
中古住宅 を購入する際、価格や立地、見た目のきれいさだけで決めてしまうのは危険です。
見た目では分からない「 見えないリスク 」が存在し、それが住み始めてからのトラブルや大きな出費につながるケースも少なくありません。
今回は、建物診断の専門家の視点から、中古住宅 購入前に確認すべき見えないリスクと、その対策方法について解説します。
■ 1. シロアリ被害の確認【中古住宅 シロアリ】
木造住宅における最大のリスクのひとつがシロアリ被害です。
シロアリは土台や柱を内部から食い荒らし、気づいたときには構造的に危険な状態になっていることも。
見た目ではわからないため、必ず専門業者による点検を依頼しましょう。
シロアリの「蟻道」が基礎などに確認できた場合は、駆除と防蟻処理をセットで対応することが重要です。

■ 2. 水まわりや配管の老朽化【中古住宅 給排水トラブル】
中古住宅では、床下や壁内の給排水管の劣化・漏水も見落としがちなリスクです。
- 水圧が弱い
- 排水の流れが悪い
- 床がブカブカする
こういった症状は、配管の腐食や漏水が原因の可能性もあります。
床下カメラや水圧テストなどによる事前チェックで、安心して住める家かを判断しましょう。

■ 3. 耐震性能の確認【耐震診断 中古住宅】
2000年以前に建てられた住宅の多くは、現行の耐震基準を満たしていません。
見た目がきれいでも、構造的な耐震性が不十分なケースも多くあります。
当社では、既存住宅の耐震診断を行い、必要に応じて耐震補強のご提案も行っています。
家族の命を守るためにも、中古住宅 購入前の耐震チェックは必須です。
■ 4. 断熱・気密性能の確認【気密測定 中古住宅】
古い住宅は断熱材が薄かったり、隙間が多く気密性が低い傾向があります。
これにより、以下のような問題が発生します:
- 冬寒く、夏は暑い
- 結露によるカビ発生
- 冷暖房効率 が悪く電気代が高い
当社では、気密測定(C値測定)によって住宅の気密性能を数値で評価し、必要に応じて断熱リフォームの提案をしています。
■ 5. 住宅履歴と ホームインスペクション の活用【中古住宅 ホームインスペクション】
リフォーム歴や修繕歴が確認できると、将来的なリスクの予測がしやすくなります。
また、第三者の専門家 によるホームインスペクション(住宅診断)を実施することで、外観だけでは分からない劣化や構造の問題点も把握可能です。
当社では住宅診断士による報告書付きの診断も対応可能です。
■ 実際の現場では…
点検時に、見た目では分からない湿気や腐食、漏水による基礎の劣化などを確認するケースが多くあります。
また、「中古住宅 を購入して数ヶ月後に床下がカビ臭くなった」「水道代が急に高くなった」などの住んでから発覚するトラブルも。
こうした問題は、購入前に専門家のチェックを入れることで回避できます。
■ まとめ|「 見えないリスク 」は専門家の診断で事前に把握を
中古住宅 は、新築と比べて価格が安く、立地条件の選択肢も広い魅力的な選択肢です。
ですが、見えないリスクを放置すると、後々の修繕費用や安全性に大きく関わってきます。
購入前には、以下のチェックをおすすめします:
- ✅シロアリ検査・防蟻処理
- ✅ 給排水や水まわりの劣化確認
- ✅ 耐震診断・補強の検討
- ✅ 気密測定・断熱性能の評価
- ✅ ホームインスペクションの実施
■ ご相談ください
当社では、防蟻処理・気密測定・耐震診断・住宅診断(インスペクション)まで一括対応が可能です。
中古住宅 購入前のチェックに不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
地元密着・専門資格者が対応いたします。