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今こそ見直す!梅雨を快適に乗り切る断熱・換気リフォーム

梅雨時期は、湿気・カビ・結露・室内のジメジメ感など、住まいにとって多くのストレスがかかる季節です。

「部屋がなんとなくカビ臭い」
「エアコンの効きが悪い」
「押入れの中がジメジメする」
…そんなお悩みはありませんか?

こうした不快な症状の原因は、
「断熱」と「換気」がうまく機能していないことに起因するケースが多く見受けられます。

今回は、梅雨を快適に乗り切るための断熱・換気リフォームのポイントをご紹介します。


◆ 湿気・結露・カビの
原因は“断熱不良”にあり!

断熱性能が低いと、屋外の湿気や温度変化が室内に伝わりやすくなり、次のような問題が発生します。

  • 外気と室内の温度差により結露が発生
  • 壁・床・天井の内部に湿気がたまり、カビ・腐朽菌の温床に
  • 湿度が上昇し、ダニ・シロアリの繁殖環境になりやすい

これらは、ただ不快というだけでなく、住まいの寿命や家族の健康にも悪影響を及ぼします。

断熱材があっても効果を発揮できていないことも・・


◆ リフォームで改善できる断熱対策

リフォームによる断熱改善には、以下のような方法があります。

◎ 壁・床下・天井への断熱材の追加施工

既存住宅でも、天井裏や床下に断熱材を追加することで、外気の影響を大幅に減らすことができます。

とくに床下断熱は、足元の冷え・湿気にも有効です。

◎ 内窓(二重窓)・断熱サッシの設置

古いアルミサッシから、断熱性の高い複層ガラスサッシや内窓への変更で、結露の抑制と冷暖房効率の向上が図れます。

補助金制度も活用可能な場合があります。

◆ “換気”も快適さの鍵!空気がこもらない住まいに

湿気がこもる原因のひとつが換気不足です。
最近では気密性の高い住宅が多くなった反面、適切な換気がされていないと空気がよどみ、カビやアレルゲンの発生リスクが高まります。

◎ 換気設備の見直しポイント

24時間換気システムのメンテナンスはできていますか?

フィルターの汚れやモーターの不具合は換気効率を落とします。

湿気がたまりやすい場所(脱衣所・トイレ・押入れなど)に局所換気を設置

必要に応じて換気扇や通気口の追加を検討しましょう。

床下換気・小屋裏換気の改善

シロアリ・カビ対策として、床下の自然換気や強制換気の設置も有効です。

◆ 今こそ梅雨前の住まい点検・見直しを!

特に以下のような症状が見られる場合、リフォームによる改善が必要かもしれません。

  • 室内にカビ臭さを感じる
  • 窓まわりや壁が結露しやすい
  • 雨の日に部屋の湿度が高く、冷房の効きが悪い
  • 押入れや収納の中が湿っぽい
  • 床下の湿気やシロアリが心配

こうした状態を放置すると、建材の腐食やシロアリ被害などにもつながり、後々大きな補修が必要になるケースも少なくありません。

◆ まとめ:快適な住まいは「断熱×換気」でつくる

梅雨は、住まいの“弱点”が顕著に現れる時期です。

暑さ・湿気・カビ・空気のよどみ…これらを根本から改善するには、断熱性能の強化と適切な換気計画がカギとなります。

「梅雨のジメジメがつらい…」

「築年数が経っているので断熱性が心配…」

「カビや結露に悩まされている…」

そんな時は、ぜひ私たちにご相談ください。

専門スタッフが現地調査を行い、住宅の状態に合わせた最適なリフォームプランをご提案いたします。

快適で健康的な住まいを、梅雨の今こそ実現しませんか?

廿日市市で基礎 クラック 補修工事|エポキシ樹脂 を用いたひび割れ修繕

廿日市 市内の住宅にて、 基礎コンクリート に発生した クラック (ひび割れ)の補修工事を行いました。

今回は、構造的に影響のある可能性のある クラック に対し、 エポキシ樹脂 による注入処理を実施しています。

現場の状況【施工前】

基礎クラックを発見した

「基礎の立ち上がり部分にひび割れが確認できました。放置すると、水の侵入や鉄筋の腐食につながる可能性があります。」

🛠 施工内容【 エポキシ樹脂 注入】

基礎クラック 補修をしている様子
基礎クラックにエポキシ樹脂注入後

「 クラック 部分に専用ノズルを取り付け、低圧で エポキシ樹脂 を注入していきます。樹脂が クラック の奥までしっかりと充填されるよう、時間をかけて作業を行いました。」

基礎クラック 補修後

「注入が完了したら、表面を整えて仕上げます。 クラック が再発しにくくなるだけでなく、構造の補強効果も期待できます。」

✅ 工事の詳細

  • 場所: 廿日市市 ( 木造2階建て 住宅 )
  • 施工内容: 基礎クラック補修
  • 作業時間:約3時間
  • クラックの深さ・幅:深さ15mm程度、幅0.3~0.5mm

🧱 エポキシ樹脂 注入の効果とは?

  • 微細な クラック にも深く浸透し、強力に接着・補強
  • 水の侵入を防ぎ、基礎の耐久性を維持
  • 長期的な 構造トラブル の予防につながる

コンクリートに 白い粉 ?それ、白華 現象かもしれません!

今回は、あまり知られていないけれど意外と多い現象――「床下の 白華 (はっか)現象」についてお話しします。

「最近、床下の点検口を開けたら、束石に白い粉のようなものが付いていた」

「白い毛が出ているけど、カビ?それとも劣化?」

このようなケース、実は 広島県 内でもよく見られる症状で、その正体は「 白華 現象 (エフロレッセンス)」である可能性が高いのです。

白華 とは、コンクリート や モルタル に含まれる水溶性の成分が、表面に浮き出てくる現象です。

主に、コンクリート 内部に侵入した水分が成分を溶かし、蒸発する過程で 白い結晶(主に炭酸カルシウムや硫酸塩)として表面に現れます。

つまり、白華 が起きているということは、「水がコンクリートに触れて内部を通過した」という証拠

特に住宅の床下に使われている「束石(つかいし)」で発生することが多く、見落とされがちな雨漏り・湿気被害のサインです。

束石は、住宅の床を支える「床束(ゆかづか)」の基礎となる構造物で、コンクリート製が一般的です。
この部分に白華が発生する主な原因は、以下のようなものが考えられます。

  • 地面からの湿気上昇(地中の水分が束石に吸い上げられる)
  • 周辺の通気不足により結露が起こっている
  • 雨水や排水の侵入(外部から水が回り込んでいる)
  • 基礎内部 の 防湿処理 の不備や経年劣化

束石の表面に 白華 が見られる場合、その周囲の湿度が高い状態になっている可能性が高く、木材腐朽やシロアリ被害の温床にもなりかねません。

白華 現象 自体は、構造的な強度には直ちに影響するわけではありません

しかし問題なのは、白華が出ているということは、すでに水分の経路ができている=湿気が溜まりやすい環境にあるという点です。

湿気がこもることで、以下のようなリスクが高まります:

  • 木材のカビ・腐朽
  • シロアリの発生
  • 床鳴り・床の沈み
  • 断熱性能の低下
  • 室内の結露やカビ臭の発生

特に広島のように梅雨・台風シーズンの降雨が多い地域では、床下の湿気対策が住まいの耐久性に直結します。

私たちは、住宅の床下調査・シロアリ点検・湿気診断などを広島県内全域で対応しております。

調査では次のような点をチェックします:

  • 束石や基礎コンクリートの白華・ひび割れ状況
  • 床下の湿度・気流の通り具合
  • 木材の含水率(腐朽リスク)
  • シロアリの侵入経路の有無
  • 防湿シートや換気口の状態

点検には、建築士や防蟻施工士など専門資格を持つスタッフが対応し、写真付きの報告書とともに原因・対策をご提案いたします。

白華現象 そのものは見た目の問題が大きいですが、その背後にある「水分の動き」は見逃せません。

以下のような対応が推奨されます:

  • 床下の通気改善(換気口・強制換気など)
  • 防湿シートの敷設床下調湿材の導入
  • 束石周辺の再防蟻処理や断熱補強
  • 必要に応じた白華のクリーニング処置

また、白華がひどくなったり広がってきた場合には、雨漏りや配管の水漏れの疑いもありますので、早めの点検をおすすめします。

私たちは、 広島市 ・ 東広島市 ・ 呉市 ・ 廿日市市 ・ 三原市 など、広島県全域で建物調査・床下点検を行っております。
地域密着で豊富な実績があり、住宅の状況に合わせて最適な改善策をご提案します。

調査の相談やお申込みはこちら↓ 

「 床がたわんどる んよ」床のたわみ の原因とは?放置すると危険な理由と対策について

「最近、床がフワフワ しよる」
「歩くと沈むような感覚がある」
——このような 床のたわみ を感じたことはありませんか?

実はこの症状、家の老朽化 だけでなく、シロアリ被害構造的な問題 が隠れとる可能性もあるため注意が必要です。

今回は、床のたわみ の主な原因と放置するリスク、そして適切な対処法について解説します。

床がたわむ 主な原因

シロアリによる木材の腐食

床下の木材(大引きや根太)がシロアリに食害されてしまうと、強度が大きく低下し、人が乗るだけで沈んでしまうことがあります。
特に見えない床下で進行している場合、気づいた時には被害が広範囲に及んでいるケースも少なくありません。


湿気による木材の劣化

床下に湿気が溜まると、木材が腐朽菌に侵され柔らかくなります。これにより床がしなりやすくなり、たわみの原因になります。特に、換気が不十分な築年数の古い住宅ではよく見られる症状です。


経年劣化

築年数が20年以上経っている場合、床の構造材の劣化・変形が原因でたわみが起きることがあります。


床のたわみ を放置すると…

床のたわみ をそのままにしておくと、構造的な安全性が損なわれるだけでなく、家全体の資産価値にも影響します。
特にシロアリ被害が原因の場合、被害が壁・柱・屋根にまで広がる危険性があるため、早めの点検と処置が必要です。


専門家による床下調査が安心

床のたわみ が気になったら、まずはホームインスペクション(住宅診断)床下調査を受けることをおすすめします。

点検で、シロアリの有無・木材の状態・湿気環境などを正確に把握できます。

弊社では、以下のようなサービスをご提供しています:

  • シロアリ被害の調査・防除工事
  • 床下の湿気・断熱対策
  • 老朽化箇所の修繕・補強リフォーム
  • 外壁や水回りを含めた住宅全体の点検

「 床がたわむ 」という症状は、小さな不具合に見えて重大なトラブルのサインであることも。
原因がはっきりしない場合は、自己判断せずに専門家の診断を受けることが重要です。
安心・安全な住まいを守るためにも、ぜひ早めのご相談をおすすめします。