜひ本記事のチェックポイントを参考にしてみてください。

擁壁 のコンクリート剥落は見逃し厳禁!現場から学ぶ定期検査の重要性

住宅の安全性を保つうえで、 擁壁 の状態チェックはとても重要です。
特に、コンクリートの剥落が見られる場合、目に見えない部分で劣化や構造的な問題が進行している可能性があります。

実際に、実施した住宅検査においても、擁壁のコンクリート剥落を発見しました。
今回はその事例を通じて、見過ごされがちな擁壁の検査や調査の必要性についてお話します。


剥落の発見から見えた問題点

広島市内の該当の住宅は敷地が道路より高くなっており、それを支える 擁壁 はコンクリート製でした。
検査中、 擁壁 の一部に明らかな剥落が見つかり、写真で確認できるほどでした。

剥落 の原因として想定されたのは、内部の 鉄筋 が錆びて膨張し、それによりコンクリート表面を押し出した現象です。
このような 鉄筋 の腐食による剥落は、放置するとさらなる劣化を招き、場合によっては構造の安全性に影響を与えることもあります。


剥落 は「住まいの外」で起きているからこそ危険

多くの方が気づいていないのが、擁壁の剥落や劣化が居住空間の外で起きるため、日常生活では気づきにくいという点です。
床下のシロアリ被害や土台の腐食と同様、気づかずに放置されやすい場所でもあります。

しかし、 擁壁 は敷地全体の安全性に関わる重要な構造物。
剥落を放置すれば、それがきっかけで倒壊リスクが高まる可能性もゼロではありません。


剥落 を見逃さないためにできること

弊社では、住宅全体を対象とした 建物状況調査 (インスペクション)に加え、 擁壁 や 外構 の状態までしっかり確認する対応が可能です。

特に「古い擁壁がある」「鉄筋コンクリート製で見た目に不安がある」といった場合は、一度調査をご検討ください。

今回の事例紹介記事はこちらからご覧いただけます

▶【擁壁のコンクリート剥落発見 検査や調査の必要性を痛感


剥落 は劣化のサイン、早期発見がカギ

コンクリートの 剥落 は、単なる見た目の問題ではなく、内部構造 の異常を知らせる重要なサインです。
特に擁壁のように日常で意識しにくい部分ほど、専門的な目での 定期チェック が求められます。

「最近、 擁壁 の表面に変化したと感じる」「以前よりひびが目立ってきた」
など、少しでも不安に感じることがあれば、お気軽にご相談ください。
早めの対応が、住まいの安全を守る第一歩です。

DIY 好き必見!中古住宅の「見えないリスク」を自分でチェックする3つのポイント

中古住宅 を購入するとき、プロに頼むのはもちろん安心ですが、実は自分で簡単にチェックできるポイントもたくさんあります。

ちょっとしたコツを知っておけば、見えにくい断熱や湿気、シロアリの問題を早めに発見できて、後々のトラブル防止につながりますよ。

今回は DIY 好きのあなたにぴったり、自分でできる「見ないリスク」のセルフチェック法をご紹介します。

断熱のチェックはここを見てみよう!

壁や窓の結露はないか?カーテンを開けた時の冷気の入り方は?

天井や壁に触ってみて冷たく感じる場所はないか?

床下や屋根裏を覗けるなら、断熱材の有無や状態を確認してみよう。
 

湿気のチェックポイント

床下収納や押入れの中を開けて、カビ臭さや湿り気がないか確認。

換気口や通気口が塞がれていないか?通気が悪いと湿気が溜まりやすいよ。

浴室やキッチンの水回りは漏水跡がないかチェック!水滴やシミがあれば要注意。

シロアリのセルフチェック法

木部(柱や床の角など)を軽くたたいてみて、空洞音がしないか?

お家の周辺にある木材に異変がないかチェック!。

羽アリの抜け殻が落ちていないか、特に春先は注意して見てみて。

↓シロアリの生態について詳しくはここをクリック

まとめ

プロに頼む前に、まずは自分でチェックできるポイントを知っておくと安心感が違います。
少しの手間で大きなトラブルを未然に防げるかもしれません。

もし気になることがあれば、専門業者のホームインスペクションや防蟻処理の相談もおすすめです。

【専門家解説】 中古住宅 に潜む「 見えないリスク 」とは?購入前に必ず確認すべきポイント

中古住宅 を購入する際、価格や立地、見た目のきれいさだけで決めてしまうのは危険です。

見た目では分からない「 見えないリスク 」が存在し、それが住み始めてからのトラブルや大きな出費につながるケースも少なくありません。

今回は、建物診断の専門家の視点から、中古住宅 購入前に確認すべき見えないリスクと、その対策方法について解説します。

木造住宅における最大のリスクのひとつがシロアリ被害です。

シロアリは土台や柱を内部から食い荒らし、気づいたときには構造的に危険な状態になっていることも。

見た目ではわからないため、必ず専門業者による点検を依頼しましょう。

シロアリの「蟻道」が基礎などに確認できた場合は、駆除と防蟻処理をセットで対応することが重要です。

床下の基礎をつたってシロアリが蟻道を作って木材まで到達している写真

中古住宅では、床下や壁内の給排水管の劣化・漏水も見落としがちなリスクです。

  • 水圧が弱い
  • 排水の流れが悪い
  • 床がブカブカする

こういった症状は、配管の腐食や漏水が原因の可能性もあります。

床下カメラや水圧テストなどによる事前チェックで、安心して住める家かを判断しましょう。

床下の塩ビ管(給水管)が劣化していて穴が開き水が噴き出している写真

2000年以前に建てられた住宅の多くは、現行の耐震基準を満たしていません。

見た目がきれいでも、構造的な耐震性が不十分なケースも多くあります。

当社では、既存住宅の耐震診断を行い、必要に応じて耐震補強のご提案も行っています。

家族の命を守るためにも、中古住宅 購入前の耐震チェックは必須です。

古い住宅は断熱材が薄かったり、隙間が多く気密性が低い傾向があります。

これにより、以下のような問題が発生します:

  • 冬寒く、夏は暑い
  • 結露によるカビ発生
  • 冷暖房効率 が悪く電気代が高い

当社では、気密測定(C値測定)によって住宅の気密性能を数値で評価し、必要に応じて断熱リフォームの提案をしています。

リフォーム歴や修繕歴が確認できると、将来的なリスクの予測がしやすくなります。

また、第三者の専門家 によるホームインスペクション(住宅診断)を実施することで、外観だけでは分からない劣化や構造の問題点も把握可能です。

当社では住宅診断士による報告書付きの診断も対応可能です。

点検時に、見た目では分からない湿気や腐食、漏水による基礎の劣化などを確認するケースが多くあります。

また、「中古住宅 を購入して数ヶ月後に床下がカビ臭くなった」「水道代が急に高くなった」などの住んでから発覚するトラブルも。

こうした問題は、購入前に専門家のチェックを入れることで回避できます。

中古住宅 は、新築と比べて価格が安く、立地条件の選択肢も広い魅力的な選択肢です。

ですが、見えないリスクを放置すると、後々の修繕費用や安全性に大きく関わってきます。

購入前には、以下のチェックをおすすめします:

  • ✅シロアリ検査・防蟻処理
  • ✅ 給排水や水まわりの劣化確認
  • ✅ 耐震診断・補強の検討
  • ✅ 気密測定・断熱性能の評価
  • ✅ ホームインスペクションの実施

当社では、防蟻処理・気密測定・耐震診断・住宅診断(インスペクション)まで一括対応が可能です。

中古住宅 購入前のチェックに不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

地元密着・専門資格者が対応いたします。

「 床がたわんどる んよ」床のたわみ の原因とは?放置すると危険な理由と対策について

「最近、床がフワフワ しよる」
「歩くと沈むような感覚がある」
——このような 床のたわみ を感じたことはありませんか?

実はこの症状、家の老朽化 だけでなく、シロアリ被害構造的な問題 が隠れとる可能性もあるため注意が必要です。

今回は、床のたわみ の主な原因と放置するリスク、そして適切な対処法について解説します。

床がたわむ 主な原因

シロアリによる木材の腐食

床下の木材(大引きや根太)がシロアリに食害されてしまうと、強度が大きく低下し、人が乗るだけで沈んでしまうことがあります。
特に見えない床下で進行している場合、気づいた時には被害が広範囲に及んでいるケースも少なくありません。


湿気による木材の劣化

床下に湿気が溜まると、木材が腐朽菌に侵され柔らかくなります。これにより床がしなりやすくなり、たわみの原因になります。特に、換気が不十分な築年数の古い住宅ではよく見られる症状です。


経年劣化

築年数が20年以上経っている場合、床の構造材の劣化・変形が原因でたわみが起きることがあります。


床のたわみ を放置すると…

床のたわみ をそのままにしておくと、構造的な安全性が損なわれるだけでなく、家全体の資産価値にも影響します。
特にシロアリ被害が原因の場合、被害が壁・柱・屋根にまで広がる危険性があるため、早めの点検と処置が必要です。


専門家による床下調査が安心

床のたわみ が気になったら、まずはホームインスペクション(住宅診断)床下調査を受けることをおすすめします。

点検で、シロアリの有無・木材の状態・湿気環境などを正確に把握できます。

弊社では、以下のようなサービスをご提供しています:

  • シロアリ被害の調査・防除工事
  • 床下の湿気・断熱対策
  • 老朽化箇所の修繕・補強リフォーム
  • 外壁や水回りを含めた住宅全体の点検

「 床がたわむ 」という症状は、小さな不具合に見えて重大なトラブルのサインであることも。
原因がはっきりしない場合は、自己判断せずに専門家の診断を受けることが重要です。
安心・安全な住まいを守るためにも、ぜひ早めのご相談をおすすめします。

中古住宅 を購入するなら「 瑕疵保証 」が絶対に必要な理由とは?

中古住宅 を購入する人が
見落としがちな“落とし穴”

マイホームを手に入れる際、価格の面から「中古住宅」を選ぶ方が増えています。
しかし、新築と違い「中古住宅」には見えないリスクが潜んでいることをご存じでしょうか?

そのリスクの一つが、「瑕疵(かし)」です。


「 瑕疵(かし) 」とは?
簡単に言うと“隠れた不具合”

瑕疵とは、建物の構造部分などにある本来あるべき性能が発揮されない状態のこと。
たとえば以下のようなケースが該当します。

  • 雨漏り
  • シロアリ被害
  • 基礎のひび割れ
  • 構造的な不具合

こうした瑕疵が購入後に発覚してしまうと、高額な修繕費用が発生する可能性も。


そんな時に役立つのが
       「 瑕疵保証 」

「 瑕疵保証 」は、万が一、建物に瑕疵があった場合に修理費用などをカバーしてくれる保険制度です。
特に、中古住宅の取引においては非常に重要なポイントになります。


広島住宅検査サービスの
「 中古住宅 瑕疵保証 」はここが違う!

当社では、国土交通省の定める検査基準に則った第三者機関によるホームインスペクション(建物状況調査)を実施。
これにより、客観的な視点で住宅の状態を評価し、「保証付き」の安心取引をサポートします。

さらに以下のようなメリットも:

  • 瑕疵が見つかっても最長1年保証
  • 物件の信頼性が上がるため売却時の付加価値にも
  • 買主・売主ともに安心できる取引に

対応エリア・サービス内容

シロアリ対策や耐震診断、気密測定など、住宅全体の安心・安全に関わるトータルサポートを提供しています。
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中古住宅には
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中古住宅を購入・売却する際は、「瑕疵保証」の有無が信頼性と安心感の分かれ目になります。
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【中古住宅のインスペクション】小屋裏のチェックポイント6選!雨漏り・断熱・シロアリ被害を見逃すな

中古住宅を購入する際、「見た目がキレイだから安心」と思っていませんか?

実は、建物の見えない部分こそ、重大なトラブルが潜んでいる可能性があります。

その中でも特に重要なのが「小屋裏(こやうら)」の点検。

この記事では、中古住宅のインスペクションで小屋裏をチェックすべき理由と具体的なポイントをわかりやすく解説します。

小屋裏は普段目にすることがなく、売主側でも詳細を把握していないケースが多い場所。

しかし、以下のような建物のリスクが集中しやすい部分でもあります。

  • 雨漏りの初期症状
  • シロアリや害獣の侵入
  • 断熱材の劣化や施工不良
  • 木材の腐食や構造の異常

**住宅診断(ホームインスペクション)**を実施する際には、小屋裏の点検を必ず行いましょう。

雨漏りは住宅トラブルの代表格。

小屋裏から屋根材の裏側を見ることで、雨染み・カビ・湿気による変色などの痕跡を確認できます。

見た目は問題なくても、構造内に水が回っていれば将来的に大きな修繕費が発生します。

小屋裏の雨漏りしている様子を撮った写真

断熱性能が低いと、夏は暑く冬は寒い家になり、冷暖房効率も悪化します。

  • 断熱材がずれていないか
  • カビや湿気で劣化していないか
  • 断熱材の厚みや種類は適切か

これらを確認することで、住み心地と光熱費に大きく関わる部分を見極められます。

小屋裏では、家を支える**構造材(梁・柱・母屋など)**が直接見えるため、状態の確認が可能です。

  • 木材にひび割れやたわみがないか
  • 腐朽菌やシロアリの被害跡はないか
  • 過去に補修された形跡はあるか

構造材に問題がある場合、建物全体の耐震性にも影響します。

小屋裏は湿気がこもりやすいため、適切な換気が不可欠です。

換気が不十分だと、カビ・腐食・結露の原因になります。

  • 換気口や換気ファンが設置されているか
  • 空気の流れが確保されているか

これらを確認することで、住宅の耐久性や健康被害リスクを抑えることができます。

小屋裏には照明やコンセントの電気配線が通っているケースが多くあります。
以下の点に注意が必要です。

  • 古い配線や不適切な結線がないか
  • ネズミなどにコードがかじられていないか

配線の不良は火災のリスクにつながるため、異常があれば電気工事士による点検をおすすめします。

ネズミ・ハクビシン・ハチ・コウモリなどが小屋裏に住みつくケースもあります。

  • フン、巣、羽などの痕跡
  • 木材のかじり跡
  • 虫の死骸や羽音

早期発見・駆除ができれば、建物へのダメージを最小限に抑えられま

中古住宅では、前の所有者がどこまで点検・修繕していたか分からない部分も多くあります。

だからこそ、見えない部分までしっかりチェックするインスペクション(住宅診断)は必須です。

中でも小屋裏は「異変のサイン」が早期に現れやすく、構造・断熱・害虫・雨漏りのすべてが確認できる重要な場所。

小屋裏の点検は、専門的な知識と安全対策が必要な作業です。
無理に自分で入るのは危険なので、信頼できるインスペクターや建築士に依頼しましょう。

当社では、【住宅インスペクション】【中古住宅購入前診断】【シロアリ調査】【断熱・気密診断】など幅広く対応可能です。