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築10年って、なにが問題なの?~保証が切れるタイミングと建物チェックの重要性を解説~

中古住宅の購入を検討する際、よく出てくるのが「築10年」というキーワード。

実はこの“築10年”は、保証が切れる節目として重要な意味を持っています。

「築年数が浅いから大丈夫」と思っていると、あとで修繕費が高額になることも…。

購入前に知っておきたい「築10年の落とし穴」と、その対策についてわかりやすく解説します。


🔍「住宅の保証」ってそもそもなに?

日本の新築住宅には、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(住宅品質確保法)」によって、
以下の部分について売主が10年間の瑕疵担保責任を負うことが義務づけられています。

  • 構造耐力上主要な部分(例:柱・梁・基礎など)
  • 雨水の侵入を防止する部分(例:屋根・外壁など)

この10年間の保証期間は、住宅を新築で取得した人だけでなく、
その住宅を中古で取得した人にも、一定の条件下で引き継がれることがあります。

うちも10年保証だったんだね!全然知らなかった…

⏰ 築10年を過ぎるとどうなるの?

築10年を超えると、この法的な保証が終了します。

つまり、雨漏りや構造に問題があっても、売主に修繕を請求できないことがほとんど。

たとえ購入後すぐにトラブルが起きても、修繕費用は自己負担になる可能性が高いのです。

雨漏り見つかっても自腹!?ちょっと不安かも…

🏠 購入前に建物のチェックが必須!

「築浅だから大丈夫」と思うのは危険です。

特に築10年を迎える住宅は、目に見えない部分の劣化が進んでいる可能性もあります。

そんなときに頼れるのが、建物状況調査(インスペクション)です。

住宅のプロが、劣化・不具合・雨漏りの兆候などをチェックし、購入後のトラブルを未然に防ぐ手助けをしてくれます。

インスペクションって、中古でもちゃんと診てもらえるんだね!

🛠 詳しくはこちら:

住宅ケンコウ社のホームインスペクションとは?


🔑 中古住宅でも安心して住むために

当社では、以下のサービスを通じて安心の住宅購入をサポートしています。

  • 購入前の建物インスペクション(住宅診断)
  • フラット35適合証明の取得サポート
  • 調査結果に基づく劣化補修やメンテナンスの提案

保証が切れている住宅でも、適切な検査と対応を行うことで、安心して住み続けることができます

買ったあとじゃ遅いもんね。事前チェック大事!

【まとめ】築10年は“チェックのタイミング”

築10年のポイントチェックすべきこと
法的保証が切れる雨漏り・構造劣化の有無
自己負担の可能性修繕歴・メンテナンス状況の確認
フラット35が使えないことも適合証明の取得で対応可能

築10年という節目は、「避けるべき時期」ではなく、

住宅の状態をしっかり確認するチャンスです。

「状態が良ければ、築10年でも安心して住める物件はたくさんあります。」


住宅ケンコウ社にご相談ください

👷「見えないリスク」を事前にチェックし、

ご家族が安心して暮らせる住まい選びをお手伝いします。

築10年の中古住宅をご検討中の方へ――

築10年の中古住宅は本当にお得?

購入前のチェックポイントと「見えない劣化」対策も解説!

築10年の中古住宅は、価格が手ごろで、立地条件の良い物件に出会える可能性が高いのが魅力です。

外観や内装も比較的新しく、リフォーム費用が最小限で済むことから「すぐ住める家」として人気です。

しかし、表面ではわからない“見えない劣化”や保証の切れ目、シロアリ予防の再施工時期など、気を付けるべきポイントも多くあります。

この記事では、「築10年の住宅」を検討している方に向けて、

購入前に確認しておきたいポイントやリフォーム費用の目安、シロアリ対策の再施工の必要性について、わかりやすく解説します。


築10年の住宅は、住宅ローンの保証や主要設備のメンテナンスがひと区切りとなるタイミングです。

表面的にはきれいに見えても、以下のような部分に経年劣化が出始めることもあります。

  • 外壁・クロスの劣化や汚れ
  • 水回り設備の不具合(におい・詰まり)
  • 電気・配管設備の老朽化
  • シロアリ予防の効果切れ など
住宅ケンコウ社の案内キャラクターが、まだ新しいって思ってたけど、見えないところが心配かも・・・と吹き出しで伝えている画像

多くの新築住宅では、シロアリ対策が建築時に行われています。

ただし、その効果は約5年が目安とされており、築10年の住宅はすでに期限切れの状態である可能性が高いです。

再施工されていない場合、以下のようなリスクがあります。

  • 床下の湿気がこもり、木材が劣化
  • 白蟻が侵入しやすくなる
  • 将来的に修繕費が高額になる など
住宅ケンコウ社の案内キャラクターが、外からじゃわからないし、怖いなぁ・・と吹き出しで伝えている画像

🔍 対策のポイント:購入前に必ず床下点検を依頼しましょう!


築10年の住宅は、フルリフォームまでは不要な場合が多いものの、

下記のような箇所は購入前に状態を確認し、費用も見積もっておくと安心です。

リフォーム箇所費用の目安チェックポイント
クロスの張り替え約40~60万円汚れ・剥がれ・におい
屋根・外壁塗装約80~140万円色あせ・ひび割れ・苔
水回り(キッチン・風呂・トイレ)15~150万円サビ・におい・詰まり
シロアリ予防再施工約10~20万円床下環境により変動

⚠ 特にシロアリ対策は目に見えないため、

「見た目がきれいだから大丈夫」と思って購入すると、後悔するケースもあります。


新築住宅には「住宅品質確保法」により、構造躯体部分などに10年間の保証が義務づけられています。

つまり、築10年はちょうど保証が切れるタイミングです。

この保証が切れた後に雨漏りや構造の不具合が発覚すると、すべて自己負担になることも。

🔍 住宅診断(インスペクション)を活用して、購入前に状態を把握しておきましょう。


住宅は「買って終わり」ではなく、定期的なメンテナンスが長く快適に暮らすためのカギとなります。

以下のような項目を定期的に確認・対応していくことが重要です。

  • 外壁や屋根の劣化(サビ・汚れ)
  • サッシ・ドアの建てつけ不良
  • 排水の詰まり・臭気
  • ブレーカーや照明の不具合
  • シロアリ予防の定期施工

弊社では、中古住宅購入前のホームインスペクション(住宅診断)や、
シロアリ予防の再施工・床下点検にも対応しています。

  • 「気になる物件があるけど、状態が見えない」
  • 「床下が心配なのでチェックしておきたい」
  • 「購入後のトラブルを防ぎたい」

といった方は、ぜひお気軽にご相談ください。


  • 築10年の中古住宅は、外見がきれいでも保証や設備の劣化に注意
  • シロアリ対策の再施工は必須と考え、床下点検を忘れずに
  • 設備リフォーム費用は事前に把握しておくと安心
  • 購入前に住宅診断+シロアリチェックを行うことで、将来的な後悔を防げます