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建物状況調査としろあり対策で、安心できる住まい選びを

中古住宅の購入前に!建物状況調査としろありチェックで見えない不安を解消。住まい選びに安心をプラスする方法を住宅ケンコウがご紹介。

中古住宅を買うとき、見た目はきれいでも

「床がふわふわする」「ドアが閉まりにくい」「しろありに食われていた」なんてことも少なくありません。

そういった“あとから出てくる問題”を防ぐのが、「建物状況調査」です。

私たち住宅ケンコウでは、見た目だけではわからない建物の劣化や、しろあり被害の有無を、専門の技術者がしっかりチェック。

「この家は大丈夫か?」というお客様の不安を、わかりやすく丁寧に解消します。

簡単に言うと、住宅の「健康診断」のようなもの。

経験豊富なスタッフが、次のようなポイントをチェックします。

  • 屋根や外壁にヒビやサビはないか
  • 雨漏りや結露の形跡がないか
  • 床下に湿気やしろあり被害がないか
  • 基礎や柱に傾きや腐食がないか
  • 建具(ドア・窓)の動きに異常がないか

私たちの調査では、床下にもぐってのチェックや、湿気・カビの状況確認まで行い、しろありが好む環境かどうかも含めて診断します。

▶ 買う前に「家の本当の状態」がわかる

見えない部分まで確認することで、後から大きな修繕費がかかるリスクを減らせます。

▶ 家族の安心感につながる

しろありの被害や湿気トラブルが見つかれば、その対策も含めてご提案。

プロの目で確認することで、「この家で大丈夫」と納得して選べます。

▶ 売主・不動産会社とのトラブル防止に

調査結果を元に、修繕や価格交渉の話もしやすくなります。

🔎 建築士やしろあり防除の資格を持つスタッフが対応

現場経験豊富な担当者が対応。建物の劣化だけでなく、しろありや湿気、断熱の問題にも対応可能です。

📷 写真つきでわかりやすい報告書

専門用語ではなく、一般の方にも理解しやすい言葉と写真でご報告。ご家族とも共有しやすい内容です。

🌿 床下の湿気や換気、カビの対策まで

ただチェックするだけでなく、必要に応じて対策方法のご提案も行います。

  1. 事前ヒアリング(建物の築年数や気になるところを確認)
  2. 現地調査(外部・室内・床下などをチェック)
  3. 報告書の作成と説明(写真付きで見やすく解説)
  4. 必要に応じた対策やリフォームのご提案
  • 建物状況調査:5~8万円程度(広さや築年数により変動あり)
  • しろあり調査・床下点検込みの場合:+1~2万円程度

※まずは無料相談からどうぞ。物件が決まっていなくてもご相談OKです。

Q. 築年数が古くても調査できますか?

→ はい、大丈夫です。古い家こそチェックが重要です。

Q. 売主が調査を嫌がることはありますか?

→ 売主や不動産会社と調整することも可能です。お気軽にご相談ください。

Q. しろありがいたら、すぐ対処してもらえますか?

→ はい、当社はしろあり防除の専門資格もあるため、迅速な対応が可能です。

住まいは、見た目だけで選ぶものではありません。

長く安心して暮らすためには、「中身」をしっかり確認することが大切です。

住宅ケンコウでは、建物の健康診断(建物状況調査)から、しろあり対策、湿気や断熱の改善まで、住まいの“見えない部分”の不安をまるごと解決いたします。

広島で中古住宅を購入するなら!建物状況調査(インスペクション)のすすめ

中古住宅を買うとき、「この家、大丈夫かな?」「あとから問題が見つかったらイヤだな…」と思うことはありませんか?

外から見ただけではわからない「家の中身」をチェックする方法があるんです。

それが「建物状況調査(インスペクション)」。

この記事では、家を買う前に知っておきたいこの調査について、わかりやすくご紹介します!

プロの目で、家の傷みやトラブルのもとがないかをチェックする調査です。

たとえば、こんなところを見ます👇

  • 雨漏りの跡はないか
  • シロアリにやられてないか
  • 壁や床にひび割れはないか
  • 設備(キッチンやトイレなど)はちゃんと動くか

住宅ケンコウ社では、必要があれば「床下に実際に潜って」詳しく見るオプションもご用意しています。

▶過去の関連記事

床下に潜むリスク、見逃していませんか?建物状況調査の“覗き込み”と“本格点検”の違いとは

たとえば車を買うときも、「点検済み」だと安心しますよね?

家も同じです。

あとで「知らなかった!」となる前に、ちゃんと調べておけば、

  • 大きな修理代がかかるのを防げる
  • 家の価値や状態をしっかり理解できる
  • 安心して契約できる

といったメリットがあります。

調査の流れはかんたん。住宅ケンコウ社ならこんな感じです👇

① まずはご相談

どんな家か、図面や修理履歴などがあればよりスムーズです。

② プロが現地で調査

有資格のスタッフが、お家の外から中までチェックします。

③ 写真付きの報告書でご説明

わかりにくい専門用語も、やさしくご説明しますのでご安心ください!

調査の範囲や家の大きさによって変わりますが、目安はこんな感じです。

調査の種類料金の目安
基本の目視調査3〜5万円前後
床下や天井裏なども含む詳細調査10〜20万円ほど

住宅ケンコウ社では、予算に応じたご提案をさせていただいてます!

▶過去の関連記事

サービス料金を分かりやすくまとめましたてみました

家を買う方は…

  • 住んでからのトラブルを避けやすい
  • 状態に合った価格で交渉しやすい
  • 不安がなくなる!

売る側も…

  • 状態をはっきり伝えられる
  • トラブルを未然に防げる
  • 買う人に安心してもらえる

「お互いが安心できる家の取引」ができるのが、建物状況調査の良さなんです。

住宅ケンコウ社では、国が定めた資格を持った調査員が調査を担当します。

地域密着で、広島エリアの住宅事情にも詳しいスタッフが対応。

  • わかりやすい説明
  • 写真でしっかり報告
  • 見えにくいところもオプションで対応(床下など)

地元ならではの「きめ細かさ」で対応しています!

たとえば調査で分かった傷みや劣化をもとに、

  • リフォームの優先順位を決めたり
  • 火災保険や地震保険の加入判断に使ったり
  • 定期メンテナンスの計画を立てたり

など、住んだ後もずっと役に立ちます。

中古住宅は、見えない部分にこそ注意が必要です。

建物状況調査は、「家の健康診断」のようなもの。

住宅ケンコウ社では、お客様の不安をなくし、安心して住まい選びを進めていただけるようサポートしています。

ちょっとでも「この家どうかな?」と思ったら、お気軽にご相談ください!

空き家購入前に必須!ホームインスペクションの活用法【事前調査で安心の家選びを】

空き家購入時、見た目はきれいでも「本当に安全に住めるのか?」「見えない部分に問題はないか?」と不安を抱える人も多いのが現実です。

こうした不安を解消し、安心して購入判断を行うために有効なのがホームインスペクション(建物状況調査)です。

ホームインスペクションを、空き家購入時にどのように活用すべきか、また住宅ケンコウ社がどのようなサポートを提供しているかまで、詳しく解説します。

見えないリスクが潜む「空き家」の現実

空き家は長期間人が住んでいないことで、劣化が進行しやすい傾向があります。たとえば、

  • 屋根や外壁の傷み
  • 雨漏りや天井裏のカビ
  • 基礎部分のひび割れ
  • シロアリによる木部の食害 などが目立たない状態で進行している場合があります。

特に中古住宅の購入後にトラブルが発覚するケースでは、修繕費が数百万円単位に及ぶことも少なくありません。

「見た目がきれい」だけでは判断できない

表面的なリフォームや美装だけでは、建物の構造的な安全性や耐久性は判断できません。

購入前に専門家が客観的に調査・診断を行うことで、

  • 建物の健全性の可視化
  • 修繕の必要性の有無
  • リフォーム予算の目安
  • 売主との価格交渉材料 などが得られます。

これは購入者だけでなく、売主や不動産仲介会社にとっても安心材料になります。

ホームインスペクション(建物状況調査)とは

住宅の劣化状況や不具合を、専門の資格を持ったインスペクターが目視を中心に診断するサービスです。

住宅診断とも呼ばれ、主に以下のような内容をチェックします:

主な調査項目:

  • 屋根・外壁の劣化状況
  • 基礎のひび割れや沈下の有無
  • 室内の傾き、床のたわみ
  • 天井裏や床下の湿気・カビ・木材の腐朽
  • 水回りの劣化状況

オプションでの専門調査も可能

住宅ケンコウ社では、標準のインスペクションに加え、以下のような専門調査にも対応しています:

  • 床下調査(潜入による目視点検)
  • シロアリの有無調査・駆除提案
  • 赤外線カメラを用いた断熱・雨漏り診断
  • 気密測定(断熱・気流経路の確認)

これらの調査を組み合わせることで、より正確な建物状態の把握が可能です。

報告書で「可視化」する安心

調査後には、写真付きの詳細な報告書を提出します。これにより、購入後のリフォーム計画や価格交渉の根拠資料として活用可能です。

建築と防蟻のプロが連携した診断体制

住宅ケンコウ社では、建築士・住宅診断士・防蟻技術者などの専門スタッフが連携し、総合的な診断を行います。

一戸建て住宅の施工・管理経験を活かし、構造面のチェックだけでなく、害虫・湿気・断熱といった「住まいの健康リスク」にまで踏み込んだ診断が可能です。

広島県内に特化した対応力

広島県内各地での実績が豊富で、地域特有の気候や地盤条件も踏まえた判断ができます。

特に沿岸部に多い湿気被害や山間部の断熱不足など、地域事情に即したアドバイスが可能です。

ワンストップ対応が可能

調査→報告→必要に応じた防蟻処理・リフォーム・補助金申請支援まで、ワンストップで対応。

お客様の手間を最小限に抑えながら、最適な住まいづくりを支援します。

ケース①:東広島市/築38年 木造住宅

課題: 傾き・床下湿気・断熱不足

調査内容: ホームインスペクション+床下点検+気密測定

対応: 基礎部分の部分補強/床下防湿シート施工/断熱改修

結果: 30代夫婦と子ども1人が安心して暮らせる住宅に再生

ケース②:呉市/相続空き家の売却前診断

課題: シロアリ被害の可能性と屋根の老朽化

調査内容: ホームインスペクション+シロアリ調査

対応: 屋根の一部補修/防蟻処理/報告書提出で買主に安心提供

結果: 約3カ月での成約に成功、資産化に貢献

地方自治体の住宅改修支援

広島県内では、空き家購入や住宅リフォームに対して補助金が支給される制度があります

住宅ケンコウ社では、以下のような補助金制度の申請サポートにも対応しています。

  • 東広島市空き家活用支援事業(インスペクション費用の一部補助)
  • 呉市移住促進住宅改修補助金
  • 広島県空き家再生支援制度(上限50万円)

申請には事前の調査報告書が必要になるケースが多く、ホームインスペクションが補助対象条件になる場合もあります。

Q:空き家を購入する前に、いつ調査を依頼すべき?

A:基本的には「購入を検討する段階(契約前)」がおすすめです。
買付申込の前後で調査を依頼することで、価格交渉材料や修繕計画に活かせます。

Q:インスペクション費用はどのくらい?

A:建物の大きさや調査範囲により異なりますが、一般的には4万円〜8万円程度。オプション調査を含めた見積もりも可能です。

Q:調査だけ依頼して、その後は他社でリフォームしてもいい?

A:もちろん問題ありません。調査のみのご依頼も歓迎です。
必要に応じて他社様との連携も可能です。

Q:売主がインスペクションを嫌がることは?

A:調査の内容や目的を丁寧に説明することで多くの場合理解が得られます。
住宅ケンコウ社では仲介会社や売主との調整もサポートしています。

空き家の購入は、価格的にも魅力がある一方で、リスクも伴う選択です

ホームインスペクションを通じて「見えない不安」を見える化することで、購入後のトラブルを防ぎ、安心して住める住まいを手に入れることができます。

住宅ケンコウ社では、建物診断・防蟻調査・改修提案・補助金サポートまでワンストップで対応。

広島県内で空き家の購入や再生を検討している方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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【建物状況調査】軒天に「クモの巣?」実は塗膜の浮きと微細なヒビ割れ

床下に潜むリスク、見逃していませんか?建物状況調査の“覗き込み”と“本格点検”の違いとは

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「もしもの災害に備える」ための住宅検査とは?見えないリスクを減らすチェックポイント

地震や台風、大雨など、日本では年々「自然災害」のリスクが高まっています。

こうした災害時、住まいの弱点が被害の大小を大きく左右することをご存じでしょうか?

この記事では、中古住宅の購入前や住み続ける住宅に対して行う「検査(住宅診断)」が、災害リスクの軽減につながる理由を、実務の視点から解説します。

災害対策というと「防災グッズ」や「保険」が思い浮かびますが、建物自体の状態を知っておくことも立派な災害対策です。

  • 地震の揺れに耐えられるか
  • 雨漏りや床下の水害リスクはないか
  • 外壁・屋根の破損リスクが潜んでいないか

こうした点は、ホームインスペクション(建物状況調査)や耐震診断などのプロの検査で明らかになります。

◎ 地震に備えるには耐震診断が有効

  • 1981年以前の旧耐震基準の家は特に要注意
  • 筋交いや金物の設置状況、基礎のひび割れ確認
  • 必要に応じて「耐震補強」や「補助金申請」も可能

◎ 水害・湿害は床下の劣化を進める

  • 床下が常に湿っている家は、シロアリや腐朽リスクも高い
  • 排水経路の不備や勾配不良も原因に
  • 定期的な床下点検や、防湿・換気対策が重要

◎ 台風・強風への備えは外装のチェックから

  • 屋根材や軒天、外壁に浮きやひび割れがないか
  • 古いサッシやバルコニーの固定金物もチェックポイント
  • 飛来物対策で窓の強化や雨戸設置も推奨されるケースあり

気に入った物件でも、地盤の弱さや経年劣化の蓄積で、実は災害に弱いケースもあります。

  • 立地(浸水・土砂災害警戒区域か)
  • 建物の構造と状態(築年数や施工精度)
  • メンテナンス履歴の有無

購入前の「住宅検査」に加え、災害リスクマップとの照合も大切です。

当社では、災害リスクに配慮したホームインスペクション、耐震診断、床下点検などを実施しています。

目視だけでなく床下に潜って確認するサービスも行っており、

  • 雨漏りや湿気
  • 構造部の劣化
  • 白蟻被害

など、リスクの早期発見と対策が可能です。

広島県では、特に以下のような災害に注意が必要です。

◎ 土砂災害の多さは全国でも上位

広島県は急傾斜地が多く、過去にも大規模な土砂災害が発生しています(例:平成26年広島土砂災害)。

・宅地が「土砂災害警戒区域」に指定されていることも多く、地盤や裏山の状況確認が重要です。

・擁壁の劣化や排水ルートの詰まりなど、小さな不具合が大きな被害につながることも。

◎ 集中豪雨による浸水や床下被害

近年の線状降水帯による集中豪雨で、内水氾濫や排水不良による床下の浸水被害が増えています。

  • 排水枡や側溝の清掃不足
  • 建物周辺の勾配不良
  • 古い住宅の防湿・防水処理の劣化

こうした問題は床下点検で発見・改善可能です。

◎ 断層・活断層の影響も意識を

広島は比較的地震の少ない地域とされていますが、芸予地震(2001年)では震度6弱を観測し、多くの建物に影響が出ました。

・旧耐震基準の建物(昭和56年以前)は特に耐震診断をおすすめします。

◎ 広島市全域

広島市は、盆地地形で河川が多く、豪雨による内水氾濫や土砂災害のリスクが複合的に存在しています。

特に昭和・平成期の宅地開発で造成された地域は、擁壁や排水計画に注意が必要です。

検査で見るべきポイント:

  • 擁壁・斜面のクラックや排水機能の確認
  • 床下の湿気・浸水履歴の有無(地盤調査・周辺勾配含む)
  • 過去の被害履歴(市のハザードマップ確認も)

◎ 安佐南区

2014年に甚大な土砂災害を経験した地域。現在も土砂災害警戒区域・特別警戒区域に指定されている場所が多く、建築基準法の制限も厳しい地域です。

検査で見るべきポイント:

  • 宅地裏の法面や擁壁の安定性(ひび割れ・排水路の詰まり)
  • 家屋の傾きや基礎のクラック(地盤緩みの兆候)
  • 豪雨時の雨水処理状況(屋根・敷地排水の設計と実態)

◎ 呉市

沿岸部に面した呉市は、高潮・津波・土砂災害の複合リスクが存在します。

山間地と海が近接しているため、斜面崩落と道路寸断による孤立も想定される地域です。

検査で見るべきポイント:

  • 山側からの雨水の流れ込みや土砂流入への備え(外構含む)
  • 排水経路・側溝の状態と家屋への影響範囲
  • 基礎周りの通気性・湿気こもり(沿岸部特有の湿害も考慮)

一口に「検査」といっても、広島県内では地域によって見るべきリスクが異なります。

だからこそ、地域性を踏まえた診断ができる専門業者の検査が重要です。

当社では、

  • 必要に応じた耐震診断・床下点検・シロアリ調査
  • 改修・補強が必要な箇所へのアドバイス

を行い、安心できる暮らしの実現をサポートしています。

当社では、広島県内での住宅検査・耐震診断・床下点検に多数の実績があります。

地域特有のリスク(土砂災害、排水不良、湿害など)を踏まえた診断を行っていますので、

  • 住宅の弱点を災害前に把握したい
  • 購入予定の物件に不安がある

という方も、安心してご相談いただけます。

災害はいつ起きるか分かりません。

だからこそ、「今の家が災害にどれだけ耐えられるのか」を知ることが、

家族の安全と資産を守る第一歩です。

不安を減らすためにも、一度専門家の住宅検査を検討してみませんか?

【 建物状況調査 】2階の床が沈む?傾きの原因は“下階の構造”かもしれません

中古住宅や既存住宅のインスペクション( 建物状況調査 )を行っていると、「床の傾き」や「沈み」による不具合をよく目にします。
今回は、広島の住宅で実際にあった調査事例をもとに、デジタル水平器を使って床の傾きを確認した結果や、建物の間取りが傾きに与える影響についても解説します。

床や建物が傾いているかどうかを判断するには、“どの程度の傾きが許容範囲か”を知っておくことが重要です。

一般的な目安としては、以下のようにされています:

  • 3/1000(3mm/m)以上の傾き:人が体感する可能性あり
  • 6/1000(6mm/m)以上の傾き:実生活に支障が出る可能性あり
  • 10/1000(10mm/m)以上の傾き:建物の不同沈下を疑うレベル

つまり、1mの距離で6mm以上の高さ差があれば「傾いている」と判断されやすい基準となります。

もしお部屋の床にビー玉を置いたらどうなるか想像してみてください。

  • まったく動かなければ問題なし(~3mm/m)
  • ゆっくり転がるとちょっと傾いてるかも(3〜6mm/m)
  • どんどん転がっていったら、かなり傾いています(6mm/m以上)

つまり、人が「ん?なんか斜めかも?」と感じる程度でも、実は6mm/mを超える傾きが出ていることもあります

これを放っておくと、建物の構造部分が傷んでいたり、地盤が下がってきているケースもあるので注意が必要です。

デジタル水平器は、0.1度単位の傾きやmm/m(ミリパーメートル)での表示が可能で、床や柱の傾きを可視化できます。

代表的な表示モード:

  • 【°(度)表示】:例)1.2° → かなり傾いている
  • 【mm/m表示】:例)6.0mm/m → 水平1mで6mmの高低差
  • 【%表示】:勾配の割合(外構や屋根でよく使います)

今回は「mm/m」で確認しており、目に見えないレベルでも沈みや傾きの傾向を数値で把握できるのが大きな利点です。

この物件では、床の傾きを調べるためにデジタル水平器を使用しました。

まず和室。ここでは畳が中央部分でかなり劣化しており、沈み込みが強かったため、正確な計測が難しい状態でした。

そのため、一箇所で判断するのではなく、部屋の四隅や縁側付近など複数箇所に分けて計測

こうすることで、床の全体的な傾き傾向を把握することができました。

🛠 ポイント

畳の上での測定は沈み込みによる誤差が出やすいため、畳の端や下地のしっかりした場所を選ぶのが基本です。

洋室側では、畳の問題はないものの、床のあちこちで沈みや浮き上がりが見られ、波打ったような状態でした。

特に部屋の中央付近に顕著な沈み込みがあり、見た目では気づきにくいものの、歩いたときに足裏で違和感が出るような状態。

デジタル水平器で複数点をチェックすると、部屋の外周と比べて中央部分が4〜6mm沈んでいる箇所が確認できました。

今回注目すべきだったのは、沈みが出ていた洋室の下階が「和室」であり、真下に壁や間仕切りがほとんどない構造だったことです。

床の沈みは、直下に支持構造がない空間によく見られます。

特に築年数が経っている建物では、梁や根太のたわみや劣化も進行しており、構造的な“空白部分”が弱点となり、床が沈んでしまうケースがあります。

今回のようなケースでは、1~2箇所を計測しただけでは見落としてしまう情報もあります。

デジタル水平器を使い、部屋の複数ポイントを調べることが重要です。

📝 コツ

部屋の対角線上や十字の位置関係で測ると、全体の傾向がつかみやすくなります。

床の傾きや沈みは、雨漏り・シロアリ・構造劣化のサインにもつながるため、慎重な判断が求められます。

中古住宅を購入予定の方や、すでに所有している方も、「ちょっと床が斜め?」「歩くと沈む?」といった違和感に気づいたら、構造的な原因がないか一度 インスペクション を受けることをおすすめします。

床の傾きや沈みは、見た目だけでは判断できない構造リスクを教えてくれる重要なヒントです。

床下に潜むリスク、見逃していませんか?建物状況調査の“覗き込み”と“本格点検”の違いとは

建物状況調査(インスペクション)では、床下点検口からライトで照らしてのぞき込み、目視で状態を確認する工程があります。

建物状況調査 床下の覗き込み調査の様子

この方法は「覗き込み調査」とも呼ばれ、基礎部分や床下の構造材の状態を確認するのに有効ですが、確認できる範囲は限られています。

床下全体をくまなく見られるわけではないため、例えば以下のような場合は発見が難しいこともあります

  • 床下の奥や隅にあるシロアリ被害や湿気
  • 見えない範囲で進行している腐朽やカビ
  • 床下中央部にある動物の死骸やフン
  • 配管まわりの微細な漏水

また、無人期間が長い住宅では、ネズミやハクビシンなどの小動物が入り込んだ形跡や、スズメバチの巣ができていた事例もあります。

より詳しい調査が必要な場合は、調査員が床下に実際に潜って行う「床下点検」をご案内しています。

比較項目覗き込み調査床下点検(潜行調査)
調査方法点検口から目視調査員が実際に床下に入る
調査範囲点検口周辺の視認できる範囲床下全体(奥や隅まで確認可能)
確認精度限られる詳細に確認可能
対象通常の建物状況調査状況に応じて別途実施(追加費用)

以下のような場合には、覗き込みだけでは不十分な可能性があるため、床下点検をご検討ください。

  • シロアリ被害の有無をしっかり確認したい
  • 長期間空き家だった住宅を購入予定
  • カビ臭や床鳴り、湿気などの違和感がある
  • 調査結果をもとに補修や駆除の判断をしたい方

当社では、オプションで「床下点検(潜行調査)」にも対応しています。

調査員が実際に床下へ潜り込み、全体をくまなく目視・手触りで確認することで、見えにくいリスクも的確に把握できます。

比較項目覗き込み調査(標準)床下点検(オプション)
調査方法点検口からの目視のみ床下に潜って全体を調査
確認範囲点検口周辺の限られた視野床下全体(隅・配管まわりも)
対応内容建物状況調査の基本項目状況に応じて追加対応

他社では「覗き込みのみ」で完結する調査も多い中、当社では現場の状況に応じて柔軟に対応可能なのが強みです。

床下の状況は、暮らし始めてからでは気づきにくく、気づいた時には大きな修繕が必要になるケースもあります。

建物状況調査では、まずは覗き込みでの目視確認を行い、必要に応じて床下点検をご案内することで、将来的なトラブルの回避や安心材料としての情報提供を行っています。

床下は、普段目にしないからこそ、トラブルが進行していても気づきにくい場所です。

当社の建物状況調査では、標準の覗き込み調査に加え、必要に応じて床下に潜っての本格点検にも対応可能

「せっかく調査するなら、しっかり見てほしい」

そんな方には、プロの目と手で徹底的に確認できる当社の床下点検付きプランをおすすめします。

【建物状況調査】軒天に「クモの巣?」実は塗膜の浮きと微細なヒビ割れ

〜見逃しがちな部位も丁寧に確認しています〜

軒天 塗膜のヒビ

先日実施した建物状況調査の現場で、軒天(屋根の裏面)にて
一見「クモの巣?」のように見える箇所を発見しました。

軒天 塗膜のヒビ 拡大

よく観察し、棒などで軽く触れて確認したところ、
弾性塗料が経年劣化で浮き始め、一部に微細なヒビ(クラック)が入っている状態でした。

  • 部位: 軒天(外部天井部分)
  • 症状: 塗膜の浮き・一部ヘアークラック
  • 塗料: 弾性塗料仕上げ
  • 雨水の影響: 直接かかりにくい部位のため、今すぐの雨漏り等のリスクはなし

現状では構造的な問題や雨水侵入の心配はないと判断されましたが、今後の経過観察が必要な箇所として、施主様にはご報告させていただきました。

今回のように、軒天のヒビは非常に目立ちにくく、見逃されがちです。

塗装の浮きが“クモの巣”や“汚れ”に見えることも多く、目を凝らし、実際に触れて確認することで初めて分かることもあります。

建物状況調査では、外壁・屋根だけでなく軒天や細部まで丁寧に確認し、必要に応じて報告・記録しています。

「問題がないのになぜ報告?」と思われることもあるかもしれませんが、

“現時点で問題はない”という情報も、お客様にとっては安心材料の一つです。

小さな劣化も放置すれば将来的な補修の手間やコストに繋がります。

早めに気づいておくことで、適切なタイミングでの補修判断が可能になります。

建物状況調査は、「今、問題があるかどうか」を調べるだけでなく、

将来にわたって家を長持ちさせるための“予防的チェック”でもあります。

細かい部分にも目を配り、万が一の不具合の芽を見逃さない。

それが私たちプロのインスペクターの役目です。

中古住宅購入前、売却時、定期点検など、さまざまなシーンでご依頼いただいています。

安心・納得できる住宅取引のために、まずはお気軽にご相談ください。

建築年がわからなくても大丈夫!耐震診断はちゃんとできますよ

中古住宅の購入や売却、リフォームを検討するとき、「この家、建てられた年がよくわからない…」と悩む方は少なくありません。

そんなときでも安心してください。実は築年数が不明な住宅でも、しっかりと耐震診断や建物状況調査を受けられるんです。

この記事では、「建物状況調査 築年数」で調べている方に向けて、築年数がわからない住宅でも耐震診断が可能な理由や調査の流れ、費用、調査会社の選び方、そして売買やリフォーム時に役立つポイントまで丁寧に解説します。

不安なことは一つずつクリアにして、安心して住まい選びや資産活用を進めましょう。


建物状況調査とは、中古住宅などの現状を第三者の目でチェックする調査です。国土交通省が定めた講習を受けた建築士が行い、建物の劣化や構造上の問題点などを丁寧に確認します。

築年数に関わらず戸建て、マンション、賃貸物件も対象です。この調査は売買やリフォーム時の重要な判断材料になり、住宅の安全性や資産価値の維持に役立ちます。

中古住宅は築年数が古くなるほど、見えない部分に劣化や問題が潜んでいることがあります。

建物状況調査を実施することで、問題点を早期発見し、安心して暮らせるかどうかを判断できるのです。

売主も買主も事前に状態を把握できるため、取引トラブルの防止や適切なリフォーム計画にもつながります。

調査結果は住宅ローンや瑕疵保険の審査にも役立ちます。

はい、本当です。
建築確認済証や台帳記載事項証明書がない場合でも、調査会社は現地調査や過去の修繕履歴、周辺環境などからおおよその築年数を推定できます。

調査自体は築年数に関係なく可能で、調査結果を基に必要な補修や耐震改修の提案も行います。古い住宅や空き家の有効活用にも役立つ制度です。

国土交通省は宅地建物取引業法に基づき、既存住宅の売買時に建物状況調査の説明を義務付けています。売主や仲介業者は買主に対し調査の有無や内容を説明しなければなりません。

調査自体の実施は義務ではありませんが、説明義務があることでトラブル防止や資産価値の明確化につながります。調査結果は瑕疵保険や住宅ローンの審査にも活用されます。

耐震診断は、住宅が地震に耐えられるかどうかを専門家が評価する調査です。特に1981年以前の旧耐震基準の住宅は、現在の基準に満たない可能性があり注意が必要です。

建築士や耐震診断士が基礎や壁の配置、劣化状況などを調査し、耐震性能の評価や補強工事の必要性を判断します。自治体によっては補助金制度もあります。

【メリット】

  • 地震リスクが明確になる
  • 安心して暮らせる
  • 資産価値が向上する
  • 売買時の信頼性アップ
  • 補助金の利用可能性

【デメリット】

  • 診断費用がかかる
  • 必要に応じて補強工事が追加費用になる
  • 診断結果によっては売却が難しくなる場合も

まずは建築年や構造、過去のリフォーム履歴を確認しましょう。次に専門家に耐震診断を依頼し、基礎や壁の状態を詳しく見てもらいます。

自治体の無料診断や補助金を活用すると費用を抑えられます。診断結果をもとに補強工事やリフォーム計画を立て、地震に強い家づくりを進めましょう。

調査費用は内容や建物の規模、地域、会社によって異なります。目安としては、

  • 建物状況調査(戸建て):5万円~7万円
  • 建物状況調査(マンション):3万円~5万円
  • 耐震診断:8万円~15万円

複数社から見積もりを取ったり、自治体の補助金を利用したり、必要な調査内容を明確にすることで費用を抑えられます。

売買やリフォームと同時依頼で割引も期待できます。

調査会社は実績や資格、口コミ、料金体系を総合的にチェックしましょう。

国土交通省登録の建築士事務所や第三者認定機関の会社は信頼性が高いです。

調査内容や報告書のサンプルを事前に確認し、納得できる説明やアフターフォローがあるかも重要です。

調査結果は売買やリフォーム、保険加入、資産価値評価に活用できます。売主は状態を正確に説明でき、買主は安心して購入判断ができます。

またリフォーム計画にも役立ち、将来的なトラブル防止につながります。報告書の内容が専門的なら、調査会社にしっかり説明を求めましょう。

売主は調査実施の有無を説明する義務があり、不具合は事前に補修するとトラブル防止になります。瑕疵保険やローン審査でも調査結果が活用されます。

買主は調査結果を基に補修やリフォームの費用や内容を計画し、不明点は専門家に相談しましょう。

定期的に建物状況調査や点検をして劣化や不具合を早期発見しましょう。小さな修繕を積み重ねることで大きな修理を防げます。

耐震補強や屋根・外壁の軽量化、リフォームを計画的に行い、自治体の補助金も活用しましょう。

築年数がわからなくても、専門家の調査や診断で家の状態をしっかり把握できます。調査会社選びや費用のポイントを押さえ、調査結果を活かして安全で快適な住まいをつくりましょう。

定期的な点検やメンテナンスを欠かさず、必要な補強やリフォームを計画的に進めることが、長く安心して暮らせる家づくりのカギです。

外壁塗装って、なんのため?実はとっても大切なんです!

今日は「外壁塗装って、どうして必要なの?」というお話です。

外壁は、毎日雨や紫外線にさらされているため、年月とともにどうしても傷んできます。

外壁塗装は、そんな外壁を守る“バリア”のような役割を果たしているんです!

もし塗装が剥がれたまま放置していると…

  • 外壁にひびが入ったり
  • カビや苔が生えたり
  • 雨水が中に入り込んで建物の内部が傷んだり…

といったトラブルにつながることもあります。

だからこそ!

外壁塗装は定期的にメンテナンスすることがとっても大切なんです。

「そろそろ塗り替えかな」と思ったとき、意外と悩むのが色選び

せっかくならお家がパッと明るく見えるような色にしたいけど、

「実際に塗ってみないとイメージがつかない…」という声もよく聞きます。

そこでおすすめなのが、外壁カラーシミュレーション

自社では、お客様のお住まいの写真を使って、

ご希望の色でシミュレーションすることが可能です。

カラーシミュレーションの結果

✅ クラウド経由でリアルタイムにご確認いただけます

✅ 印刷してお渡しすることも可能です

「こんな雰囲気にしたい」「周りの家と調和する色がいい」など、

ざっくりとしたご希望でも構いません。

お気軽にご相談ください!


「外壁塗装って必要なの?」と感じていた方も、

この記事をきっかけにちょっと身近に感じていただけたら嬉しいです。

気になる方は、ぜひ一度お問い合わせくださいね!

夏こそ注意!ホームインスペクションで見つかる“見えない劣化”とは?

夏は屋外だけでなく、実は住宅内部にも大きな負担がかかる季節です。

特に床下や屋根裏といった目に見えない場所では、湿気や熱がこもりやすく、構造材の劣化や害虫被害が進行していることも珍しくありません。

「見た目はきれいな家だったのに、住み始めてからカビやシロアリが…」

そんな声を防ぐために活用されているのが、ホームインスペクション(住宅診断)です。

■ 床下の湿気とシロアリ被害

夏の床下は、湿度が80%を超えることもあり、木部が常に湿った状態になることがあります。

この状態が続くと、

  • 木材が腐朽する
  • カビが発生する
  • シロアリが活動しやすくなる

などのリスクが高まります。

実際、夏場に実施したホームインスペクションで「根太の下にシロアリが食い込んでいた」といった事例も確認されています。

夏は日差しが強く、屋根裏の温度が40〜50℃以上になることも。

その熱の影響で、断熱材がずれていたり、換気が十分でなかったりすると、室内の冷房効率が下がるだけでなく、構造体が劣化する原因にもなります。

さらに、過去の雨漏り跡や結露が原因で木部が腐っているケースも。


実際にあった点検事例

床下点検の結果、カビと腐朽菌が木部に広がっていた

→ 防湿シート+換気扇の設置で対策。

屋根裏の断熱材が落下していた

→ 冷房が効かない原因はこれ。断熱材を再配置し、屋根裏換気を強化。

雨漏り跡を発見 → 壁クロス裏にカビ発生

→ 外部板金の浮きが原因。早期対応で内装リフォームを最小限に。


▶ 点検の流れ(一例)

  1. ヒアリング(築年数や気になる点を確認)
  2. 目視・機材を用いた点検(床下・屋根裏・外壁・設備等)
  3. 報告書の作成とご説明
  4. 必要に応じてリフォームや修繕のご提案

点検は1〜2時間程度で完了。報告書付きで中古住宅購入時の安心材料にもなります。

見えない場所で進行する夏の住宅劣化は、見逃すと後々大きな費用がかかる可能性もあります。

住宅購入前・リフォーム前はもちろん、住み続ける家でも「今の状態を確認しておきたい」と思った時がベストなタイミングです。

あなたの家、夏のダメージに耐えられますか?

気になる方は、お早めにご相談ください!