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Yearly Archives: 2025

「もしもの災害に備える」ための住宅検査とは?見えないリスクを減らすチェックポイント

地震や台風、大雨など、日本では年々「自然災害」のリスクが高まっています。

こうした災害時、住まいの弱点が被害の大小を大きく左右することをご存じでしょうか?

この記事では、中古住宅の購入前や住み続ける住宅に対して行う「検査(住宅診断)」が、災害リスクの軽減につながる理由を、実務の視点から解説します。

災害対策というと「防災グッズ」や「保険」が思い浮かびますが、建物自体の状態を知っておくことも立派な災害対策です。

  • 地震の揺れに耐えられるか
  • 雨漏りや床下の水害リスクはないか
  • 外壁・屋根の破損リスクが潜んでいないか

こうした点は、ホームインスペクション(建物状況調査)や耐震診断などのプロの検査で明らかになります。

◎ 地震に備えるには耐震診断が有効

  • 1981年以前の旧耐震基準の家は特に要注意
  • 筋交いや金物の設置状況、基礎のひび割れ確認
  • 必要に応じて「耐震補強」や「補助金申請」も可能

◎ 水害・湿害は床下の劣化を進める

  • 床下が常に湿っている家は、シロアリや腐朽リスクも高い
  • 排水経路の不備や勾配不良も原因に
  • 定期的な床下点検や、防湿・換気対策が重要

◎ 台風・強風への備えは外装のチェックから

  • 屋根材や軒天、外壁に浮きやひび割れがないか
  • 古いサッシやバルコニーの固定金物もチェックポイント
  • 飛来物対策で窓の強化や雨戸設置も推奨されるケースあり

気に入った物件でも、地盤の弱さや経年劣化の蓄積で、実は災害に弱いケースもあります。

  • 立地(浸水・土砂災害警戒区域か)
  • 建物の構造と状態(築年数や施工精度)
  • メンテナンス履歴の有無

購入前の「住宅検査」に加え、災害リスクマップとの照合も大切です。

当社では、災害リスクに配慮したホームインスペクション、耐震診断、床下点検などを実施しています。

目視だけでなく床下に潜って確認するサービスも行っており、

  • 雨漏りや湿気
  • 構造部の劣化
  • 白蟻被害

など、リスクの早期発見と対策が可能です。

広島県では、特に以下のような災害に注意が必要です。

◎ 土砂災害の多さは全国でも上位

広島県は急傾斜地が多く、過去にも大規模な土砂災害が発生しています(例:平成26年広島土砂災害)。

・宅地が「土砂災害警戒区域」に指定されていることも多く、地盤や裏山の状況確認が重要です。

・擁壁の劣化や排水ルートの詰まりなど、小さな不具合が大きな被害につながることも。

◎ 集中豪雨による浸水や床下被害

近年の線状降水帯による集中豪雨で、内水氾濫や排水不良による床下の浸水被害が増えています。

  • 排水枡や側溝の清掃不足
  • 建物周辺の勾配不良
  • 古い住宅の防湿・防水処理の劣化

こうした問題は床下点検で発見・改善可能です。

◎ 断層・活断層の影響も意識を

広島は比較的地震の少ない地域とされていますが、芸予地震(2001年)では震度6弱を観測し、多くの建物に影響が出ました。

・旧耐震基準の建物(昭和56年以前)は特に耐震診断をおすすめします。

◎ 広島市全域

広島市は、盆地地形で河川が多く、豪雨による内水氾濫や土砂災害のリスクが複合的に存在しています。

特に昭和・平成期の宅地開発で造成された地域は、擁壁や排水計画に注意が必要です。

検査で見るべきポイント:

  • 擁壁・斜面のクラックや排水機能の確認
  • 床下の湿気・浸水履歴の有無(地盤調査・周辺勾配含む)
  • 過去の被害履歴(市のハザードマップ確認も)

◎ 安佐南区

2014年に甚大な土砂災害を経験した地域。現在も土砂災害警戒区域・特別警戒区域に指定されている場所が多く、建築基準法の制限も厳しい地域です。

検査で見るべきポイント:

  • 宅地裏の法面や擁壁の安定性(ひび割れ・排水路の詰まり)
  • 家屋の傾きや基礎のクラック(地盤緩みの兆候)
  • 豪雨時の雨水処理状況(屋根・敷地排水の設計と実態)

◎ 呉市

沿岸部に面した呉市は、高潮・津波・土砂災害の複合リスクが存在します。

山間地と海が近接しているため、斜面崩落と道路寸断による孤立も想定される地域です。

検査で見るべきポイント:

  • 山側からの雨水の流れ込みや土砂流入への備え(外構含む)
  • 排水経路・側溝の状態と家屋への影響範囲
  • 基礎周りの通気性・湿気こもり(沿岸部特有の湿害も考慮)

一口に「検査」といっても、広島県内では地域によって見るべきリスクが異なります。

だからこそ、地域性を踏まえた診断ができる専門業者の検査が重要です。

当社では、

  • 必要に応じた耐震診断・床下点検・シロアリ調査
  • 改修・補強が必要な箇所へのアドバイス

を行い、安心できる暮らしの実現をサポートしています。

当社では、広島県内での住宅検査・耐震診断・床下点検に多数の実績があります。

地域特有のリスク(土砂災害、排水不良、湿害など)を踏まえた診断を行っていますので、

  • 住宅の弱点を災害前に把握したい
  • 購入予定の物件に不安がある

という方も、安心してご相談いただけます。

災害はいつ起きるか分かりません。

だからこそ、「今の家が災害にどれだけ耐えられるのか」を知ることが、

家族の安全と資産を守る第一歩です。

不安を減らすためにも、一度専門家の住宅検査を検討してみませんか?

【 建物状況調査 】2階の床が沈む?傾きの原因は“下階の構造”かもしれません

中古住宅や既存住宅のインスペクション( 建物状況調査 )を行っていると、「床の傾き」や「沈み」による不具合をよく目にします。
今回は、広島の住宅で実際にあった調査事例をもとに、デジタル水平器を使って床の傾きを確認した結果や、建物の間取りが傾きに与える影響についても解説します。

床や建物が傾いているかどうかを判断するには、“どの程度の傾きが許容範囲か”を知っておくことが重要です。

一般的な目安としては、以下のようにされています:

  • 3/1000(3mm/m)以上の傾き:人が体感する可能性あり
  • 6/1000(6mm/m)以上の傾き:実生活に支障が出る可能性あり
  • 10/1000(10mm/m)以上の傾き:建物の不同沈下を疑うレベル

つまり、1mの距離で6mm以上の高さ差があれば「傾いている」と判断されやすい基準となります。

もしお部屋の床にビー玉を置いたらどうなるか想像してみてください。

  • まったく動かなければ問題なし(~3mm/m)
  • ゆっくり転がるとちょっと傾いてるかも(3〜6mm/m)
  • どんどん転がっていったら、かなり傾いています(6mm/m以上)

つまり、人が「ん?なんか斜めかも?」と感じる程度でも、実は6mm/mを超える傾きが出ていることもあります

これを放っておくと、建物の構造部分が傷んでいたり、地盤が下がってきているケースもあるので注意が必要です。

デジタル水平器は、0.1度単位の傾きやmm/m(ミリパーメートル)での表示が可能で、床や柱の傾きを可視化できます。

代表的な表示モード:

  • 【°(度)表示】:例)1.2° → かなり傾いている
  • 【mm/m表示】:例)6.0mm/m → 水平1mで6mmの高低差
  • 【%表示】:勾配の割合(外構や屋根でよく使います)

今回は「mm/m」で確認しており、目に見えないレベルでも沈みや傾きの傾向を数値で把握できるのが大きな利点です。

この物件では、床の傾きを調べるためにデジタル水平器を使用しました。

まず和室。ここでは畳が中央部分でかなり劣化しており、沈み込みが強かったため、正確な計測が難しい状態でした。

そのため、一箇所で判断するのではなく、部屋の四隅や縁側付近など複数箇所に分けて計測

こうすることで、床の全体的な傾き傾向を把握することができました。

🛠 ポイント

畳の上での測定は沈み込みによる誤差が出やすいため、畳の端や下地のしっかりした場所を選ぶのが基本です。

洋室側では、畳の問題はないものの、床のあちこちで沈みや浮き上がりが見られ、波打ったような状態でした。

特に部屋の中央付近に顕著な沈み込みがあり、見た目では気づきにくいものの、歩いたときに足裏で違和感が出るような状態。

デジタル水平器で複数点をチェックすると、部屋の外周と比べて中央部分が4〜6mm沈んでいる箇所が確認できました。

今回注目すべきだったのは、沈みが出ていた洋室の下階が「和室」であり、真下に壁や間仕切りがほとんどない構造だったことです。

床の沈みは、直下に支持構造がない空間によく見られます。

特に築年数が経っている建物では、梁や根太のたわみや劣化も進行しており、構造的な“空白部分”が弱点となり、床が沈んでしまうケースがあります。

今回のようなケースでは、1~2箇所を計測しただけでは見落としてしまう情報もあります。

デジタル水平器を使い、部屋の複数ポイントを調べることが重要です。

📝 コツ

部屋の対角線上や十字の位置関係で測ると、全体の傾向がつかみやすくなります。

床の傾きや沈みは、雨漏り・シロアリ・構造劣化のサインにもつながるため、慎重な判断が求められます。

中古住宅を購入予定の方や、すでに所有している方も、「ちょっと床が斜め?」「歩くと沈む?」といった違和感に気づいたら、構造的な原因がないか一度 インスペクション を受けることをおすすめします。

床の傾きや沈みは、見た目だけでは判断できない構造リスクを教えてくれる重要なヒントです。

床下に潜むリスク、見逃していませんか?建物状況調査の“覗き込み”と“本格点検”の違いとは

建物状況調査(インスペクション)では、床下点検口からライトで照らしてのぞき込み、目視で状態を確認する工程があります。

建物状況調査 床下の覗き込み調査の様子

この方法は「覗き込み調査」とも呼ばれ、基礎部分や床下の構造材の状態を確認するのに有効ですが、確認できる範囲は限られています。

床下全体をくまなく見られるわけではないため、例えば以下のような場合は発見が難しいこともあります

  • 床下の奥や隅にあるシロアリ被害や湿気
  • 見えない範囲で進行している腐朽やカビ
  • 床下中央部にある動物の死骸やフン
  • 配管まわりの微細な漏水

また、無人期間が長い住宅では、ネズミやハクビシンなどの小動物が入り込んだ形跡や、スズメバチの巣ができていた事例もあります。

より詳しい調査が必要な場合は、調査員が床下に実際に潜って行う「床下点検」をご案内しています。

比較項目覗き込み調査床下点検(潜行調査)
調査方法点検口から目視調査員が実際に床下に入る
調査範囲点検口周辺の視認できる範囲床下全体(奥や隅まで確認可能)
確認精度限られる詳細に確認可能
対象通常の建物状況調査状況に応じて別途実施(追加費用)

以下のような場合には、覗き込みだけでは不十分な可能性があるため、床下点検をご検討ください。

  • シロアリ被害の有無をしっかり確認したい
  • 長期間空き家だった住宅を購入予定
  • カビ臭や床鳴り、湿気などの違和感がある
  • 調査結果をもとに補修や駆除の判断をしたい方

当社では、オプションで「床下点検(潜行調査)」にも対応しています。

調査員が実際に床下へ潜り込み、全体をくまなく目視・手触りで確認することで、見えにくいリスクも的確に把握できます。

比較項目覗き込み調査(標準)床下点検(オプション)
調査方法点検口からの目視のみ床下に潜って全体を調査
確認範囲点検口周辺の限られた視野床下全体(隅・配管まわりも)
対応内容建物状況調査の基本項目状況に応じて追加対応

他社では「覗き込みのみ」で完結する調査も多い中、当社では現場の状況に応じて柔軟に対応可能なのが強みです。

床下の状況は、暮らし始めてからでは気づきにくく、気づいた時には大きな修繕が必要になるケースもあります。

建物状況調査では、まずは覗き込みでの目視確認を行い、必要に応じて床下点検をご案内することで、将来的なトラブルの回避や安心材料としての情報提供を行っています。

床下は、普段目にしないからこそ、トラブルが進行していても気づきにくい場所です。

当社の建物状況調査では、標準の覗き込み調査に加え、必要に応じて床下に潜っての本格点検にも対応可能

「せっかく調査するなら、しっかり見てほしい」

そんな方には、プロの目と手で徹底的に確認できる当社の床下点検付きプランをおすすめします。

【建物状況調査】軒天に「クモの巣?」実は塗膜の浮きと微細なヒビ割れ

〜見逃しがちな部位も丁寧に確認しています〜

軒天 塗膜のヒビ

先日実施した建物状況調査の現場で、軒天(屋根の裏面)にて
一見「クモの巣?」のように見える箇所を発見しました。

軒天 塗膜のヒビ 拡大

よく観察し、棒などで軽く触れて確認したところ、
弾性塗料が経年劣化で浮き始め、一部に微細なヒビ(クラック)が入っている状態でした。

  • 部位: 軒天(外部天井部分)
  • 症状: 塗膜の浮き・一部ヘアークラック
  • 塗料: 弾性塗料仕上げ
  • 雨水の影響: 直接かかりにくい部位のため、今すぐの雨漏り等のリスクはなし

現状では構造的な問題や雨水侵入の心配はないと判断されましたが、今後の経過観察が必要な箇所として、施主様にはご報告させていただきました。

今回のように、軒天のヒビは非常に目立ちにくく、見逃されがちです。

塗装の浮きが“クモの巣”や“汚れ”に見えることも多く、目を凝らし、実際に触れて確認することで初めて分かることもあります。

建物状況調査では、外壁・屋根だけでなく軒天や細部まで丁寧に確認し、必要に応じて報告・記録しています。

「問題がないのになぜ報告?」と思われることもあるかもしれませんが、

“現時点で問題はない”という情報も、お客様にとっては安心材料の一つです。

小さな劣化も放置すれば将来的な補修の手間やコストに繋がります。

早めに気づいておくことで、適切なタイミングでの補修判断が可能になります。

建物状況調査は、「今、問題があるかどうか」を調べるだけでなく、

将来にわたって家を長持ちさせるための“予防的チェック”でもあります。

細かい部分にも目を配り、万が一の不具合の芽を見逃さない。

それが私たちプロのインスペクターの役目です。

中古住宅購入前、売却時、定期点検など、さまざまなシーンでご依頼いただいています。

安心・納得できる住宅取引のために、まずはお気軽にご相談ください。

建築年がわからない住宅でも、耐震診断はできます!

「うちの家、いつ建てられたのか分からなくて…」

耐震診断のご相談をいただく中で、実はよくあるご質問です。

結論から言うと、建築年がはっきり分からない場合でも、耐震診断は可能です。

そして、私たちの方で建築年を調べることもできますので、ご安心ください。


  • 書類が見当たらない
  • 増改築していて、どこが最初か分からない
  • 中古で購入していて、詳細を把握していない など

実際に、築年数の記録が手元に残っていないお客様も多くいらっしゃいます。

耐震診断の判断基準となるのは、「建築確認を受けた日」が昭和56年(1981年)5月31日以前か以後かです。

これは、耐震基準が大きく改正された日であり、それ以前の住宅は「旧耐震」とされ、地震による倒壊リスクが高いとされています。

建築確認台帳の記録や固定資産課税台帳など、私たちが役所での調査代行を行うことも可能です。

状況によっては、現地調査の結果から建築年代の推定も行えます。

「建築年が分からないから耐震診断は無理かも」と思っていた方も、

まずはお気軽にご相談ください。

必要に応じて調査を行い、最適な診断をご提案いたします。

  • 古い家に住んでいて、建築時期があいまい
  • 耐震性が心配だけど、どこから手をつければよいか分からない
  • 相続・売買前に建物の安全性を確認しておきたい

外壁塗装って、なんのため?実はとっても大切なんです!

今日は「外壁塗装って、どうして必要なの?」というお話です。

外壁は、毎日雨や紫外線にさらされているため、年月とともにどうしても傷んできます。

外壁塗装は、そんな外壁を守る“バリア”のような役割を果たしているんです!

もし塗装が剥がれたまま放置していると…

  • 外壁にひびが入ったり
  • カビや苔が生えたり
  • 雨水が中に入り込んで建物の内部が傷んだり…

といったトラブルにつながることもあります。

だからこそ!

外壁塗装は定期的にメンテナンスすることがとっても大切なんです。

「そろそろ塗り替えかな」と思ったとき、意外と悩むのが色選び

せっかくならお家がパッと明るく見えるような色にしたいけど、

「実際に塗ってみないとイメージがつかない…」という声もよく聞きます。

そこでおすすめなのが、外壁カラーシミュレーション

自社では、お客様のお住まいの写真を使って、

ご希望の色でシミュレーションすることが可能です。

カラーシミュレーションの結果

✅ クラウド経由でリアルタイムにご確認いただけます

✅ 印刷してお渡しすることも可能です

「こんな雰囲気にしたい」「周りの家と調和する色がいい」など、

ざっくりとしたご希望でも構いません。

お気軽にご相談ください!


「外壁塗装って必要なの?」と感じていた方も、

この記事をきっかけにちょっと身近に感じていただけたら嬉しいです。

気になる方は、ぜひ一度お問い合わせくださいね!

夏こそ注意!ホームインスペクションで見つかる“見えない劣化”とは?

夏は屋外だけでなく、実は住宅内部にも大きな負担がかかる季節です。

特に床下や屋根裏といった目に見えない場所では、湿気や熱がこもりやすく、構造材の劣化や害虫被害が進行していることも珍しくありません。

「見た目はきれいな家だったのに、住み始めてからカビやシロアリが…」

そんな声を防ぐために活用されているのが、ホームインスペクション(住宅診断)です。

■ 床下の湿気とシロアリ被害

夏の床下は、湿度が80%を超えることもあり、木部が常に湿った状態になることがあります。

この状態が続くと、

  • 木材が腐朽する
  • カビが発生する
  • シロアリが活動しやすくなる

などのリスクが高まります。

実際、夏場に実施したホームインスペクションで「根太の下にシロアリが食い込んでいた」といった事例も確認されています。

夏は日差しが強く、屋根裏の温度が40〜50℃以上になることも。

その熱の影響で、断熱材がずれていたり、換気が十分でなかったりすると、室内の冷房効率が下がるだけでなく、構造体が劣化する原因にもなります。

さらに、過去の雨漏り跡や結露が原因で木部が腐っているケースも。


実際にあった点検事例

床下点検の結果、カビと腐朽菌が木部に広がっていた

→ 防湿シート+換気扇の設置で対策。

屋根裏の断熱材が落下していた

→ 冷房が効かない原因はこれ。断熱材を再配置し、屋根裏換気を強化。

雨漏り跡を発見 → 壁クロス裏にカビ発生

→ 外部板金の浮きが原因。早期対応で内装リフォームを最小限に。


▶ 点検の流れ(一例)

  1. ヒアリング(築年数や気になる点を確認)
  2. 目視・機材を用いた点検(床下・屋根裏・外壁・設備等)
  3. 報告書の作成とご説明
  4. 必要に応じてリフォームや修繕のご提案

点検は1〜2時間程度で完了。報告書付きで中古住宅購入時の安心材料にもなります。

見えない場所で進行する夏の住宅劣化は、見逃すと後々大きな費用がかかる可能性もあります。

住宅購入前・リフォーム前はもちろん、住み続ける家でも「今の状態を確認しておきたい」と思った時がベストなタイミングです。

あなたの家、夏のダメージに耐えられますか?

気になる方は、お早めにご相談ください!

リフォーム前に必須!アスベスト事前調査とは?罰則・義務・代行サービスを詳しく解説

2023年10月より、建物の解体や改修工事を行う際は、有資格者によるアスベスト(石綿)事前調査が義務化されました。

対象となるのは、住宅や施設などをリフォーム・解体・補修する前の工事です。


アスベストは、天然の繊維状鉱物で、「耐熱性」「耐久性」「絶縁性」に優れていたため、昭和の時代を中心に多くの建材に使われていました。

たとえば、天井材・壁材・床材・スレート屋根・外壁ボード・配管の断熱材などです。

Q2. なぜ今、問題になっているんですか?

アスベストは、飛散した繊維を吸い込むと肺がん・中皮腫・アスベスト肺などの重い病気を引き起こすことがわかっており、現在では使用も製造も禁止されています。

しかし、過去に建てられた建物にはまだ多く残っているため、解体・改修工事の際に飛散のリスクがあるのです。

Q3. 調査はどんな建物が対象ですか?

築年数や建物の用途にかかわらず、リフォーム・解体・補修などの工事をする際はすべて対象になります。

戸建て住宅、マンション、アパート、商業施設、工場など幅広い建物が該当します。

Q4. アスベストがあった場合、どうすればいいの?

アスベストが使用されていた場合でも、すぐに危険というわけではありません。

大切なのは、「飛散させない対策」です。

必要に応じて、除去・封じ込め・囲い込みなどの処理方法を検討する必要があります。

その際は、専門業者による対応が必須です。

Q5. 自分の家にも使われているか不安です…

ご自身で判断するのは非常に難しいため、事前調査を行うことで正確な把握が可能です。

調査結果に基づき、工事の内容や対策も変わるため、早めの調査をおすすめします。


この調査を行わず工事を進めてしまうと、30万円以下の罰金が科される可能性があります。

また、一定規模以上の工事では、調査結果を労働基準監督署や自治体へ報告する必要もあります。

調査は誰でもできるわけではありません。

令和5年10月からは、専門講習を修了し、登録された調査者が行う必要があります。

  • 自社に有資格者がいない
  • 担当者が多忙で調査が間に合わない
  • 書類提出や報告業務に手が回らない

そんなお悩みをお持ちの事業者様を、弊社が代行調査という形でサポートいたします。

アスベストの事前調査でお困りの際は、

ぜひご相談ください。

現地調査~報告書作成まで、一括対応いたします。

夏型結露とは?住宅を守るために今できること

結露といえば冬の窓まわりを思い浮かべる方が多いと思いますが、実は夏にも結露は発生します

しかも、目に見えない場所(壁の中・天井裏・床下)で起きることが多く、住宅に深刻な影響を与えることがあります。

これを「夏型結露」といいます。

夏型結露は、以下のような条件で起こります。

1.外気温と湿度が高く、建物内が冷房で冷やされている

2.外の暖かく湿った空気が、壁内や床下などの冷えた部分に入り込む

3.その結果、内部で水蒸気が冷やされて結露(水滴)になる

床下のプラスチック製束に結露

床下のプラスチック製束に水滴ができる。

特に近年は高気密・高断熱の住宅が増えており、壁体内に湿気がこもりやすい構造になっているため、夏型結露のリスクが高まっています。

見えない場所での結露が続くと、
次のようなリスクがあります:

木材の腐朽

カビの発生と拡散

シロアリ被害(湿気のある木材を好む)

健康被害(アレルギーや喘息の原因になることも)

一見キレイな家でも、壁や床下では
静かにダメージが進行していることも少なくありません。

◎ 換気をしっかり行う

通風設計や換気扇の見直しで、湿気をこもらせないことが大切です。

◎ 断熱材・気密施工のチェック

断熱材が偏っていたり、気密性が不十分な場合は、結露が起きやすくなります。

◎ 調湿建材の活用

吸放湿機能のある内装材などを採用することで、湿気のコントロールが可能です。

◎ プロによる点検を受ける

壁の中や床下など目視できない部分は、
住宅診断(ホームインスペクション)や
床下点検のプロによる確認が効果的です。

弊社では、床下点検や断熱状況の確認、気密測定、さらには防蟻処理まで一貫して行っております。

夏型結露による被害の多くは、「気づいたときには手遅れ」になっているケースが少なくありません。

今のうちに建物の健康状態をチェックして、大きな修繕工事になる前に予防策を講じることが重要です

▶ こんな症状があればご相談を!

カビ臭い、湿気が多いと感じる

畳やフローリングがベコつく

冷房を入れると逆に空気が重い

床下の湿気や断熱材の劣化が気になる

調査・点検のご依頼、お気軽にどうぞ!

項目内容
夏型結露とは夏の湿気が建物内部で結露を起こす現象
主な発生場所壁の中、床下、天井裏など
主な被害腐朽、カビ、シロアリ、健康被害
対策換気、断熱見直し、気密改善、点検
おすすめ対応プロによる住宅診断・床下調査

最大115万円!耐震改修補助金でお得に地震対策|申請受付中

「実家が古くてちょっと心配」「地震対策、まだ何もしていない」

そんな広島市在住の皆さまに朗報です。

広島市では耐震改修工事に対する補助金制度の申請を受付中です!

対象者であれば、工事費の最大80%・上限115万円の補助が受けられる制度で、先着順で予算がなくなり次第終了となります。

「補助金が出るうちに、しっかり備えたい」

そう思った方は、この機会にぜひご検討ください。


▶ 補助対象となる住宅

昭和56年(1981年)5月31日以前に建築された木造住宅(旧耐震基準)

・地階を除く階数が2以下

・耐震診断で「上部構造評点が0.7未満」、または「簡易診断の評点合計が7以下


上部構造評点とは、家の「地震に対する強さ」を数字で表したものです。

特に建物の柱や梁など、上の部分(上部構造)がどれだけ揺れに耐えられるかを評価します。

例えば、評点が「1.0」なら現行の耐震基準をギリギリ満たしているレベル

「1.5」以上なら安心できる強さとされています。

耐震診断や補助金の対象になるときにも、この評点がよく出てきますよ!


▶ 補助内容(令和6年度)

・補助額:工事費の80%以内(上限115万円)

・対象工事:耐震診断に基づく耐震改修工事

対象住宅の上部構造評価点を1.0にするために必要な補強工事。
建築士が設計、工事管理をします。

・申請受付枠:先着順で受付中!枠が埋まり次第終了

補助金を使うメリット

自己負担が大幅に軽減!

通常100万円以上かかる耐震補強工事が、補助金により大幅に負担軽減。

倒壊リスクを最小限に

1981年以前の旧耐震住宅は、震度6〜7の地震で倒壊の危険が高いとされます。補強により命と財産を守る備えに。

売却時の資産価値もアップ

補強済の住宅は、売却時に住宅ローン減税や登録免許税の軽減などの優遇が可能になります。

1.【事前相談】
 ↓まずは住宅ケンコウ社へご相談ください

2.【耐震診断】
 お住まいの診断を実施し、対象かどうかを確認します

→ 必要に応じて「簡易耐震診断」や「耐震診断」を行います

←耐震診断について

※現在作成中 しばらくお待ちください。

3.【補助金申請】
 診断結果を基に必要書類を作成・提出します

4.【交付決定】
 広島市から交付決定の通知が届きます

5.【工事着工】
 耐震補強工事を実施します(補助金対象工事)

6.【完了報告・補助金交付】
 工事完了後に報告書を提出し、補助金が交付されます

【注意】補助金を受けるには「工事前の申請」が必須!

補助金制度は「工事前」に申請し、交付決定を受ける必要があります。

「とりあえず工事を先に…」という場合、補助の対象外となってしまうため注意が必要です。

こんな方は今すぐチェック!

  • 「実家が古くて不安。子どもや孫に残す前にしっかり備えたい」
  • 「リフォームを考えていたが、どうせなら補助金を使って地震対策も」
  • 「空き家を相続したが、倒壊が心配で困っている」

住宅ケンコウ社では、広島・山口エリアで数多くの耐震診断・補強工事を手がけてきました。

▶ 当社の耐震関連業務

  • 耐震診断
  • 補助金申請書類の作成・代行
  • 耐震設計・補強工事の施工
  • 耐震基準適合証明書の取得支援
  • 売却前の耐震相談・証明書発行にも対応

「住宅の安全」と「お客様の損をしない判断」をサポートする地域密着型の建物専門会社です。

↓料金についての記事はこちら

耐震補強は「今の暮らしの安心」だけでなく、「将来の資産価値」にも大きく関わる工事です。

補助金が活用できるこの機会に、一歩踏み出してみませんか?