白い跡は雨漏りのサイン?早期発見が建物を守ります!
「最近、天井に白っぽい跡が出てきた」「なんとなく部屋がジメジメしている気がする」――
そんなお悩みをお持ちの方、それは雨漏りの前兆かもしれません。
雨漏りは一度発生してしまうと、建物の構造材の劣化やカビの発生、シロアリ被害につながることもあり、早期発見・早期対応が非常に重要です。
今回は、意外と知られていない「雨漏りのサイン」や「調査の重要性」について、詳しく解説します。
■ 雨漏りのサインとは?
一般的に「雨漏り」と聞くと、ポタポタと天井から水が垂れてくるような状態をイメージされる方が多いかもしれません。しかし、実際にはもっと早い段階で目に見えないサインが現れています。
例えば…
- 天井や壁に白っぽいシミがある
- 屋上やベランダに水が溜まりやすい
- 雨の後、カビのようなにおいがする
- クロスや壁紙が浮いている、剥がれかけている
- 屋根裏の木材やコンクリートに白い粉状の跡が出ている
この中でも、特に注意したいのが白い粉や筋状の跡=白華(はっか)現象です。
■ 白華(エフロレッセンス)は雨水侵入のサイン
白華とは、コンクリートの表面に現れる白っぽい結晶や粉のようなものです。
これは、雨水などがコンクリート内部に侵入し、水に溶けた成分(カルシウムなど)が表面に出てくることで発生します。
この現象が起きるということは、外部の水が内部へ入り込んでいる証拠。つまり、雨漏りがすでに始まっている、もしくはその一歩手前の状態と考えられます。
特に鉄筋コンクリート造(RC造)の住宅では、屋上の防水層や排水設備の劣化が原因で雨水が滞留し、知らないうちに建物内部へ浸水してしまうことがあります。
■ 広島県内で多い相談事例
私たちが広島県内で対応している雨漏り調査では、以下のようなケースが多く見られます。
- 築15年以上経過したRC造の住宅で、屋上の排水口に土砂が溜まり、白華が発生
- 木造住宅で、天井裏の木材にカビや変色が確認され、実際にクロス裏に水の侵入跡があった
- ベランダの防水層が劣化し、1階の天井にうっすらとシミが浮き出てきた
これらはすべて、「目に見える被害が出る前に気づけた」ケースです。
雨漏りは、「水が落ちてから」では遅いことが多く、構造部の劣化や補修費用が高額になる前に、定期的な点検と早期調査が大切です。
■ 雨漏り調査って何をするの?
弊社では、以下のような流れで調査を行っています。
事前ヒアリング・建物外観のチェック
気になる症状や過去の履歴を確認し、外壁・屋根・屋上・ベランダなどの状態を調べます。
必要に応じて屋根裏や天井裏の点検
シミや白華の発生場所を重点的に調査。必要に応じて散水試験を実施することもあります。
調査報告書の作成・ご説明
写真付きの報告書を提出し、雨漏りの原因と対策をご提案します。
調査のみのご依頼も可能で、無理な工事の押し付けなどは一切ありません。
「念のためチェックしてほしい」というご相談でも歓迎しております。
■ 広島県内全域対応中!お気軽にご相談を
弊社では、広島市・呉市・東広島市・廿日市市・福山市など広島県内全域に対応しています。
建築士や専門スタッフが丁寧に調査いたしますので、安心してお任せください。
特にこれから梅雨や台風シーズンに入るこの時期は、雨漏りのご相談が増えてまいります。
少しでも「おかしいな?」と感じたら、早めのご連絡が被害拡大を防ぐ第一歩です。
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