気密測定(C値測定)をすると、
「どこから空気が漏れているのか」
がハッキリと分かります。
しかし実際の現場では、施主様から
- どこが漏れやすいの?
- C値が悪いとき、何を直すの?
- 職人さんはどう改善しているの?
といった質問をよくいただきます。
そこで今回は、
実際の気密測定の現場で本当に見つかる“漏気ポイント”
をプロ目線で分かりやすく解説します。
■ よくある“空気の漏れ道”4つ
気密測定で見つかる漏気ポイントは、どれも一見すると小さな隙間です。
しかし、この“わずかな隙間”が積み重なることで C値(隙間量)に大きく影響します。

① コンセント・スイッチ周り(超・定番箇所)
コンセントまわりは、壁の裏側が空洞になっているため、
わずかな隙間でも空気の通り道になりやすい場所 です。
▼主な原因
- ボックス周りの気密処理不足
- 配線部分の隙間
- パッキン未施工
▼改善方法
- 気密ボックスの使用
- 専用パッキンの増し貼り
- 配線穴のウレタン・コーキング処理
小さいようで大きい。
ここを丁寧に処理するかどうかで気密性能は大きく変わります。

② サッシ(窓枠)まわり
家の中で最も外気に近い部分のひとつ、窓。
ここは 施工の丁寧さがそのまま気密性能に出る場所 です。
▼漏れの原因
- 取付時の気密テープの貼り忘れ・甘さ
- ウレタン充填の不足
- サッシ周りの隙間残し
▼改善方法
- テープの貼り直し
- ウレタンフォームの再充填
- 内外の両側から隙間チェック
「窓まわり=気密性能が一番出る場所」
と言われるほど重要です。

③ 配管・ダクトの貫通部(C値に直結)
エアコン、換気扇、キッチン、トイレの配管など、
外へ貫通する部分はどうしても穴を開ける必要があります。
ここに3mmの隙間があるだけで、C値は確実に悪化します。
▼よくある漏気ポイント
- 断熱材と配管との間
- テープの貼り忘れ
- ウレタン不足
▼改善方法
- ウレタンでの隙間埋め
- 貫通部のテープ補修
- 配管周りを重点的に再測定
気密測定でも 最も空気が動く場所 として必ずチェックします。

④ 普段は見えない“裏側”の施工精度
実は、気密性能の差が一番出るのは
「住んでから見えない部分」 です。
- 壁の中
- 天井裏
- 床下
- 構造の継ぎ目
こうした場所の小さな穴や隙間は、
住む人には見えませんが、C値に大きく関わります。
見えないからこそ、施工の丁寧さがモロに出る場所です。
■ 最後に
「家は、完成したら見えなくなる部分こそ大切」
これは私たちが気密測定を行う理由であり、家づくりでずっと大切にしている考え方です。
断熱材も、配管も、壁の向こう側の処理も、住んでからはほとんど見えません。
でも、そこに手を抜かず、丁寧に施工し、その品質を測定で“見える形”にする。
その積み重ねこそが、10年先・20年先の快適さにつながる
と私たちは信じています。
気密測定や住宅性能について気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。















