久しぶりに実家に帰ったんです。
築30年以上の木造住宅で、僕が子どもの頃からずっと変わらずそこにある家。
でも、なんというか──
最近ちょっと気になることが増えてきました。
あれ?床が…鳴る?
リビングの床を歩いたとき、「ミシッ」って音がしたんですよ。
昔はそんなことなかった気がするけど、年数も年数だし仕方ないのかな、と思いつつ、
「これって放っておいて大丈夫なんかな?」と、ちょっとモヤっと。
押し入れの奥の壁に、少しシミっぽいものも見つけてしまったりして…。
「これ、もしかして雨漏り?」っていう、素人目でもちょっとヒヤッとするやつ。
両親は「気にするな」って言うけど
親はというと、
「まだ住めるし大丈夫よ」「昔の家はしっかりしとるけえ」
って、全然気にしてない様子。
でも、地震も増えてるし、最近はゲリラ豪雨とかも多いし…。
心配性かもしれんけど、“何かあってからじゃ遅い”って思う自分もいる。
僕の仕事柄、余計に不安になる理由
僕は普段、住宅の点検やシロアリの調査、耐震診断なんかに関わる仕事をしています。
だからこそ余計に思うんです。
「古い家って、見た目以上に中身が傷んでることがある」ってことを。
壁の中の柱が腐ってたり、床下が湿気だらけだったり、
「うちは大丈夫よ」って言ってた家が、実は…ってケース、ほんとに多い。
点検=不安を減らすための“保険”
点検って、壊れてからやるものじゃなくて、
壊れる前に「大丈夫かどうか」を確認するためのもの。
特に築20年を超えてきた家は、
- シロアリ被害
- 雨漏り・腐食
- 耐震性の低下
など、「今は大丈夫でも、もうそろそろ」が意外と多い。
実家って、思ったより“責任”がのしかかってくる存在
もし将来、実家を相続することになったとき──
「住める状態なのか?」
「誰かに貸せるのか?売れるのか?」
そんな現実的な問題にも関わってきます。
だから、親が元気な今のうちに
「ちょっと家の健康診断でもしとこうか」
って話をしておくのが、実はすごく大事。
さいごに
実家の床がミシッと鳴った、その小さな違和感。
あの瞬間に、「この家、これからもずっと大丈夫なんかな?」って思ったのが、きっかけでした。
大ごとになる前に、家の状態をチェックしておく。
それだけで、将来の安心は大きく変わってくると思います。