雨の日、「あれ、変な音…?」「ちょっとカビ臭い?」
その違和感、雨漏りの初期サインかもしれません。
目に見えるシミや天井の剥がれが起こる頃には、被害はかなり進行していることも。
今回は、雨漏りの“見えない初期症状”に気づくためのポイントを解説します。
雨漏りは「見えないところ」から静かに始まる
雨漏りと聞くと「天井から水がポタポタ落ちる」状態を思い浮かべがちですが、実際にはもっと静かに進行していきます。
特に梅雨や台風後のこの時期、小屋裏や壁内で発生する以下のようなサインに注意が必要です。
【音】ポタポタ…雨の日だけ聞こえる異音
- 雨天時に「どこからか水音が聞こえる」
- 天井裏や壁内からポタポタという水滴の音
- 晴れている日はしない場合、雨水の侵入を疑うべきです
これらは屋根材や外壁から侵入した雨水が木部に落ちている可能性があります。
【におい】カビ臭い・土臭い・ドブのような臭い
雨漏りによる湿気は、室内の空気にも変化をもたらします。
このような不快なにおいの多くは、カビや腐朽菌の繁殖が原因です。
- クローゼット・押入れからのカビ臭
- 土や泥のようなにおい
- ドブのような刺激臭(腐朽菌が原因のケースも)
こうしたにおいは、湿気と温度(25〜30℃)が揃ってカビや菌が繁殖している証拠です。
梅雨〜夏に特に注意しましょう。
【見た目】変色・クロスの浮き・カビの繁殖
- 天井や壁紙の微妙な変色
- クロスの継ぎ目が浮いたり、剥がれたりしている
- 窓際の木部にカビが出始めた

これらは目に見える初期の変化。
表面上は軽度でも、内部で断熱材や下地木材が傷んでいるケースが多くあります。
放置すると…こんな被害に発展
- 木材の腐朽・断熱材のカビ
- 電気配線への悪影響 → 感電・漏電のリスク
- 壁内の空気環境悪化 → 健康被害(喘息・アレルギー)
- 内装全体の補修が必要 → 数十万円以上の工事費用に発展するケースも


DIY対策は限界あり。プロによる調査を
市販の消臭剤や炭などで応急対応する方法もありますが、においの元となる雨漏り自体が解決しなければ根本改善にはなりません。
以下のような場合は、早めの専門点検をおすすめします:
- 雨の日だけ音・においがする
- 押入れやクローゼットがジメジメしている
- 他社で原因不明と診断されたが症状が続く
ホームインスペクションで「目に見えないリスク」も点検
当社では、一般的な目視確認だけでなく、必要に応じて床下・小屋裏に実際に潜って確認する検査も対応可能。
以下のような点も含めて、建物全体の健康診断を行います:
- 雨漏り・湿気・カビ・シロアリ
- 断熱不良・通気不良
- 耐震状態や基礎の劣化
雨漏りは「予防」と「早期発見」が決め手です
目に見えない場所だからこそ、「音」「におい」といった体感的なサインに気づくことが早期対応への第一歩になります。
被害が広がる前に、気になる点があればお気軽にご相談ください。
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