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「見えないリスク」は、購入後に住み始めてから気づくことが多い!

中古住宅を購入するとき、見た目や間取り、価格だけで決めてしまうと、後で思わぬトラブルや費用が発生することがあります。
特に「見えないリスク」は、購入後に住み始めてから気づくことが多く、早めに対策を取ることが重要です。

今回は、建築の専門家の視点から、中古住宅購入時に知っておきたい「見えないリスク」とその減らし方を解説します。

1. シロアリ被害の確認

中古住宅で最も怖いのがシロアリ被害。シロアリは木造住宅の基礎や土台を食べてしまい、構造の強度を大きく損ないます。

購入前に専門の検査を依頼し、シロアリの痕跡や被害がないか必ず確認しましょう。

被害があった場合は駆除と防蟻処理を検討し、被害の範囲によっては大規模補修も必要です。

水まわりの劣化や配管の状態チェック

目に見えにくい場所でトラブルが多いのが、水まわりの配管や設備の老朽化です。

漏水や配管の詰まりは見た目ではわかりにくいですが、放置すると腐食やカビの原因となり、健康被害や修繕費用増大に繋がります。

専門家による配管検査や水圧検査をおすすめします。

耐震性能の確認

築年数が経った住宅は、現在の耐震基準に満たしていないことが多いです。

耐震診断を受けることで、地震時の安全性を評価できます。必要に応じて耐震補強工事を検討しましょう。

命を守るためにも、購入前に必ずチェックしたいポイントです。

断熱・気密性能の確認

古い住宅は断熱材が不十分だったり、気密性能が低いことがあります。

断熱が悪いと冬は寒く、夏は暑いだけでなく、結露やカビの原因にもなります。

気密測定を含めた断熱性能の評価を受け、リフォーム時に断熱改修を行うのがおすすめです。

住宅履歴の確認とホームインスペクションの活用

建物の修繕履歴やリフォーム履歴がわかると、過去の問題点やメンテナンス状況が把握できます。

ホームインスペクション(住宅診断)を依頼し、専門家の目で全体の状態をチェックしてもらうのも安心材料です。

まとめ

中古住宅は新築に比べて価格が抑えられるメリットがありますが、見えないリスクを減らすためには事前のチェックが欠かせません。

シロアリや水まわり、耐震・断熱性能など、専門の検査や診断を受けることで安心して住み続けられる家を選びましょう。

当社では防蟻工事や耐震診断、気密測定を含めた総合的なサポートが可能です。中古住宅購入を検討されている方はぜひご相談ください。