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気密測定をしたらC値が悪い・・・どこから漏れてるの?

気密測定(C値測定)をすると、

「どこから空気が漏れているのか」

がハッキリと分かります。

しかし実際の現場では、施主様から

  • どこが漏れやすいの?
  • C値が悪いとき、何を直すの?
  • 職人さんはどう改善しているの?

といった質問をよくいただきます。

そこで今回は、

実際の気密測定の現場で本当に見つかる“漏気ポイント”

をプロ目線で分かりやすく解説します。


気密測定で見つかる漏気ポイントは、どれも一見すると小さな隙間です。

しかし、この“わずかな隙間”が積み重なることで C値(隙間量)に大きく影響します。


① コンセント・スイッチ周り(超・定番箇所)

コンセントまわりは、壁の裏側が空洞になっているため、
わずかな隙間でも空気の通り道になりやすい場所 です。

▼主な原因

  • ボックス周りの気密処理不足
  • 配線部分の隙間
  • パッキン未施工

▼改善方法

  • 気密ボックスの使用
  • 専用パッキンの増し貼り
  • 配線穴のウレタン・コーキング処理

小さいようで大きい。

ここを丁寧に処理するかどうかで気密性能は大きく変わります。


② サッシ(窓枠)まわり

家の中で最も外気に近い部分のひとつ、窓。

ここは 施工の丁寧さがそのまま気密性能に出る場所 です。

▼漏れの原因

  • 取付時の気密テープの貼り忘れ・甘さ
  • ウレタン充填の不足
  • サッシ周りの隙間残し

▼改善方法

  • テープの貼り直し
  • ウレタンフォームの再充填
  • 内外の両側から隙間チェック

「窓まわり=気密性能が一番出る場所」
と言われるほど重要です。


③ 配管・ダクトの貫通部(C値に直結)

エアコン、換気扇、キッチン、トイレの配管など、
外へ貫通する部分はどうしても穴を開ける必要があります。

ここに3mmの隙間があるだけで、C値は確実に悪化します。

▼よくある漏気ポイント

  • 断熱材と配管との間
  • テープの貼り忘れ
  • ウレタン不足

▼改善方法

  • ウレタンでの隙間埋め
  • 貫通部のテープ補修
  • 配管周りを重点的に再測定

気密測定でも 最も空気が動く場所 として必ずチェックします。


④ 普段は見えない“裏側”の施工精度

実は、気密性能の差が一番出るのは
「住んでから見えない部分」 です。

  • 壁の中
  • 天井裏
  • 床下
  • 構造の継ぎ目

こうした場所の小さな穴や隙間は、
住む人には見えませんが、C値に大きく関わります。

見えないからこそ、施工の丁寧さがモロに出る場所です。


「家は、完成したら見えなくなる部分こそ大切」

これは私たちが気密測定を行う理由であり、家づくりでずっと大切にしている考え方です。
断熱材も、配管も、壁の向こう側の処理も、住んでからはほとんど見えません。
でも、そこに手を抜かず、丁寧に施工し、その品質を測定で“見える形”にする。

その積み重ねこそが、10年先・20年先の快適さにつながる

と私たちは信じています。

気密測定や住宅性能について気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
 


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気密測定で分かる住宅性能|C値測定の様子をご紹介

住宅の快適性や省エネ性能を左右する重要な要素のひとつが「気密性能」です。

今回は、実際に行った気密測定(C値測定)の様子をご紹介します。

気密測定 とは、住宅にどれくらいの隙間があるかを数値化して確認するための検査です。

具体的には、建物の気密性を表す「C値(相当隙間面積)」を専用の機材で測定し、隙間面積が小さい=気密性が高いと評価されます。

下記は、 気密測定 を行っている際の実際の写真です。

気密測定中の写真

このように、専用の送風機や気圧センサーなどの機材を設置し、室内外の気圧差を利用して気密性能を測定します。

  • 冷暖房効率が良くなり、省エネに貢献
  • 計画換気が効果的に機能
  • 断熱材の効果を最大限に発揮
  • 隙間風や外気の侵入が減り、室内環境が安定

気密性は、断熱性能とセットで住宅性能の大事な指標になります。C値が低ければ低いほど、気密性能が高いということになります。

測定結果は、報告書としてお施主様にご提出しております。

数値だけでなく、建物の気密性能がどのレベルか分かりやすくご説明するよう心がけています。

当社では、新築時の気密測定はもちろん、リフォームや断熱工事の際にも気密性能の確認を行っています。

気密測定をご希望の方は、お気軽にご相談ください。