
これから住宅の購入を考えている方にとって、失敗しないために知っておくべきポイントのひとつが「ホームインスペクション(住宅診断)」です。
住宅は一生に一度の大きな買い物。不安や疑問を抱えたまま契約してしまうと、後々大きなトラブルに発展する可能性もあります。
今回は、ホームインスペクションとは何か、なぜ必要なのか、どんな流れで実施されるのか、費用の目安や依頼のポイントなどをわかりやすく解説します。
これから住宅購入を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
■ ホームインスペクションとは?
ホームインスペクションとは、建築や住宅に関する専門知識を持った技術者が、第三者の立場で住宅の状態をチェックするサービスです。
中古住宅や新築建売住宅などの購入前に、建物の劣化状況や施工状態、不具合の有無を「見える化」することが目的です。
主な診断内容は以下の通りです:
- 建物の傾きや不陸があるか
- 雨漏りや漏水の兆候がないか
- 床や柱の傾き、たわみはないか
- 外壁や基礎にひび割れや劣化がないか
- 床下の湿気やカビ、シロアリの有無
これらを目視・打診・計測機器などを使って総合的に診断します。

■ なぜ今、ホームインスペクションが注目されているのか?
住宅は一生に一度の高い買い物。
ですが、買う側のほとんどは建物の専門知識がない「初心者」です。
中古住宅や建売住宅を購入するとき、「この家、本当に大丈夫かな…?」と不安に思うのは当然のことです。
そこで役立つのが、ホームインスペクション。
アメリカなどでは不動産取引の約7割で利用されており、日本でも近年、住宅購入前の「当たり前の確認」として利用が広がってきています。
■ インスペクションを依頼するには?
ホームインスペクションは、住宅の構造や劣化の知識をもつ専門家に依頼することが大切です。
当社では、一級建築士などの有資格者が診断を担当。
建築・リフォーム・防蟻施工など幅広い知識と実績を活かし、購入前の住宅に対して公平・中立な立場でしっかりと診断を行います。

■ 将来を見据えた住宅購入には「診断」が必須!
これから住宅を買おうと考えている方にとって、ホームインスペクションは今や「選択肢」ではなく「スタンダード」になりつつあります。
・中古住宅を検討している方
・建売住宅を買う前に専門家の目でチェックしたい方
・長く安心して住みたいと考えている方
このような方に、ホームインスペクションは非常におすすめです。
■ 診断結果をどう活かす?ホームインスペクションの“その後”
ホームインスペクションを実施して終わり、ではありません。
診断の結果をどう活かすかによって、住宅購入の成功度合いが大きく変わってきます。
たとえば……
- 軽微な劣化の場合:将来のメンテナンス時期の参考になります。
- 重大な不具合が見つかった場合:購入の見直しや価格交渉の材料になります。
- リフォーム前提で購入する場合:どの部分を優先的に改修すべきか明確になります。
診断報告書には、劣化箇所の写真や、技術者によるコメントも記載されているため、売主との交渉やリフォーム業者への説明資料としても活用できます。
さらに、インスペクションを受けたことで「安心して購入できた」という精神的な安心感も得られます。
■ インスペクションは誰にでも必要?こんな人にもおすすめ!
ホームインスペクションは「中古住宅を買う人のためのもの」と思われがちですが、実は以下のような方にもおすすめです。
建売住宅の購入を検討している方
建売住宅は完成済みの状態で販売されるため、購入前に構造内部を確認することができません。
インスペクションで基礎や外壁、床下などの劣化や施工不良を事前にチェックしておけば、「買ってから後悔」を防げます。
築年数が経過した実家を相続・住み替える方
相続した実家に住もうと考えている方も、事前に劣化状況を診断することで、必要な補修内容や費用が明確になります。
今後のリフォーム計画や耐震補強の判断材料にもなるため、長く安心して住むためには欠かせません。
投資用物件・賃貸物件を所有する大家さん
賃貸住宅の入居者募集において、「建物診断済み」というのは大きな信頼材料になります。
定期的な点検で建物価値を維持し、空室リスクを抑える効果も期待できます。
■ ご相談・お見積もりはお気軽に!
当社では、住宅診断に関するご相談や見積もり依頼を随時受け付けています。
お電話・メール・お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
検査の申込はコチラ → 検査申し込み | 広島住宅検査(広島のホームインスペクション)
「購入前にわかってよかった」
そう思っていただけるよう、誠実にご対応いたします。
