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既存住宅の「既存」ってなに?~フラット35の話に出てくる“言葉の意味”、ちゃんと知っておこう~

住宅ローンの検討中に出てくる「既存住宅」という言葉。

なんとなく「中古住宅」と同じ意味に聞こえますが、実は制度上では少し違った扱いになります。

広島で住宅のプロとして50年以上住まいを支えてきた住宅ケンコウ社が、現場目線でわかりやすく解説します!


「既存住宅(きそんじゅうたく)」とは、すでに建築確認を経て完成している住宅のこと。

一度でも誰かが住んだ家はもちろん、新築で誰も住んでいなくても「既存」とされるケースがあります。

特にフラット35などの住宅ローン制度では、この「既存かどうか」が大事な分かれ道になるんです。

キャラクターセリフ「えっ?新築なのに既存っていわれた!」

→ 実は建築確認済証の交付日が判断基準になっている可能性があります。


普段の会話では「中古住宅」という言い方が一般的ですが、制度上は「既存住宅」という表現が使われます。

たとえば…

  • 一度も住んでいない新築住宅でも、完成後しばらく経っていれば「既存」扱い
  • 築浅でも、フラット35を使うなら「適合証明」が必要

つまり、「見た目が新しい=新築」ではなく、制度上の定義で「既存」かどうかが決まるのです。

▶過去の関連記事

「新築」っていつまで?~定義・未入居物件との違いを解説~


「既存住宅」にフラット35を使うには、国が定めた技術基準を満たしていることを第三者機関の検査で確認する必要があります。

その証明が「適合証明書」です。

キャラクターセリフ「検査に通らなかったらローンも無理なの?」

→ ご安心ください。フラット35は使えなくても、民間の住宅ローンは使えるケースが多いです!


当社では、フラット35の適合証明を取得するための検査業務を行っています。

住宅の状況に応じて、必要な検査や改善点のアドバイスも可能です。

「この家、フラット35に使えるのかな?」

「検査ってどこに頼めばいいの?」

そんなときは、ぜひ住宅ケンコウ社までご相談ください。

広島県全域に対応し、リフォーム・防蟻・気密測定など、住宅全体を見てきたからこそできる、“実情に合ったご提案”をさせていただきます。


●まとめ

  • 「既存住宅」とは、すでに完成している住宅(新築とは区別されることも)
  • 制度上では、見た目が新しくても「既存」扱いになる場合あり
  • フラット35を使うには「適合証明」が必要
  • 住宅ケンコウ社では適合証明のための検査に対応
  • フラット35が使えなくても、他の住宅ローンで対応可能なことも!

築30年超の実家、大丈夫?古くなった家の点検ポイントと劣化のサイン

久しぶりに実家に帰ったんです。

築30年以上の木造住宅で、僕が子どもの頃からずっと変わらずそこにある家。

でも、なんというか──

最近ちょっと気になることが増えてきました。

あれ?床が…鳴る?

リビングの床を歩いたとき、「ミシッ」って音がしたんですよ。

昔はそんなことなかった気がするけど、年数も年数だし仕方ないのかな、と思いつつ、

「これって放っておいて大丈夫なんかな?」と、ちょっとモヤっと。

押し入れの奥の壁に、少しシミっぽいものも見つけてしまったりして…。

「これ、もしかして雨漏り?」っていう、素人目でもちょっとヒヤッとするやつ。

両親は「気にするな」って言うけど

親はというと、

「まだ住めるし大丈夫よ」「昔の家はしっかりしとるけえ」

って、全然気にしてない様子。

でも、地震も増えてるし、最近はゲリラ豪雨とかも多いし…。

心配性かもしれんけど、“何かあってからじゃ遅い”って思う自分もいる。

僕の仕事柄、余計に不安になる理由

僕は普段、住宅の点検やシロアリの調査、耐震診断なんかに関わる仕事をしています。

だからこそ余計に思うんです。

「古い家って、見た目以上に中身が傷んでることがある」ってことを。

壁の中の柱が腐ってたり、床下が湿気だらけだったり、

「うちは大丈夫よ」って言ってた家が、実は…ってケース、ほんとに多い。

点検=不安を減らすための“保険”

点検って、壊れてからやるものじゃなくて、

壊れる前に「大丈夫かどうか」を確認するためのもの。

特に築20年を超えてきた家は、

  • シロアリ被害
  • 雨漏り・腐食
  • 耐震性の低下

など、「今は大丈夫でも、もうそろそろ」が意外と多い。

実家って、思ったより“責任”がのしかかってくる存在

もし将来、実家を相続することになったとき──

「住める状態なのか?」

「誰かに貸せるのか?売れるのか?」

そんな現実的な問題にも関わってきます。

だから、親が元気な今のうちに

「ちょっと家の健康診断でもしとこうか」

って話をしておくのが、実はすごく大事。

さいごに

実家の床がミシッと鳴った、その小さな違和感。

あの瞬間に、「この家、これからもずっと大丈夫なんかな?」って思ったのが、きっかけでした。

大ごとになる前に、家の状態をチェックしておく。

それだけで、将来の安心は大きく変わってくると思います。